Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②     


こんばんは!14日(火)は、北日本や北陸では雪の降る所が多く、

雷を伴ったりふぶく所もある見込みです。
東日本から西日本の太平洋側は概ね晴れますが、
関東甲信の山沿いや東海から近畿の太平洋側では所によりにわか雪があるでしょう。
西日本の日本海側は雲が広がりやすく、
近畿の日本海側から山陰では朝晩を中心に雪や雨が降る見込みです。
南西諸島は雲が広がり、所によりにわか雨があるでしょう。

光あふれる森
秋だけの
 沢沿いの道
険しい岩場
黄金色の世界

            秋だけの沢ルートをゆく  
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             越後山脈 巻機山

〇登山ガイド 松原美成子さん

埼玉県出身の松原美成子さん。
結婚を機に群馬県に移住。
自然の素晴らしさに魅了され、8年前登山ガイドになりました。

*撮影:10月上旬

前回は割引沢に到着までの紹介でした。
今回は沢登りの装備と歩き方をガイドの松原さんに
教えていただくところから始めます。

<山旅スタイル>
 沢登りの整備と歩き方

沢登りに適した装備と歩き方について教えてもらいま~す。

〇装備

「まずはヘルメットで~す。
 ここは整備された登山道ではありませんので、
 ヘルメットを着用する義務があります」

〇アプローチシューズ

松原さんおすすめの靴は岩場で使う人も増えているアプローチシューズ。

「この靴は~とても軽くて~、靴底がとても柔らかく作られています。
 靴底にはブロック状の凹凸が付いているので~岩を掴みやすくて、
 摩擦を得て滑りにくくなっています」

〇軽い・靴底が柔らかい
 ブロック状の凹凸で滑りにくい

〇歩き方

「続いて歩き方です。
 平らな岩は踵(かかと)から歩いてしまうと滑って大変危険です」
 
     ×
〇かかとに頼ると滑る

「踵ではなくて足裏全体で岩を掴むように歩いて行きます」

     〇
〇足の裏 全体で岩をつかむように歩く

〇三点支持

岩を登る時は両手両足のうち、三点で体を支え、
小さな凹凸に爪先をしっかり掛けます。

〇コケが付いた石に注意

また水際では苔が付いて黒っぽくなっている石に
足を取られないように気をつけましょう。

「ではここから出発します」

はい。

「頑張りましょう」

いよいよこの季節しか登れない沢へ。

「滑らないように注意で~す」

大きな岩の端ギリギリを周り込んで行く。
ふ~。

うわっ、鬱蒼としてる。

すみませ~ん、松原さ~ん。

「はい」

ここってほんとに登山道?

「そうなんです。
 ここ登山道なんですね~。
 凄いですよね~?
 ここはねあんまり人が入ってないので~、
 こんだけね植物がね茂っちゃってるんですけど~。
 赤いペンキがね、登山道の印なので~見落とさないように行きましょ~う」

分かりました。

今度は凄い岩場。
水が滲(し)み出てる。

「ここ滑るんで気をつけてくださいね~。
 そ~そ~そ~うん、はい」

登り始めて2時間、最初の絶景ポイントへ。

「こちらご覧くださ~い。
 このルートの見どころの一つ、アイガメの滝です~」

〇アイガメの滝

「落差40mあるんですね~。
 大迫力ですよね~」

巨大な一枚岩を流れ落ちるアイガメの滝。

〇アイガメ
 藍 甕

滝壺が藍染めの染料を注いだ甕のように見えることから名付けられたといいます。
それにしても滝が流れ落ちる一枚岩、巨大ですよね~。

「足元を見ると~、ちょっと白っぽい岩をしてるんですけど~、
 これ花崗岩という岩なんですね~」

〇花こう岩

「で、この巻機山を含む~越後山脈は~
 大昔、隆起をして出来た山なんですけども~、
 多くはこの花崗岩で覆われてるんですね~」

隆起した後、大量の雨や雪で表面の岩肌が削られ
巨大な花崗岩の塊が姿を現したんです。

「ちょっとこちら見てください。
 面白いものがありましたよ~。
 何か穴になってますよね~?
 これっポットホールっていうんですね~」

〇ポットホール

「元々は~、ちっちゃなね~窪みだったと思うんですけど~、
 こういった石がですね~水の流れによってグルグルグルグル周りを削って、
 このように穴が出来たんですね~。
 こういった一枚岩の所に~、こういう穴が開いていたら、
 そのポットホールの可能性があるので~、
 探してみながらね~歩くのも楽しいですね~」

秋の一時期にしか踏み入ることが出来ない巻機山の沢登りルート。

自然の雄大さを体感しつつ、さらに上を目指します。

「凄い水飛沫(みずしぶき)ですね~。
 いやぁ大迫力~」

ここで山旅スケッチ。

今回はポットホールがあります所までの紹介までと致します。
次回は巻機山の自然の恵みの紹介から始めます。





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