Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 160 黒マスク

別になんの制約も規制もないのに、ファッションは自由なのに、黒マスクは男性的なマスク、というぽい文化ができてないだろうか。真っ黒マスクはどこか、ダーティなイメージがあるのか。少女漫画の男の子キャラは黒マスク。という事に最近気づいて、気づいてからよく見ると、やっぱり黒マスクは男性着用が多いような。
 あるスーパーマーケットでは、レジ店員に黒マスクを禁止している、とはっきり張り紙が書いてあって、「禁止する事なのか…?」と驚いた。黒い服ならなんにも責められないのに、黒いマスクだと責められる。この現代の不思議現象に驚きつつ、こうやって変な校則とか変な神罰とかできるんかな、とか文化ができる黎明期を体験しているライブ感にほくほく。のちの世で犬将軍の逸話みたいな感じで「この時代では黒マスクが激しく罰せられたのでした」みたいな歴史紹介されるんだろうかとか。考えると楽しいですよね。
 
 休日、家族でおでかけ。電車に乗っていると、名古屋の人は本当にお母さん思いの人が多く、プライオリティシートをすぐに子連れに譲ってくれるので、何度ありがとうございますと言ったことか。こんなに子連れに優しい人がいっぱいいるのか、という確率で何度も譲ってくれて民度の高さ想わされますよ。民度民度。
 そんな折、その日も子連れに席を譲ってくれた方が(女性)いたので、ありがとうございます、と礼をして座ろう、と思ったら、すかさず譲ってくれた席に割り入って座る黒マスク男性。えっ!と驚く。ちょっと様子がおかしく、知的障碍者っぽい印象も与える印象があって、超然とした男性。譲ってくれた女の人は私のほうみてどうぞ、って言ってたし、私、ありがとうございます、って言ったのに言った私座れなくて無言で座ってる男性の素早い動きに席を奪われたような気が。
 でもまぁ、私がいちいち「まぁいいんですか、ありがとうございます・・・では」とかいってトロトロ動いてたから、素早く動ける人に椅子取りゲームみたいな感じで席とられたんだ。まぁ席は別に無料だし指定席なんて無いんだから、早いもんがちといえばそうだから、全く責められない。
 ということで、え…と思ったけど席に座れず茫然と立ち続けた。素早く動けなかったからわざわざ席を譲ってくれた女性がいたのにその人に報いることもできず立ってないといけないんだ…と悲しくなっていたら、そのちょっとヤバい男性の周囲が、まるでモーセの海割りかのようにさ~~~~~~と人が左右にはけていく。まともな人が「やばい…」と感じたのか、その黒マスクの男性から離れていく。これぞできる大人のリスクヘッジ。できる大人は危険をよける。君子危うきに近寄らず。結果、満員電車にも関わらず、黒マスクの人のおかげで私だけじゃなく家族全員の席が空いて、綺麗に座れる事に。まぁなんという事でしょう。そのちょっとヤバそうな人のおかげで、結果座れる事ができたのでした。ありがとう…ちょっとヤバそうな黒マスクの人…となんとも予測不可能事態すぎる現象に遭遇し、ヤバイい黒マスクの人に感謝するのだった。にしても、まともな人は電車でヤバイ、と思った人から離れる。本当にそうしたほうがいいんだろうな、と電車の中で無差別殺傷事件とかやった人の話とか思い出す。実際、ヤバイ人に遭遇するとそう感じます。まぁ、今の今まで、電車に乗って命無事だったのは、本当に運がよかっただけなのかもしれません。色々とこういう事を体験する度、ああ車に乗りたい。車が欲しいと思う。それにしても、黒マスクの印象が日に日にどんどんダーティになっていくのが止まらない。私自身、黒っぽい手作りマスク持ってるから、黒マスク仲間にはもっと普通に頑張って欲しいと思うんだけどなぁ。




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