アダムスファミリーの映画がテレビ放送していたので見た。面白かった。アニメ版やネットフィリックスで最新版が放映されるそうで、少なからぬ人がアダムスファミリーを面白いと思っているといえるのか。あんな殺人一家アダムスなのに。なぜ人気なのだか。時々ちょっとこの映画を見てる人って何？面白いって何が面白いの？って怖くなるんですけど、時々みるとやっぱ面白いと私は思います。

　奇人変人のアダムス一家、という設定ですけど、みようによっては、没落貴族の末代ストーリーともいえます。没落貴族の話ってなぜか面白いと思うのが、人間の人情みたいです。

　アダムス一家は没落貴族であると思ってあの映画を見ると、フェスタおじさんという長男が事故だかで行方不明という設定、あれもなかなかの激裏感満載の設定になってしまったりであの映画、ほんわかしたモンスターコミックみたいな皮をかぶってますが何も笑えない点がいっぱいあったりします。面白いギャグに誤魔化されてストーリーを忘れがちですが、財産狙いの事件に満ちたなんとも昼ドラや女性雑誌も顔まけのお金が絡んだ事件を中心にした物語だと言っても過言では無い気がする。なのに見終わった後はさわやか～な気持を残していくのが凄い。そ～だなんとかなるさ、ケセラセラ！とゴメスが語り掛けてきそうな爽快さがあるところがとても素敵です。あとゴメスのカッコよさとアホさのバランスがなんとも。

　あとフェスタおじさん。あの映画の主人公は、フェスタおじさんだと思う。1にも2にも出てお話を動かしているので、あの映画の主人公ってフェスタおじさんです。おじさんの声優さんの演技もさいっこうでにじみでるフェスタおじさんのアホさと人柄の良さなんかがもう最高に面白いしたまりません。フェスタおじさん幸せになれたのかしら。幸せになれたらいいですね。