Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 65 万能チョコ

親切を無に帰す子供の純朴さときたら。これは健康にいいんだ~と、サトイモ蒸したまんじゅう作る。甘さ控えめでもこの季節のサトイモ美味しいんだからほらよ、と食べさせようとするけれど、灰色っぽい見た目の不格好な手作りお菓子なんて子供はまったく受け付けない。美味しいんだよ~と目の前で食べても食べてくれない。共感性がそこで発揮されない。共感性とは任意の能力なのか。
 昔、祖母が私に、「これ栄養がある!栄養があるから!」と、無理にフルーツを食べさせてくれた。だがそのフルーツがちょと熟し過ぎていて、発酵し始めている。でもそういうのが甘くて美味しいんだ~という老婆心でおばあちゃんは子供に腐りかけのフルーツ食べさせてくれる。その時の自分を、ハっと子供に健康まんじゅうこさえた時に思い出した。親孝行したいときに親はいないというけれど、お祖母ちゃんもいない。でもお祖母ちゃんの気持ちが、今子供の健康を思ってる気持ちと同じだったんだな、とようやく理解できる。理解するスピードがカタツムリ的に遅すぎて、牛さんの歩みは早いとしか思えてない。いつもライバルが虫とかそういうレベル。人間を敵対視できる日が生きてる間にくるのか私は。子供はサトイモ蒸したものにチョコレートかけたら「おいし~~~~」と言って食べた。チョコレートは凄い。大人のマヨネーズぐらいに何でもおいしいものにかえてしまうみたいだ。せっかく手作り作っても、チョコには勝てなかった。お母さんがつくる一番おいしい味、おふくろの味、ってきかれてこの子はいったい、なんて答えるのだか。「チョコ」っていいそう。いちおう作ってるのに。近頃マヨネーズ食べてないけど、マヨネーズって和洋中海山川土のなんの食材にも美味しいです。人間は、料理にドレッシングをかけて食べる。それが人間。




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