「台北プライベートアイ」
- カテゴリ:小説/詩
- 2022/10/23 20:50:15
面白い本を読みました。途中でやめられなくて、昨夜からずっと読んでて、今終わり。
紀 蔚然 (きうつぜん)の「台北プライベートアイ」、著者の名前がさっぱり読めなかった!!原題は、「私家偵探 PRIVATE EYE」。
台北の私立探偵のハードボイルドです。私立探偵、呉誠(ウー・チェン)の初登場大学で演劇の脚本を教えてた主人公が、うつに陥ってて、大学をやめて私立探偵になったというお話。
どこかの興信所に勤務するのではなくて、完全独立営業の個人探偵。しかも、事務所を構えた場所が台北の南東部の臥龍街、ここはお葬式関係の店が多いところで、縁起でもないんだけど、通称「死人街」。もちろん、探偵の仕事はありそうだけどね。
最初の事件は、旦那の様子がなんだかおかしい、別人になったみたいに素振りが怪しい、調べてみて。実は、娘も挙動不審で、… という依賴。
書いている本人(1954年生まれ)も大学の演劇学部の教授。賞をたくさん取ってて、最近第二作が出たようです。まだ翻訳はないらしいですけど。ストーリィは紹介できないけど、読んで損のない作品です。世界中で翻訳されてるみたいです。