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クロソイ

ニコットおみくじ(2022-10-13の運勢)

おみくじ

こんにちは!九州、中国は概ね晴れ。

前線の影響で、中国と近畿から関東は曇りで、雨の所も。
北陸と東北、北海道は広く晴れる。
沖縄は雨のち曇り。

【クロソイ」 黒曽以 Sebastes schlegelii Hilgendorf,1880

           Black rockfish

☆スズキ系スズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属の魚類です。

<概要>

体長は40cm前後になります。

全体的に黒く、模様ではなく色むらのようなものがあります。

涙骨には3つの棘がありますが、外見上目立ちませんが、
棘の先端が丸みを帯びたものがあります。

眼窩(がんか)下縁には棘はありません。

[眼窩] orbit

 眼球の収まります頭蓋骨の窪みを指します。

眼の上にや頭部には細長い頭頂棘があります。

*頭頂棘(とうちょうとげ)・・・棘ではなく棒状のもの

〇漢字・学名由来

@由来・語源

 〈くろそい、函館〉「帝国博物館天産部魚類標本目録,帝国博物館」
          (石川千代松さん、松浦歓一郎さん 1897)。

 《石川千代松(いしかわちよまつ)》 
 
  1860年1月30日ー1935年1月17日

  日本の動物学者です。

  進化論を日本に紹介したことで知られています。

  1909年には、琵琶湖岸の滋賀県水産試験場の池で
  小鮎の飼育に成功しまして、全国の河川に放流する道を開きました。

 《松浦歓一郎(まつうらかんいちろう)》

  1913年 淡水産魚類(二)魚類雑誌1(2):34~35,1fig.

 田中茂穂さんも北海道の呼び名で「クロゾイ」としています。

 古い時代はソイ属でありまして、中でも黒みが強いという意味でもあります。

@ソイの由来・語源

 磯魚のことです。
 
 「いそいお」が転訛したものです。

@schlegelii

 小種名の「schlegelii」はヘルマン・シュレーゲルさんに因みます。

@ソイ属(1938年)

 古くはソイ属がありました。

 ・クロソイ:Sebastes schlegelii Hilgendorf,1880

 ・キツネメバル:Sebastes vulpes Döderlein,1884

 ・コウライキツネメバル:Sebastes ijimae(Jordan & Metz,1913)

 ・ゴマソイ:Sebastes nivosus Hilgendorf,1880

 ・シマゾイ:Sebastes trivittatus Hilgendorf,1880

 ・タケノコメバル:Sebastes oblongus Günther,1880

 ・ムラソイ:Sebastes pachycephalus pachycephalus
       Temminck and Schlegel,1843

 ・ヨロイメバル:Sebastes hubbsi(Matsubara,1937)

 ・コウライヨロイメバル:Sebastes longispinis(Matsubara,1934)

 「日本産魚類検索」(岡田彌一郎さん、松原喜代松さん 三省堂 
           初版1938)

 《岡田彌一郎》

  1892年6月24日ー1976年4月28日

  日本の動物学者です。

  学位は、理学博士(東京大学)です。

  三重県立大学教授、東海大学を歴任しました。

  *三重県立大学・・・現:三重大学

 《松原喜代松》

  1907年2月ー1968年12月12日

  理学博士です。

  日本水産学会賞(昭和28年)

  昭和17年水産高收助教授、昭和22年京都大学農学部教授。

  深海魚の新種を多く発見しまして、
  魚類の検索、分類系統学で世界的に知られています。

  ≪著書≫

   ・日本魚類図説

   ・日本産魚類検索

   ・魚類の形態と検索

〇Hilgendorf さん

Frantz Martin Hilgendorf(フランツ・ヒルゲンドルフ)

1839-1904 ドイツ 動物学者です。

お雇い外国人教師として来日をしました。
第一大学区医学校で日本で初めて博物学の講義を行いました。
魚類の採取を積極的に行いまして、魚河岸や江の島に通いました。
そして、函館等日本各地を旅行しました。

〇Schlegel さん

Hermman Schlegel(ヘルマン・シュレーゲル)

1804-1884 ドイツ 動物学者です。

テミングさんと共にシーボルトさんの持ち帰りました脊椎動物を整理しまして、
記載をします。
「Fauna Japonica」(日本動物誌)を執筆しました。

〇生息域

海水魚で水深約50~100mの岩礁域に棲息しています。

@分布

 北海道全域、青森県から長崎県の日本海、東シナ海沿岸、
 青森県から千葉県までの太平洋沿岸、瀬戸内海の兵庫県明石市周辺、
 山口県宇部市。
 駿河湾、三重県、土佐湾に分布しています。

〇生態

卵胎生(らんたいせい)です。

@卵胎生 Ovoviviparity

 動物の雌親が卵を孵化させて子を産みます繁殖形態です。

@交尾期

 北海道:10月から1月です。

@出産期

 5月下旬から6月です。

@食育期

 甲殻類や卵、大きくなりますと魚等も食します。

〇漁法

・釣り

・刺し網

〇選び方

身に張りがありまして黒いものは黒く、少ないながら模様のあるものは
くっきりとしたものを選びます。

鰓:鮮紅色のものです。

締め方で鮮度落ちの早さは変わりますが、落ちやすいものの一つです。

〇味わい

@旬

 寒い時期が味わい深いです。

@体の特徴

 鱗:あまり強くなく取りやすいです。

 皮:厚く強いです。

 骨:やや硬いです。

 透明感のあります白身で血合いはあまり綺麗ではありません。
 程よく繊維質で、身離れが良いです。

 アラからは良い出汁が出ます。
 肝、胃袋、卵巣等は美味です。

〇危険性

@リリアトレマ 扁形動物門吸虫網 Liliatrema skrjabini

 クロソイ、シマソイ、エゾメバル等の筋肉にメタセルカリア幼生が
 寄生しまして黒いゴマ状の斑紋を作ります。

 見た目が悪いですが、人体には影響が無いリリアトレマの
 最終宿主は海鳥です。

@アニサキス 袋系動物門線形動物網 

 ヘテロケイルス科アニサキス亜科の寄生が認められたことがあります。
 
 アニサキスの寄生に寄ります症状には、激症型と緩和型があります。

 ★症状

  気分が悪くなりまして、胃腸の痛み、嘔吐、
  腹部膨満感がありますが発熱はありません。

問題 クロソイを「ガブ」「ガブリンチョ」と呼ぶ地域があります。

   このような呼び方をする地域を教えてください。

1、兵庫県明石市

2、三重県大王町

3、富山県魚津市

ヒント・・・〇正解の地域

      こちらの地域での呼び方は「玉子焼」ともいいます。

      @玉子焼

       たこ焼きのルーツともいわれています正解の市を
       代表する名物です。

       ふわふわの記事の中に歯応えのあります蛸が入りました
       正解の市焼きはお出汁でいただきますのが基本です。

       正解の市内には約70軒が点在をしています。

       ☆焼き方・食し方

        小麦粉とじん粉、卵、蛸を使用しまして、
        銅板の上で焼き、四角い板の上に乗せ出汁を浸けて食します。
        
お分かりの方は数字もしくは「ガブ」や「ガブリンチョ」と呼びます
地域をよろしくお願いします。




 





 



 




  




アバター
2022/10/14 23:27
こんばんは!立山の疲労がある中、お答えとコメントをありがとうございます。
ノエママン、金曜日をお疲れ様です。
素晴らしいですね、大正解です。
なるほど~、玉子焼で分かりましたか。
はい、実は以前明石駅前の商店街の中にありますお店で食したことがあります。
そうですか、検索をして調べてくださりましたか。
やっぱり出汁のお味とフワフワ感がたまらないですね。
どうもありがとうございました。
アバター
2022/10/14 22:26
げんりんりん、ちィ~ッす♪ฅ^•ﻌ•^ฅ
花金、お疲れ様~☆彡(_´Д`)ノ~~オツカレー♪
1、兵庫県明石市☆彡(^_^)v
ヒントの玉子焼きでわかったわさ☆彡(((o(*゚▽゚*)o)))
明石焼き、美味しいよネ~♪(^_-)-☆
(でも、ちゃんと検索して調べたよ☆彡v( ̄Д ̄)v イエイ)
無理せず無茶せず体を労わりつつ、ステキな週末&良い日曜を~☆彡◡( ๑❛ᴗ❛ )◡ルン♥




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