木曜日にはココアを
- カテゴリ:小説/詩
- 2022/11/12 00:27:48
仮想タウンでキラキラを集めました。
2022/11/11
集めた場所 | 個数 |
---|---|
コーデ広場 | 5 |
ペット海浜公園 | 5 |
味覚の秋にちょっと美味しい本。
青山美智子著「木曜日にはココアを」なんていかがでしょう。
川沿いの桜並木が途切れる辺り、大きな木に隠れるように佇むカフェ。
ワタル君が一人で切り盛りしているその小さなカフェに、
必ず木曜日の午後3時を過ぎたころに来店する女性は、
いつも窓際の隅の席に座って、ホットココアをオーダーするのです。
「僕の好きなその人は、ココアさんという。
ほんとうの名前は知らない。」で始まる物語は、
第一話の表題「木曜日にはココアを<Brown / Tokyo>」
から12話までの連作短編集。
目次 2話「きまじめな卵焼き<Yellow / Tokyo>」
3話「のびゆくわれら<Pink / Tokyo>」
4話「聖者の直進<Blue / Tokyo>」
5話「めぐりあい<Red / Sydney>」
6話「半世紀ロマンス<Grey / Sydney>」
7話「カウントダウン<Green / Sydney>」
8話「ラルフさんの一番良き日<Orange / Sydney>」
9話「帰ってきた魔女<Turquoise / Sydney>」
10話「あなたに出会わなければ<Black / Sydney>」
11話「トリコロールの約束<Purple /Sydney>」
12話「恋文<White / Tokyo>」
時間に余裕がない方は、気になる話だけとか、
あなたのお好きな色のお話だけを読んでみるのもいいでしょう。
それぞれが独立した物語として成り立っているので、
そんな楽しみ方ができます。
でも私は順番に読んでいくことをお勧めします。
前の物語では語られなかった裏事情ともいえる、
心温まる理由が次の物語で明らかにされたり、
当人があずかり知らぬところで、他人を勇気づけていたり、
気分を明るくしていたりする繋がりがすてきな物語です。
人生の転機って案外身近に常にあって、
何気ない一言をどうとらえるか、偶然出会った人とどうかかわるかで、
穏やかで幸せな方向へ進んでいくんだということを、
押しつけがましくなく教えられる一冊でした。
いい本を紹介してくださったBookendさん、ありがとう^^
Sydney編のどこかでショウさんを主役にした一話が作れそうな本でした^^
うとうとさんの紹介に惹かれますね
同じくです^^;
図書館で借りた本はいつも返却期日を大幅に超えてしまい、貸出禁止者リストに顔写真とともに手配書が回っているのではと恐れています><;
積読を少しずつ解消していきたいです (^^;)