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重賞展望


今週末の重賞はエリザベス女王杯、武蔵野S、デイリー杯2歳S、福島記念の4つ。2週続けての4つは多い!

【エリザベス女王杯】3年連続で阪神内回り2200での開催。同コースの宝塚記念を見るとわかりやすいけど、高速馬場・前半スロー・スパート地点遅めなど負荷の軽いレースになると前や内有利になってタフ馬場・前半ハイペース・スパート地点早めなど負荷が重くなると一気に差し決着に振れるコース。21年は少し内が荒れてきて時計のかかり始めた馬場+ハイペースで完全に差し有利、20年は高速馬場+ミドルやけど2番手以降はスローやったけど差し決着。ただこれは上位馬の力が抜けてたからそうなっただけで、この2年だけを見て阪神のエリザベス女王杯は差し有利!と考えるのは少々危険な気も。今年は先週を見る限りでは去年より馬場は軽いし出走予定馬を見ても逃げ馬はローザノワールくらい。ここ2年程極端な差し決着にはならんような気はするけどどうかな。とはいえ後半はある程度のロンスパにはなるしトップスピードが問われる条件ではないから血統で目立つのはロベルトやサドラー、ステイゴールドといったこの時期の小回り中距離戦でよく見る血。

デアリングタクトは崩れたのは距離不足+長期休養明けのVMと極端な内有利やった前走オールカマーくらいで同コースの宝塚記念も含めて好走してることからも能力上位は間違いない。ただその前走もテーオーロイヤルに先着されたのは気になるし秋華賞以来勝ち切れてへんのも事実。コーナーリングの上手な馬やないから小回りコースでは外を回す形になるはずで、今のこの馬がそれで勝てるほど抜けて強いかと言われると正直答えに窮するかなと。勿論何らかの印は打つけど本命ではないと思う。スタニングローズは先行力や器用さがあるし距離不安もない。ハイペースに巻き込まれへん限り適性は充分やと思うけど、秋華賞の前に同じ小回り2000の紫苑Sを叩いたことからも前走メイチは明らか。状態面でどこまで維持できるか。ナミュールは牝馬3冠全てで本命打ったようにこの世代の牝馬では1番評価してる馬。ただ前走で馬体は増やしてきたとはいえ春までは連戦すると馬体維持で苦労したし中3週でどうなるか。前走4コーナーで膨れたように本質的には大箱コースがベストやし距離もマイル~2000が良いように思う。ジェラルディーナは前走は内有利な馬場を活かし切ったから勝ったこと自体は評価が難しいけど、今まで出来てへんかった内をタイトに回ってくる競馬が出来たことは評価して良い。今回乗り替わりでどういう競馬をしてくるかは読めへんけど、高速馬場+ロンスパ戦の適性は高い。ウインの3頭はどれも内や前で立ち回れるタイプやから内枠が欲しいところ。馬場傾向や枠の並びを見てからになるけどマイティーとマリリンは特に面白いと思う。キートスは能力自体はちょっと落ちる印象。あとは海外馬のマジカルラグーンはサドラー系で日本の馬場は合わんと思われそうやけど同じサドラー系のワーザーが宝塚記念で好走したように直線でのトップスピードを問われる府中よりはずっと海外馬の好走確率は高い条件。タフで上がりのかかるレースになるなら押さえといた方が良いかもしれん。あとは秋天のパンサラッサやないけど騎手たちの意識が後方に向いてあまりにも舐められるならローザノワールが残るなんて可能性も0ではないかなと。





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