Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 62 指導者みたい

子供が、ボールを持ってきて「これで遊ぶよ」というので「はいわかりました」って相手をする。庭にでて「ボールをここに蹴って」と真剣にいう。そういうときの真剣さはいつも凄い。わかったわかったと適当に蹴ると、「もうーーなんでまっすぐけらないのーーーーーここに蹴ってーーーー」と私にサッカー選手のナイスパスレベルのパスを要求する。できるバイトリーダーみたいな指導者っぷりで。無理ゆうなよと思いつつ、できるだけいいパスを出す。子供「ならよし」みたいな真剣なかおつき。しかしちょっとでもへんなとこにパスしてしまうと「もーーーーーーなんで左に蹴るのーーーー」と怒る。そんなことで真剣に怒るなよと思うけど、真剣に怒るのかわいい~~~とヘラヘラニヤニヤ笑ってしまいそうになる。だって、ボールが思ったところにこないだけでそこまで怒る?っていう怒り方するので。どんだけ生きることに真剣なんだ…と笑えてくるんですが、怒ってるときに笑うとか性格悪いことひと様にやる子になったらダメだと思って、子供が怒ってるときは必死に笑うのを抑える。「ごめんね、きちんと蹴るね」とゆっくりやると「よしっ」とばかりのご満悦っぷりにやっぱり笑いたくなる。はぁ~。怒ってるのかわいい~。怒ったらこんなかわいいのか~と思ったりして。怒らせないようにしているけれど、ボールのける方向が少しばかり悪かっただけで怒るなんて…そんだけで怒るなんて。と遊びに対する真剣さに感動する。かわいさにこんなに真剣に生きないといけないなと思うわけです。「笑ってはいけない」に出てくるギャグに笑わないぞと思ってるのに笑ってしまうのとはまた違って。あまりにも真剣な子供の前では、真剣な子供を笑ってはやっぱりいけないという過酷な試練が、お笑い芸人でもないのに母親にはふりかかるのだ。母親は、お笑い芸人やサッカー選手のキック技術を含めたいろんな職業の要素があると思うのは私だけでしょうか。馬鹿にしてるわけじゃなく、ただただ小さいのに言葉足らずなのに真剣に怒るのが、なんともかわいいんですよね。けして馬鹿にして笑ってるわけじゃないんですけど、私の超不真面目さの性格は、真剣に頑張る人の真剣さをそぐかもしれないので、気を引き締めできるだけ「もーおめえちゃんと同じくらい真剣なんだぞ~」という顔をできるだけ貼り付けてアホなことに真剣な子供の真剣さを見てる。子供と一緒のテンションではしゃげなくてワルイお母さんでごめんね、という気持ちはある。




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