子供が、おもちゃの車にニコニコ顔の落書きをして、「あーとかーだよ」っていう。あーとか？うーとか、えーとか、あーとか？とちょっとわからなかった。けどすぐわかった。アートカー(art　car)と言う意味だなと思った。

　一昔前はおのれの情熱と愛情をほとばしるままに熱烈に車にペイントしたら、「痛車」とゆわれる名誉を得る人がいたけれど、最近は車に落書きしたら「アートカー」というふうに言う世の中になったんだな、と子供から勉強しました。

　近頃、傘にマジックでペイントして自作のオリジナル傘を作成したりと、子供の創作活動を見てるのが楽しいし、なんだかすごい。それに、なんらかを作るのが楽しいと思うなんて人間っぽくて凄いな～と感動。もうそういうのど～～～でもいいだろ～～～と呆れるようなところに焦点がある子供の感性に人間っていう生き物がつくづく不思議な生き物なんだなと思わされます。キャラパキというチョコレートを食べたがって買って、「しんちょうに…」と発掘作業に集中する。そういうの楽しいらしい。「お母さんにも一口ちょうだい」っておねだりする。子供の大好きな美味しいものだからもう、一ミリ角位しかおすそ分けしてくれないチョコを、おもちゃのカブトムシに「はい、お食べ」と餌付けしてたり。お母さんよりカブトムシのおもちゃのほうが、上…。と待遇に格差があるような気がしました。子供にすら虫以下の扱いを受けても、生きていく。それが人間なんだなと、人間という生き物の生き方や考え方や不思議さにやっぱりつくづく興味は尽きません。

トリアージ　虫より下と　子は見切り

うわ…切なっ。という気が、ほんとにします。きちんと意識して見栄に尽力し生きねば人間はどんどん動物以下になってしまえる生き物だと思います。