Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!24日(月)は、東北の太平洋側と西日本の太平洋側では晴れますが、

その他の地方は雲が多く、北海道と東北の日本海側、関東は雨となるでしょう。
南西諸島は曇りの見込みです。

巨木の森
雲上の楽園
雄大な稜線歩き

           巨木の森 天空の花咲く秘境へ
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              奥羽山脈 和賀岳

*この番組は2020年11月に放送したものです

〇登山ガイド 藤村岳穀さん

角館に生まれ育った藤村岳穀さんにとって
和賀岳は幼いころから父親に連れられ登って来た故郷の山。
その魅力を知ってもらおうと多くの登山者を案内しています。

*撮影:7月中旬

前回はニッコウキスゲが咲いていますお花畑に到着した所までの紹介でした。
今回はニッコウキスゲについての紹介から始めます。

〇ニッコウキスゲ

「ニッコウキスゲは付いてる蕾の数だけ咲くんですよ、うん。
 で、一日花って言われてるので、
 こういう風に咲くと一日でお花は終わっちゃいます。
 で、次これから咲くやつ。
 こっちが前に咲いてる」

満開は10日間ぐらいだそう、出会えてラッキー。

お花畑の中を行(ゆ)く。
気持ちいいな~。

あっ、ニッコウキスゲの側にはピンクの花も咲いてる。

〇イブキトラノオ

「イブキトラノオですね。
 イブキトラノオって虎の尻尾?って意味なんですけど、
 こっちのお花の方が尻尾の形を表してるんですね~」

へぇ~、フサフサ柔らかそうな尻尾。

まさに満開のお花畑。
でもどうして高山植物がこんなに咲いているんですか?

「ねっ、ここの場合は1000mぐらいしか標高は無いんですけど、
 風がね当たりも強いし、雪も沢山積もるので、
 そういう冷涼な環境がこのお花達の棲み家を守ったっていう
 感じになると思いますね」

う~ん、北国の厳しい自然だからこそのお花畑なんですね~。

〇ハクサンフウロ

あ~、紫色の可愛い花も咲いてる。

「このハクサンフウロはね、これからピークを迎えるって感じなんですが~、
 そういうお花はね入れ替わり立ち替わりどんどん咲いて行くので~、
 ほんとにね~しばらくね~お花がずうっと楽しめます」

〇オオカサモチ(白色のお花)

〇ヤマルリトラノオ(紫色のお花)

へぇ~、和賀岳って花の楽園なんですね~。

天空のお花畑に延びる登山道を進みます。

ここで山旅スタイル。

<山旅スタイル>
 ロングルート必携アイテム

まだまだ続く尾根歩き。
ガイドさんからおすすめのアイテムを紹介してもらいます。

「今回のね、え~山旅のように、え~、ロングルートを歩く時、
 特にね、え~、和賀岳のように、
 あの途中に山小屋も無く、勿論トイレも無いそういう時に、
 え~、是非ね持っていって欲しいな~って思うものが、
 こちらの、え~、レスキューシートになります」

〇レスキューシート

一見すると、ただのレジャーシートですが、この銀色の面が優れもの。
アメリカのNASAが開発した素材などを使っていて、保温性が高いんです。
色々な時に役立ちますよ。

〇朝晩の寒いとき

朝晩は夏でも冷え込みますから銀色の面を内側にして体に巻き着けましょう。

〇ビバークするとき

フェルトを使ってビバークする時。

「フェルト中にこちらのレスキューシートを体に巻き着けた状態でね、
 入っていただくととってもあったかい状態で休むことが出来るので、
 え~、そういう時にも使用をしてみてください」

〇携帯トイレを使うとき

携帯トイレを使う時、稜線上ではこうして体に巻いて用を足しましょう。

そして万が一遭難して助けを呼ぶとき。

〇救助を呼ぶとき

この銀色の面を動かしましょう。
キラキラ光って救助のヘリコプターなどが見つけやすいんです。

「こんなレスキューシートをね、え~、一枚ザックの中に忍ばせておけば、
 え~、ロングルートでもね心に余裕が生まれると思いますので
 皆さん安全登山を心掛けて山旅を楽しんでください」

今回はロングルート必携アイテムの紹介までと致します。
次回はいよいよ和賀岳山頂を目指します。





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