ついに負けた。ついにこの日がきた。まだ先かと思ってた。でももう終わった…完全敗北だ。と思った。子供の前で、この前覚えた歌を適当に「ふ～～～んんふふふふふ～ん、っていう歌あったよね」って言ったら、子供が「〇〇〇、〇〇〇だよ～」って完全に歌の歌詞覚えてた。ショックだった。私のほうがまだ記憶力いいと思ってたのに、追い越されてしまったーーーーーーーーっ！！ショックだった。子供に負けた…。歌の歌詞も暗記するの難しくなって、私はなんて老化してしまったんだろ。って悲しかった。ついにこの日がやってきたのか。と悲しかった。と同時に、子供の記憶力に頼もしいなと思ったり、歌を覚えていて歌好きなんだなとわかったりで微笑ましかった。まだ歌だけだからいいけど、これからどんどん色んな事を負けてしまうのか。最近ちょこちょこ「もう、ちゃんとしてよね」とか言われてるし。「ぼーーーーーといきてんじゃねーよーーー」って言われたし。ああ…もうどんどん追い越されてしまうのだ。うえええ。もっと親分風ふかしてえばりたかった。子供に「え？この親ってポンコツじゃね」って思われるのそろそろかもしれぬ。なんとなく、子供にだけは負けてはいけない…という変な気負いが、沸々と内にたぎる。

まけられぬ　子供にだけは　まだすこし

と、変なマウントとってしまう。好きな人にはマウントとって立派にみられたいっ！みたいな感じな気持ちです…。多分。