やばい超感動(量子論のハナシ)
- カテゴリ:勉強
- 2022/11/12 13:11:46
ちょっと二時間ほど教授と話してたんだけど興奮冷めやらずやばいやばいで、俺の頭の中整理するためにちょっと書きますね。
しかも実はこれ俺の研究テーマにかなり直結する(てか正直先端科学なら全部が直結する冗談抜きで)内容なんです。
めっちゃめちゃ簡単に書くので、特に物理化学生物興味ある人ほんと読んで欲しい、科学ってここまで来てんのかって感動するからwww
で、何処から入ろうかって話なんですが
皆さん光合成は知ってますよね??
植物のアレです、光吸収してエネルギー作るやつ。
これを人口で作ろうぜってのが人口光合成ってのなんだけど、その技術ってまだ確立されてないんですよね。
え、目の前に植物っていう実態あるのに何で?って思うかもしれないけど、これって当然なんですよ。
だって、一つのものには『一つ』の特性しかない、っていう大前提が存在してるからです。
なんのこっちゃ、やと思うので例えば電子、あれは我々の身の回りの様々なところに存在しています。(存在してるんですwww)
教科書とかネットとかの画像の通り、あれなんか『粒』っぽいですよね?
じゃあ粒なの?って問われたら半分正解で半分外れです。
実は電子ってのは粒子性と波動性の両方を持つ、と高校物理で習うんです。
でも冷静に考えたら変ですよね?
粒であり波でもあるってなに?ってなりません?(これ勿論粒が波のような運動をしている、って訳じゃないです)
まあ、後から話しますが、『見たら』電子は『粒』なんですよ。
じゃあ見る前は何やねんって思いますよね。
そうです、『見る前』は『粒』であり『波』でもあるんです。
そして人口光合成技術が確立できない理由、それはこういった電子の『二重性』、すなわち『二つの状態が重なった』ということを考えてなかったからなんです。
この『二重性』、キーワードなので覚えてください。
なんか二つの状態が重なったとかって聞いたらとあることを思い出しませんか?
小説好きな人は知ってると思います、『シュレディンガーの猫』です。
シュレディンガーの猫って『実際に見てみるまで二つの状態が同時に存在すること』って意味でとらえてる人が多いと思うんですが
これって本当は『二つの状態が重なって存在とかするわけねーだろバーカ(超意訳)』って意味で『二重性』を否定するために言われたやつなんです。
これがかの有名なアインシュタインと同じ立場の意見だったわけね。
多分これ読んでる皆さんは二重性の否定、の方がすんなり入ってくると思います。
例えば赤と黒のボールを布の袋に入れてシャッフルして、それを見ずに取り出す場合って触れた時点でそれが黒か赤か確定する、って言ってるわけですから。
二重性ってのは触れた時点では赤と黒といった二つの事象が重なってる、そして見るまでその色は確定しないって言ってるんです。
どうあがいても前者の方が正しそうに見えますよね。
ですが、今の科学では『二つの状態が重なる』。
これが真実なんです。
実際に見たわけじゃないですよ、でも『真実』、これ一言に尽きます。
じゃあその二重性を見てやろう、そう考えるのは今も昔も同じです。
でも駄目だったんです。
何故かって?
見た瞬間その事象は一方に『確定』してしまうからです。
運動する電子を『見た』らそれは粒なんです、ボールを袋から取り出して『見た』ら赤なんです、黒なんです。
この見るまで確定しない、っていうのをコペンハーゲン解釈って言ったりもします。
ここまでで何が言いたいかって、目で見たものが絶対とか、そういった領域は既に現在の科学では通り過ぎてるんです。
目で見えない、理屈では理解できないことでも結果がそうなら『事実』である、と解釈するのが今の科学全般です。
しかもこれ、二重性とか二つの状態が重なるとか、見るまで確定しないってことの原点って1961年に既にヒント的なことが出てたんですよ
二重スリット実験って言うんですけど、気になった方は調べてみてください。
こんな昔にヒントはあったってとんでもなくないですかwww
でも、その二重性示すためには『見る』以外の方法でどうにかこうにかして証明しないといけない訳ですよね。
でまあ、その証明方法がさっきも出た『結果』と、あと『数式』です。
えー、ここで皆さんに残念なお知らせです。
いまから理系に進む人は数学の知識が絶対必須になりましたwwww
物化生全部ですよ、いいですか理系に進む皆さん。
数学を勉強しましょうwwwww
何で数学っていうのは、数字も数式も嘘つかないからです。
たとえどんなに受け入れがたいことでも数字が、数式がそうだと言ったら絶対なんです。
っていうのを長々と話してきましたが、どうでしょうか。
実はノーベル物理学賞の『量子テレポーテーション』ってのはまんまこの話だったりします。
見るまで確定しないとか、知らん人からしたら目からうろこだったと思います。
古典科学ってもう限界来てるんですよね。
そこで俺は決めました。
今から数学勉強しますwwww
>例えば赤と黒のボールを布の袋に入れてシャッフルして…
↑って、まさにこのお話!!
とても奥深く面白く、でも自分の頭では追いつけない…そんな気がします(^^ゞ
これを否定する事は全て否定する事になるので大原則は
この先も変わる事はないのですが
ただ研究などによって新しい発見によるものも多いので
大原則以外の科学は変わっていくものですwww
でも、生物医学系には少々計算苦手なおバカでも人間性の残った手先の器用な奴が現場にいてほしい
「計算の速さ」じゃなくて、「緻密さ」「じっくり考えるスローな思考」が重要って
言う西成先生の講義は超わかりやすかったです