大好きだからかって、かわいいからって、そういうかわいいという本人に悪いとこ全くない理由で意地悪するとかさいて～っと思ってたのに、子どもをからかってしまった。ほんとに反省。というのも、子どもがヤギに餌をあげるという事に執心したからで。えさやりできるスポットで、楽しそうに餌をあげ続ける。もう終わってくれと言ってもあげ続ける。しまいには、

「ねえねえこのやぎさんくさおいし～～～～～ていってるよ～」

って言い出す。

おいし～って言ってるんだ…！と驚く。多分「美味しそうに食べるね」って言いたいところを、言葉足らずで美味しいと言ってると動物の言葉を理解したかのように言ってしまったんだね…！と爆笑してしまった。あまりにおかしかったので、草をあげ続ける子どもに

「ヤギさん今なんて言ってる？」

と言ってみたら、子どもが微妙にしんみりしてしまった。お母さんがからかった口調だったのがわかったみたいだった。子どもというのはそういう事にとても敏感なほうらしく、お母さんほんとに反省。人の間違いをあげつらうかのような意地悪な物言いになってしまったかもしれなかった。とお母さん自分の発言を猛烈反省していた。そういう繊細な心の動きがあったみたいに見えた。言われた内容より、意地悪っぽい言い方になったらとても嫌な気持ちになるかもしれない。子どもはいつも優しい言い方を重要視する。「もう！お母さん優しいいいかた！」と最近叱られるしな。としんみりした子どもがあまりに不憫になったのでお母さんおろおろしてしまったら、

「……………おいしいって言ってる」

と言ったあとに

「…かもね！」

って言ってた。なんか感動するんですじ～～～んって。こういう時。