日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/10/17 00:28:46
こんばんは!17日(月)は全国的に雲が多く、
西日本から東海・北陸は朝から雨が降るでしょう。
関東から北日本も昼頃から雨が降り始める見込みです。
西日本の日本海側は昼過ぎから次第に雨脚が弱まりそうです。
南西諸島は所々で雨が降るでしょう。
標高2379mの
巨大な湖
天上の稜線
奇跡の
❝白い虹❞
咲き誇る花々
❝秘密の花園❞
楽園
北アルプス 秘密の花園へ
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白馬岳 雪倉岳
〇山岳ガイド 羽山菜穂子さん
羽山菜穂子さん、エベレストにも登頂したことがあるクライマーです。
20代の時、白馬村に移住。
山岳ガイドとして活躍しています。
*撮影:8月上旬
前回は白馬岳山頂に到着したところまでの紹介でした。
今回は疲れを癒やすヨガを羽山さんに教えていただきますところから始めます。
<山旅スタイル>
疲れを癒やすヨガ
羽山さんはヨガのインストラクターもしています。
*写真提供 倉岡裕之さん
山歩きの疲れを癒やすポーズを教えてもらいましょう。
「ここのね広げた足を膝を曲げて足と足の裏を合わせます。
踵(かかと)をなるべく足の付け根に引き寄せて、
背中の下の方から仰(あお)向けになっていきます」
〇胸・おなか・股関節を広げ
ゆっくり呼吸
胸、おなか、股関節を広げ、ゆっくり呼吸。
「凄く緊張を解(ほぐ)れます。
あのおなかの調子結構ね、山で悪くなっちゃう人多いんですけど、
内臓のね動きも良くなるので、とてもいいポーズです」
「今度は足を回復する為のポーズをやってみます」
壁際で横になり足を持ち上げます。
「お尻をこう少し上げるようにして、
で、そっからこのお尻を壁に沿って下げていきます」
〇座骨を壁に
ぴったりくっつける
「お尻のこの座骨がこの壁にぴったりくっつくように入るのがポイントです」
力を抜いてリラックス。
「足のね血液の流れが反対になるので
まぁえ~、血流が良くなって疲れてる足も回復していきます」
〇血流が逆になり
足の疲れが回復
私にも出来そう、試してみよおっと。
夜、天候が回復、一面の星空。
中央には天の川。
〇天の川
おはようございま~す。
「おはようございます~。
今日はいよいよ雪倉岳ですね。
はい、まだ朝早いですけど、ゆっくり行きましょう、はい」
午前4時半、しゅっぱ~つ。
まずは御来光を拝むため、再び白馬岳へ。
「わぁ~凄い素敵な雲海ですね~。
素晴らしい」
雲海に浮かぶ神々しい光。
振り返ると信じられない光景が。
〇白い虹
「白い虹です~。
これはね珍しいんですよ。
こんなのねほんとに見られな~い」
通常の虹は太陽光が雨に反射したものですが、この白い虹は霧に反射しています。
絶景の数々を存分に味わい尽くします。
〇三国境
「ではゆっくり行きましょ~う」
昨日も通った三国境。
白馬岳と雪倉岳の分岐点です。
「目の前にドーンと見えるのが雪倉岳です」
〇雪倉岳
「❝秘密の花園❞といわれるねお花畑がいっぱい現われてくるので楽しみですね」
人気の白馬岳に対し、雪倉岳は登山者の少ない静かな山。
その奥に花の楽園が。
ん?何やら標識が。
蓮華鉱山道?
「昔この辺は亜鉛とか鉛が出ていて、
それを発掘してこれを運んでた道なんですよね」
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
翡翠を産む山・雪倉岳
雪倉岳は鉱物資源が豊富。
中には宝石も。
〇翡翠(ひすい)
翡翠です。
マヤ文明 日本
エメラルドグリーンの輝きは世界各地の文明を彩ってきました。
〇小滝川ヒスイ峡
(天然記念物指定地)
その翡翠の国内最大級の山地が雪倉岳の山麓、
3mを超える巨大な原石があちこちに。
〇翡翠の原石
それはなぜか?
実は蛇紋岩(じゃもんがん)という岩が深く関わっています。
*写真提供 フォッサマグナミュージアム
〇フォッサマグナミュージアム
学芸員 小河原孝彦さん
「翡翠はですね周りの岩石に比べると重たい。
あの密度が高いんですね。
その為、え~上がってくることが出来ません。
蛇紋岩は周りの岩石に比べると密度が軽いので
この翡翠を包んでですね地上に上がって来るということになる訳です」
〇翡翠の原石
地下深くに合った翡翠を蛇紋岩が包み込んで地表へ。
ここにも知られざる自然の営みがありました。
歩き始めて1時間半
「や~ほんといいですね~この雪と岩とこのお花のコントラストが」
ヨーロッパアルプスを思わせる素敵な風景。
進むルートに雪が残っていました。
「ここはね~、あの遅くまで雪が何時も残っている所で、
え~、幾つかトラバースして行きま~す」
滑り止めのアイゼンは?
「もう結構ね陽が当たって少し緩んでるので、
アイゼン無しで大丈夫だと思います」
「スプーンのようにね抉(えぐ)られてる所に
足をこうフラットに置くようにして滑らないように歩きます」
慎重に一歩一歩。
そして。
今回は進むルートに雪が残っている所までと致します。
次回はいよいよ雪倉岳山頂を目指します。