日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/02/04 00:27:15
こんばんは!4日(土)は、北海道の日本海側では所により雪が降るでしょう。
東北や北陸は雪や雨が降り、雷を伴う所もある見込みです。
北海道や東日本の太平洋側は概ね晴れますが、
午前中は関東では雲が広がるでしょう。
西日本は晴れる所が多いものの、近畿の日本海側から山陰では
所によりにわか雨やにわか雪があり、雷を伴う所もありそうです。
南西諸島は雲の多い天気となって、午後は雨の降る所が多くなるでしょう。
きらめく湿原
錦に染まる山々
大地の息吹
山の魅力が満載
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くじゅう連山
*この番組は2022年1月17日に放送したものです
〇登山ガイド 西嶋功さん
山口県出身の西嶋功さん。
サラリーマン時代に大分に赴任。
くじゅう連山に惚れ込み、山麓で宿を営みながら登山ガイドをすることに。
*撮影:10月下旬
全開は法華院山荘で温泉に浸かるなど宿泊をしたところまでの紹介でした。
今回は人が守った自然についての紹介から始めます。
<山旅スケッチ>
人が守った自然
〇人が守った自然
くじゅう連山の山中に湧く法華院温泉。
その周辺には広さ53ヘクタールの湿原、坊ガツルが。
〇坊ガツル
希少な植物群の分布地として
登山口のタデ原湿原とともにラムサール条約に登録されています。
〇坊ガツル・タデ原湿原
2005年ラムサール条約登録
ここは人が手を加えることによって独自の生態系が保たれてきました。
山小屋の御主人弘蔵さんは
長年に渡って坊ガツルの自然保護活動を続けてきました。
「あの~、よく手つかずの自然とかいう言葉を聞きますけども、
そうではなくて、人間とか動物とかと関わり合いながらの自然ですね。
それで保たれた自然だと思います」
〇昭和24年撮影
坊ガツルでは昭和40年代まで牛が放牧されていました。
そして牧草の生長を促す為、毎年野焼きが行われてきました。
*映像提供:九州電力
湿原は放置しておくと森林になってしまいます。
しかし、坊ガツルは今も続く野焼きのお陰で湿原として残っているのです。
「ここに~まぁ人が入るようになってもう700年近くなりますけども、
それをですね、その頃とまぁ景観ってどんどん変わっていってるんですね。
でもその~、ずうっとまぁ一緒にここに住みながら、
何とか皆さんと一緒にこう維持をしていきたいという気持ちで今はいます」
くじゅう連山の山奥に広がる坊ガツルの自然。
そこは古くから人々の暮らしとともにあったのです。
月明かりに浮かぶくじゅうの山々。
2日目
おはようございます。
「おはようございま~す。
今日はいよいよ九州本土最高峰、中岳、久住山を目指して歩きます。
展望も良さそうなので頑張って行きましょう」
はい、頑張ります。
山肌に朝日が当たってきた。
あれっ?随分荒涼としてますね~?
「ここはあの北千里ヶ浜と呼ばれる所なんですよ。
硫黄山からのガスで~、高い木が育たない砂礫地帯になってます」
へぇ~、硫黄山のガスのせいか~。
不思議な景色が広がる北千里ヶ浜を進む。
続いては急な登り。
「岩が大きいですからね~、気をつけて行きましょう」
大きな岩がゴロゴロしている。
「よいしょっ~、ふ~」
標高をグングン上げていく。
「ふ~ふ~ふ~ふ~。
もう少し先に行くと絶景ポイントがあります。
あと少し、頑張りましょう」
絶景ポイント、頑張るぞ~。
「ひ~」
うわぁ~、綺麗な池。
「はい、火口の一つ御池(みいけ)になります」
これ、噴火口なんですか?
「はい、雨が溜まって出来た池です。
こちらの池と奥の中岳。
え~、昔から信仰の対象として、崇められてた場所です」
〇中岳
澄み切った御池とその奥に聳える中岳。
この景色に人々は古くから祈りを捧げてきたのか~。
「そちらの奥には、え~法華院の上宮(じょうぐう)もあります」
神聖な場所とされてきた御池の周りを歩かせていただく。
「はい、え~ここが、え~法華院の上宮になります」
〇法華院上宮
「御池と中岳。
昔から崇められていた証(あかし)になります」
中岳に向かう。
「段差があるんで注意して行きましょう」
山頂近くは岩場の急な登り。
スタートから3時間半
「はい、1791m九州本土最高峰中岳に到着です」
今回は中岳に到着までのところまでと致します。
次回はいよいよ久住山の山頂を目指します。