日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/02/13 00:31:51
こんばんは!13日(月)は北に非音では雪か雨、
東日本から西日本は広い範囲で雨となるでしょう。
九州では雷を伴った激しい雨の降る所もある見込みです。
南西諸島は概ね晴れますが、夜は所により雨になるでしょう。
訪れるのは越後山脈にある巻機山(まきはたやま)。
秋にしか登れない沢沿いの道に挑みます。
光あふれる森
秋だけの
沢沿いの道
険しい岩場
黄金色の世界
秋だけの沢ルートをゆく
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越後山脈 巻機山
日本有数の米処、新潟県の魚沼盆地。
〇巻機山(1967m)
麓の集落を見守るように聳えるのが巻機山です。
名前の由来は機巻天女(はたまきてんにょ)の伝説。
〇機巻天女
山で機織りをしていた天女を村の守り神として祀ったとされています。
〇JR六日町駅から車で40分
JRの六日町駅から車で40分。
登山口でガイドの方と待ち合わせ。
おはようございます。
〇登山ガイド 松原美成子さん
「おはようございま~す。
ガイドの松原で~す。
よろしくお願いしま~す」
お願いします。
埼玉県出身の松原美成子(まつばらみなこ)さん。
結婚を機に群馬県に移住。
〇松原さん
自然の素晴らしさに魅了され、8年前登山ガイドになりました。
「今回は割引沢(われめきざわ)から巻機山を目指します。
この辺りは、え~豪雪地帯で知られていて~、
割引沢は~雪の消える9月の中旬から~、
10月の下旬頃までしか登ることが出来ない。
たった1カ月半しか登ることが出来ない特別なルートになります。
いつもと違った~新たな巻機山を見られると思います」
巻機山への登山ルートは井戸(いど)尾根を往復するのが一般的です。
今回はその北側にある割引沢とヌクビ沢(ざわ)を辿(たど)ります。
まずは森を抜け、割引沢へ。
沢沿いには険しい岩場と幾つもの滝が。
続いてヌクビ沢へ。
凍ルート最大の見どころ、布干岩(ぬのほしいわ)が待ち受けます。
稜線に出たら近くの割引沢へ。
その後紅葉を楽しみながら、巻機山の頂を目指します。
往復9時間半の日帰り。
沢登りの技術と体力が求められる上級者向けのコースです。
*下山は井戸尾根ルートで
*撮影:10月上旬
朝7時出発
「え~、ここがですね分岐になります。
はい、え~こちらがですね~一般的なルートで、
え~、井戸尾根コースというのがあります」
〇右 井戸尾根
「で、今日はですね割引沢に行きますので、私達はこちらに向かいま~す」
〇左 割引沢
「ただこのコースはですね上級者向けのコースになりますので。
え~、充分な技術と、お~体力、技術が求められるコースになりま~す」
頑張りま~す。
先ずは沢を目指し森の中を進む。
「何か清々しいですね~」
紅葉が見られるって聞いてたんですけど~、まだみたいですね~。
「この巻機山は標高差があるので~、
え~、紅葉のね進み具合が違うんですね~。
大体1カ月程位ね、紅葉が楽しめると思います」
じゃあ上の方まで行けば紅葉に出会えるかも。
「立派な木ですね~」
〇ミズナラ
水楢
「これはミズナラという木ですね~。
この辺りは沢に近いので~、まぁあまり森林としてはね、
発達してないんですけれども~。
一本一本しっかりとしたね木が生えています」
確かに存在感ありますね~。
「ちょっと右手をご覧ください。
小さな緑の実が付いています」
〇アブラチャン
「アブラチャンという木なんですね~」
アブラチャン?あのチコちゃんとかのちゃんですか?
「はい、❝何とかちゃん❞の❝ちゃん❞ではないんですけども、
アブラと名前が付いているので~油分が含まれています」
〇アブラチャン
油瀝青
アブラチャンは枝や種など、木全体に油分が含まれています。
昔は薪として使ったり、油を搾り取って灯油の代わりに利用していました。
「で、この辺りはですね~ミズナラですとか~あのイタヤカエデとか~、
あ~トチノキの木なんか多いんですけども~。
沢にやっぱり近いので~、水辺を好む植物が多いですね~」
「沢が近づいてきてますね~。
凄い音がしてますね~」
30分程歩くと沢に出た。
「はい、割引沢に到着になりま~す」
〇割引沢
いよいよこの時期にしか行けない沢登りに挑戦。
割引沢は標高差1000mを超える急峻な沢です。
豪雪地帯の為、全ての雪が融けるのは秋の1カ月半程。
「この辺りはですね~冬の間は10mぐらいも雪が積もる所なので~、
ついこの間まで~ここはね大量の雪渓が残ってました。
やっと今融けて~、この登山靴で~登れるようになったんですね~」
*写真提供 小野塚勝一さん
雪が消えたばかりか。
「この沢沿いを~登って行くんですけれども大変危険な所が多いので~、
気をつけて行きたいと思いま~す」
ここで山旅スタイル。
今回は割引沢に到着した所までと致します。
次回は沢登りの装備と歩き方につきまして、
松原さんに教えていただきますところから始めます。