Nicotto Town



重賞展望


今週末の重賞はマイルCSと東京スポーツ杯2歳Sの2つ。

【マイルCS】3年連続阪神1600での開催。20年は34.9-23.6-33.5、21年は35.6-23.7-33.3とスローペースながら差しが決まるレースに(連覇したグランアレグリアは能力的に抜けてたとはいえ少なくとも前残りではない)。今年逃げそうなのはホウオウアマゾン、ウインカーネリアン、ベステンダンクあたり。何故かこのコースの時だけベステンダンクはハイペースで逃げることが多いけど年齢も年齢やし騎手が藤岡兄ならそんな乗り方はしてくるとも思えへんし、去年と同じようにホウオウアマゾンが逃げるならマイル戦をハイペースで逃げたことはないし今年もスローの公算が高いかなと。序盤~中盤どれくらい緩くなるかにもよるけどそれなりの決め手は必要と見て良さそう。血統では王道血統にダンチヒやサドラー、ノーザンテーストといったノーザンダンサーの血を併せ持った馬が目立つ。

ソダシはVMでは自身キャリア最速の上がり33秒4を使って完勝とマイラーとして完成の域に入ってきた感。ただその時も中盤の2Fは23.3と大きくは緩まずL3F最速と極限の決め手勝負にはなってへん。本質的には瞬発力戦は向いてへんのは間違いないし、ここ2年のような緩い流れになった時に差される心配はあるかなと。あとは昨日雨の中での競馬になったことで外差し馬場にシフトしてへんかも気になる。シュネルマイスターとサリオスの比較では前半遅かった去年のマイルCS、中盤24.0と中緩みがあった今年の安田記念でともにシュネルが先着したことから似た流れになりそうなここもシュネルを上位に取るのが自然かな(斤量差や通ったコース、体調面なんかの差はあったやろうけど)。ただサリオスは半姉サラキアが5歳秋に急激に本格化したことからもここに来て一皮剥けた可能性はあるし、シュネルが前走スプリンターズSを使ったことで変に前向きにならへんかは心配(これまでのレースぶりから恐らく前半から出して行って良さが出るタイプではないはず)。セリフォスとダノンスコーピオンの比較は難しい。ただセリフォスは前哨戦に強い中内田厩舎で上積みはどうか気になるし、ダノンスコーピオンは高いレベルの話にはなるけど、この相手でスローで差し切れるような決め手はないし、かといって速い流れを前受けする持続力や末脚の持続力への裏付けもない。こういうレースになればこの相手でもって勝ち筋が見えへん感じ。どっちも本命は打ちにくい。人気がないならダノンザキッドは押さえておきたい。前走ゲートに突進したりここ数戦噛み合わへんレースが続いてるけど地力はここでも上位。マイルならスローからロンスパ気味のレースがベストで、去年3着やったように坂のある阪神コースも合う。気性面を考えると遠征がないのも大きい。あとはスローなら安田記念は着順ほど負けてへんエアロロノア、上がりのかかる流れや重馬場ならソウルラッシュ、これも道悪ならロータスランド、最後にジャスティンカフェは毎回速い上がりは使ってるけどスローでは勝ち切れへん感じはあるから本質的にはある程度流れた方が良さそう。





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.