Nicotto Town



トルコとシリアの地震


・あの地方は、日本同様 大規模な地震の起こりやすい地域だ。


日本の小学校では、日本の地理の勉強で、山脈といっしょに火山帯の名前と位置も教えていたが、これからは 世界地理の一環として地震帯の存在を教えて行った方がいいのではないだろうか?

 中国なら四川省のあたり ユーラシア大陸ならトルコ・シリアあたりが
よくニュースで取り上げられるが、アフリカのナイル川上流?地溝帯も 時々地割れが起きている。

 そういうことを 子供のころからしっかりと習っていれば、日本企業の進出や
日本人が国際結婚や留学で各国に在留するときの 住居・居住地選びの参考になると思うが。

それとも 学問分野では まだ「地震帯」という発想がないのかな?

 私に取ったら 東北も 日本海側京都周辺も 富山湾周辺も 周期的に地震が起きて、さらにチリだけでなく 南米周辺の海域からの津波も一定の間隔で津波が日本に来るものという認識だけど。

 日本の研究者が 関東地方のかまいたちの研究から発展して竜巻のスケール(ものさし)を標準化して国際採用されている。
(日本蔑視・侮辱のハリウッドが 唯一 日本の研究者の業績を映画で(その名称だけで説明はなかったけど)素直にとりあげたくらい 標準化され使用されている科学的業績「藤田スケール」

 だから 日本の地震のスケールとか耐震基準が 当たり前のように各国で採用されたらいいのにと思う。
 さらに 耐震補強技術も。

 言葉が悪いが、トルコは(耐震基準の法令だけは日本なみに改定したらしいが)
トルコの地震は1999年も 今回も 建造物の崩れ方がほぼ一緒
 いくら古い建物が~とか言ってもね・・・

 地形学的に言って トルコなんて 断層帯をまたいで立っている国なのに
 崩れるのが前提の家に 今も昔も住み続けている・・

 内装とか付帯設備に手を付けるよりも前に まずやるべきことは耐震補強だったろうに。

・そして 予測通り 略奪・犯罪の横行



 そもそも シリア側にも甚大な被害が出ているのに、国際支援がトルコに集中していれば、いずれ そのうち シリア側から難民・略奪者が流れ込んできて
国際紛争(国境紛争)になりかねないのに。

 かといって イスラム過激派の巣窟なんぞに 日本人が救援活動に行けるわけがない
 それこそ 良くて強盗殺人の犠牲、普通に考えれば、逆恨み的反日感情が生じかねない剣呑な国・地域、それがシリアだ。

・そもそも 開明的であったトルコが、エルアドン大統領がこの10年、がんがんと右傾化・イスラム原理主義・暴力的イスラム勢力化に走っている現状では
 日本からの救援隊やNGOに日本女性を加えることすら私は反対しているのに。

 日赤の医療部隊も どうか男性ばかりで行って欲しいと痛切に願っている。

 トルコ側にとっては、援助隊に女性が含まれていたら、援助隊の安全に余計な配慮が必要になるし、表立っては迷惑だと言えないけど なんかことが起きたらほんとに困ると思っているのが本音ではなかろうか?

 それくらい トルコの現状は厳しいということを考えて、
 日本政府と日赤は 救援隊を送っているのかどうか非常に気になる。

 そして 最近では イスタンブールで活躍する日本女性が増えているらしいが、日本の大使館は 早急に彼女たちを大使館内に保護することが、トルコ側への配慮として必要だと思う。
 (日本のアホな旅行社が カッパドキアの自転車観光を企画してそれに参加した日本女性が暴行されたときの、トルコ側の痛切な思いを繰り返させてはならないのである)

・20年ほど前?に ごく普通に トルコを観光して回っていた時に、
あの頃はまだ トルコの世情は安定していて、私が日本人だとわかると
ごく普通に大地震の時の日本からの救援隊のお礼を言われてちょっと面食らったけど、
その一方で あきらかに目つきや雰囲気の違う人たちも 何気に通りを歩いている状況にびっくりした。
 「反権力側武闘派とそれを警戒する官憲側が 大衆の中に当たり前のように混じり込んで そこに悪党も同居している国!」と肌で感じたのだ。

 その後 トルコの世情が厳しくなり、エルアドン大統領も 建国の理念から遠ざかるより仕方がなかったのだろうけど、
 そんな世情のもとに起きた災害救援に 日本女性が参加するのは
 日本女性の安全のみならず トルコの不安定な世情をも刺激する迷惑行為だと思う。

・というわけで、トルコの人のメンツをつぶさぬように
 援助隊の方々は ご自分達の身の安全の確保を第一に考えて行動してほしいと思う。

 救援隊の人が少しでも傷つけられることがあれば、それはトルコの心ある人々にとって面目丸つぶれの事態と感じさせてしまうからこそ、無理をしてはいけない。
 火中に栗を投じて 迷惑をかけてはいけないのである。
トルコの人にとって面目丸つぶれの事態と 感じさせるようなことになってはいけないのだ。

トルコの人々が 今後少しでも早く 命の心配をしなくてよい状況になりますようにとと心から願っているが、
 だからこそ 援助活動が 国際紛争の火種とならぬように気を配る必要があると考える。

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2023/02/18 00:17
国際法における国家とは1933年の「国の権利及び義務に関する条約」によって

 1 恒久的住民
 2 明確な領域
 3 政府
 4 外交関係に入る能力

である。

この国家の定義を真っ向から否定しているのは クルド人である

かれらは いまだに部族主義(自分達内輪の縦断で決めたことこそすべて)という考えに従って
居住地を転々としている(もはや遊牧民ではないのに 遊牧的慣習から抜け出すことを拒否している9

そんな集団を抱えていたら どこの国でも困るよ。

 それこそ 「国境線の外に居てね はいってこないでね」としかいいようがない

でも 国境線を守らず 自国に来る外国人を勝手に気ままに襲うとなれば
国家としての外交関係を維持する為に 取り締まらざるを得ないじゃないか。

 というわけで トルコが 欧米との関係を深める中で クルド人を取り締まらざるを得ず
 その結果 クルド人から恨まれて クルド人が反トルコ政府活動として武力攻撃をしてくれば
 武力で対抗せざるを得ず

 すると 武力弾圧と欧米がトルコ政府を非難

 って無茶苦茶な論理だと思う

日本に来た クルド人だって 日本の法令順守の気持ちゼロ
 「好き勝手に 日本で働いて生活できたら それでいい、それが望み。日本国民としての義務なんて関係ない 押し付けるな 俺はクルド人だ 日本人のやり方を押し付けるのは迫害だ」としか言わない連中ばっかりではないか。

 欧米流 「国家」の概念を持たない集団と 隣り合わせになった国こそ
 ほんと迷惑してんのに
 そこを さらに ひっかきまわして 国家崩壊をくわだてて 経済利権・土地乗っ取りを企てる
欧米諸国こそが 浅ましいわ!!
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2023/02/18 00:15
(余談)
私が トルコで 悪党に後をつけられる羽目になったのは つれが、ふらふらと横丁にはいりこもうとしたからです。私は あわてて 引き戻して 安全地帯に移動しようとしたのだけど、連れが もたもたするのであとをつけられてしまった><

 海外旅行の同伴者は 自分以上に信頼できる人間と一緒でなければ、単独の方が ある意味安全だと実感しました。 念のため書き添えておきます
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2023/02/17 23:57
暴力をふるい 水・食料・住居を奪いに来る人間に対して警戒の声を上げたら、

それを「ヘイト」と非難する人間こそが糞です!

 無実の人間を 宗教裁判にかけて火あぶりにするのは キリスト教徒だけ

 そして かつての「魔女狩り」の現代版が 「ヘイト」狩りです

 いずれも お前たちの罪を なすりつけるためのスケープゴート探し と 
 お前たちの罪のなすりつけて お前たちにとっての「異教徒」を迫害する手口にすぎない!!

 そういう意味では 日本国も トルコも ずーっと 欧米から迫害され 生贄にされ続けている立場だ
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2023/02/17 23:52
(↓の続き)けっして信仰を否定するものではない。

だからこそ シリア難民も受け入れるし、キリスト教徒のツアーにはそれ相応のサービスもして金を稼ぐ(笑)
世間知らずっぽい女の子が 変な男達に後をつけられた状態で店に飛び込んで来たら、さりげなく店の用心棒を使って 店の外で張り込んでいる悪党をおっぱらうこともする。
(私はもともと つけられているから 信頼できそうな店に客を装って入って 悪党を撒こうとしたんだけど そいたが 店の外のはずれで 私が出てくるのを待ち構えているのを見たときは やばっと思って真剣に店主に頼んで官憲を呼ぼうと思ったら、店主の方が 私とほぼ同時に状態に気づいてさりげなく追い払ってくれたのだ。私が何も言わないうちに。私はそのさりげない配慮に感謝して 買い物をしてお礼に変えようと思ったら 思ったよりも高額商品を売っている店で 店主も 無理に買わなくていいよぅと合図してくれたので ありがたく辞去した。若き日の恥です)

だが そういう個人の善意では すまないのが 今の国際情勢
というより 火種まきちらかしては 人に尻ぬぐいを押し付ける欧米諸国だ!!

こういう 危うい状態で 「ヘイト」なんて言葉を使って 一方的にトルコを誹謗する記事をネットにのせていたら、トルコは 否応なく 反キリスト イスラム原理路線に組み込まれざるを得なくなる!!

それがわからないはずのない立場なのに、下記のは表題付きの記事を書く六辻なんて 国際政治学者ではなく、金の為に兵とを捏造して本物のヘイトを作り上げる糞野郎だ!

やるべきことは お前が そして トルコに600万人のシリア難民押し付けたEC諸国が シリア難民を引き取り EC国内で養うことでしょう!!

 日本にも トルコにも これ以上 難民を押し付けるな!

 難民を発生させているお欧米で諸国で責任をとってすべて引き受けろ!!

実際 出国するために親兄弟知人を踏み台西手難民になった人達だもの
新たな生活の場でも同じことをやるでしょう
 我が生き残るためには なんでもする・なんでもできる人達だけが「難民」として生き残っているのだから
  ヘイトでもなんでもなく 難民自身が語ることばが それを証明している
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2023/02/17 23:40
(↓の記事への感想と批判)

①まず 標題のつけ方がおかしい。

 あからさまな トルコ人及びトルコ政府への誹謗中傷タイトルだ

②記事の主内容は、「2011年以後 欧米から押し付けられ、トルコが受け入れたシリア人難民660万人が
 震災後、トルコ人に対して 強奪・暴行、さらに各国からの救援隊への強盗行為により 救援隊員たち荷身の危険がしょうじたことにより オーストリアやドイツが救援活動を一時休止したことにより、
 トルコ人が怒っている

 エルアドン大統領は 暴行強盗三昧のシリア難民と トルコ国民と 御空制力の間で苦境にたたされている」

 ということだ。

③②の事実からすると 批難されるべきは、伝統的にモスクを抱えつつ 非宗教路線を掲げていたトルコとしては、イスラム同胞のシリア難民を助けざるを得ず(相互扶助がイスラムの基本)、さらにEC各国との友好を保つためにも 欧米からのシリア難民の押し付けにNOといいがたい、そういう イスラム的信条を持つトルコに 欧米が 身勝手にも 自分達がシリアに混乱をもたらしながら その結果発生した難民をすべてトルコに背負わせてきたことである。

 それがあるからこそ、私はこれまで エルアドン大統領に失望しつつも その置かれた立場上やむおえない選択を積み重ねているトルコ政府への批判を私は一切してこなかった。

 そして 今回の地震でも シリア難民問題とトルコ復興が抱き合わせで 一気にトルコがイスラム至上主義に走らざるを得ないことにならぬように 本当に心から心配している。

 なぜなら 日本人が なんやかんや言っても 葬式は仏式であるように 先祖伝来の宗教的信条というのは 払拭しがたいものであるからだ。 主体的に経典を学ばず 経費節約のために葬祭を簡略化しても
100均で数珠が売られているのは ・・まぁ そういうことです。 寺の数は減っても まだ大きな寺に行けばそれなりに皆手を合わせるのと同じで。 そうしないと気持ち悪い 落ち着かない

 トルコの人々だって同じでしょう。究極の選択をせまられれば キリスト教ではなく イスラムをとるでしょう。

 トルコの世俗主義(アタチュルク主義)というのは、宗教指導者に支配されえるのではなく 国民一人一人が自分の頭で考えて生きていきましょう、信仰も政治も生活も ということであって(↑へ続く)
 

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2023/02/17 23:25
(↓の続き)
 こうした背景のもと、エルドアン政権はトルコ・ナショナリズムを鼓舞しながらも極右の取り締まりに着手せざるを得なくなっている。

2月12日、トルコの検察当局は極右政党「勝利」党首であるU.ヨズダー議員に対する調査を開始した。確たる証拠もないままにシリア人を盗っ人と決めつける発言をしたことが問題視されたのだ。

 もともとヨズダーはヨーロッパ極右の影響を受け、それ以前からシリア難民を受け入れたエルドアン政権を批判する急先鋒として台頭していた。エルドアン政権がシリア難民の強制送還に着手したのは、ヨズダーら極右の台頭を受け、その支持者の政権批判を和らげるためだったと見られる。

 その意味で、大地震はエルドアン政権にとって、政敵を取り締まるきっかけになったともいえる。

 共通の苦難に直面しても争いが絶えないことはコロナ禍に直面した各国でみられた現象だ。大災害に見舞われた国でもそれは同じで、大地震の裏で広がるトルコの政争と憎悪はこれを象徴する。そのなかで最も苦しむのが、最底辺の人々であることもまた国を問わず同じといえるだろう。
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2023/02/17 23:24
(↓の続き)

 略奪にかかわり、暴行される者にはトルコ人も多く、エルジャン教授の主張は露骨なヘイトメッセージだが、6万以上の「いいね」がついただけでなく、今も削除されていない。

 こうして広がる反シリア感情により、今でもTwitterなどのSNSには「盗っ人のほとんどはシリア難民」といった書き込みが目立つだけでなく、「薬を持っていたら‘盗んだのだろう’と言われて集団で暴行された」「自分たちは盗っ人じゃない」といった、トルコに暮らすシリア人の叫びが溢れている。

大地震以前からの確執
 シリア難民に対するヘイトの拡散は、地震発生以前からの延長線上にある問題だ。

 2011年からの内戦を逃れたシリア難民は660万人以上とみられるが、そのうち360万人は隣国トルコが受け入れている。

 2014年に大挙してヨーロッパにまで押し寄せたことで、シリア難民の問題は一躍関心を集めた。しかし、それはヨーロッパで外国人排斥を叫ぶ極右の台頭をそれまで以上に後押しした結果、ヨーロッパ各国は経済協力と引き換えにトルコにシリア難民の一部を移送した。

 これもあってトルコはシリア難民の最大の保護国になってきたのだ。

 ところが、トルコ政府は昨年、100万人以上の難民を強制的にシリアに送り返す方針を打ち出した。コロナ禍で経済が減速するなか、難民受け入れを見直すべきという声が強くなった結果だった。

 いわばもともと政治問題化していた難民の取り扱いが、大地震をきっかけに噴出したといえる。避難所になっていたモスクから追い出されたシリア人女性はイギリスメディアの取材に対して、「モスクはトルコ人優先だと言われた…彼らは私たちを憎んでいる」。

極右の取り締まり
 トルコ政府にとって、大地震への対応に加えて、沸き起こるシリア人へのヘイトは頭の痛い問題だ。

 トルコのエルドアン大統領はこれまで、少数民族クルド人を弾圧するなど強権的な統治を推し進めるのと並行して、トルコ・ナショナリズムを鼓舞してきた。その意味では大地震をきっかけに沸き起こる排外主義にも通じるところがある。

 その一方で、シリア人ヘイトを野放しにすれば欧米からの不興をこれまで以上に買うだけでなく、治安の悪化によって一般トルコ人の政権批判をも招きかねない。

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2023/02/17 23:22
大地震後トルコで広がる外国人ヘイトと暴力――標的にされるシリア難民
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20230217-00337588
六辻彰二国際政治学者
2/17(金) 8:30

大地震が発生した後、トルコでは略奪だけでなく「シリア人が犯人」と決めつける論調も広がっている。
シリア難民を毛嫌いする極右勢力のヘイトメッセージは、シリア人への暴行やリンチをも増やした。
この問題は以前からの政治対立を背景にしており、未曾有の災害に直面するトルコにとって大きな課題となっている。
 大災害に見舞われたときにマイノリティが「魔女狩り」の標的にされることは珍しくない。2月6日に大地震が発生した後、トルコで広がるシリア難民への憎悪と襲撃は、国際的な救助活動の妨げにもなりかねない。

救助活動を妨げる暴力
 トルコ南部ハタイに派遣されていたオーストリア軍とドイツの連邦技術支援隊は2月11日、被災地での救助活動を一時停止した。現地の治安悪化が理由だった。

 ハタイに限らずトルコ各地では援助物資や商業施設、さらに一般住宅などを狙った略奪が横行しているだけでなく、「盗っ人」へのリンチや拷問も相次いで報告されている。

 TwitterをはじめSNSにはこうした動画が次々とアップされているが、「盗っ人」とみなされた者が群衆に暴行されて流血するなど、あまりに凄惨で生々しい映像が多く、次々と削除されるイタチごっこが続いている。

 トルコ政府は当初、略奪そのものを否定し、救助活動を一時停止したオーストリアやドイツを批判していた。

 しかし、略奪が数多く報告され、「政府が市民を保護できていない」という不満が噴出するなか、トルコ政府もこれを無視できなくなった。

 その結果、2月12日には略奪の容疑で64人を逮捕するなど、トルコ当局も取り締まりを強化している。

沸き起こるヘイト
 治安が悪化するなか、とりわけ「盗っ人」とみなされやすいのが、シリアやアフガニスタンからの難民だ。

 その一つの引き金になったのは、イスタンブール技術大学のO.A.エルジャン教授が2月8日、Twitter上で「シリア人が被災地の支配者になっている」と述べ、ハタイなどシリア難民の集中している土地が「国家安全保障の問題を引き起こしている」と主張したことだった
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2023/02/13 21:36
トルコ大地震1週間で死者3万3000人超 建設業者134人に逮捕状も
2/13(月) 16:27配信 TBS
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b39e83842e0808d32c9931e2565c906b48623b

トルコ・シリアを襲った大地震の発生からきょうで1週間、犠牲者は両国あわせて3万3000人以上に上っています。こうしたなか、崩壊した建物の建設業者が身柄を拘束されるなど責任追及の動きも出てきています。

がれきの中から6日ぶりに救出された男の子。中米・エルサルバドルから駆けつけた救助隊により助け出され、一緒に救出された女性とともに病院に搬送されました。2人の命に別状はなかったということです。

6日に発生した大地震から1週間。これまでにトルコで2万9600人以上、隣国シリアでは3500人以上が死亡しています。生存者発見は時間との闘いになっていて、文字通り命がけの救助活動が続いています。

突然がれきが崩れ落ち、救助隊員も巻き込まれます。隊員は幸い無事でしたが、時間の経過に加え、道路も寸断されるなどしていて、けが人の搬送も一筋縄ではいきません。ショベルカーに担架を吊るす様子もみられました。

現地では治安の悪化も懸念されていて、国営メディアによりますと、略奪の疑いで少なくとも64人を逮捕、軍も出動して警戒にあたっています。

一方、崩壊した建物についての責任を追及する動きも出ています。

12日のイスタンブール空港で当局に拘束される1人の男。ロイター通信によりますと、男はトルコ南部で倒壊した建物の建築請負業者で、妻と共に出国しようとしていたところを拘束されました。10日にも、集合住宅の建設請負業者の男が空港で出国しようとした際、拘束されています。

地元メディアによりますと、倒壊した建物の責任者134人に逮捕状が出されているということです。

もともと地震が多いトルコでは、耐震基準が度々、改正されていますが、イギリスBBCは専門家の話として、「今回の地震は確かに強かったが、耐震基準にのっとって適切に建てられていれば倒壊しなかったはずだ」と指摘しています。



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