社会の一断面
- カテゴリ:日記
- 2022/09/28 18:06:59
今や世間はカード決済、アプリ決済であります
現金? そんなバッチイもの触ったら伝染っちゃうでしょ!
2年前頃の話
管理費、修繕積立金、電気、水道、ガス、DAZN、NETFLIX、アマプラ
U-NEXT、Youtubeプレミアム、その他もろもろ
すべてカード決済です
ふいに気付きました。あ、新聞代は毎月集金の方に直に接してお渡ししている
時代の潮流には逆らえない
そんな頃の25日(集金日)、訪れた集金の方にその旨をお話しました
良かれと思って、お互いに手間を省こうとして、それが最善の方法だと思って
いつも笑顔の彼女の表情が一瞬曇ったようにみえました
顧客の要望に応えようとしながらも
おもわず漏れた小声が私の耳にカスカに届きました
『私の仕事がなくなっちゃう』
即、前言撤回!
申し訳ありません!
ええ、今まで通りでお願いします!
今後とも宜しくお願いします!
末永くお付き合いください!
そうか。浅はかだった自分。人は手間を通して生きる糧を得るんだ
とはいえ、このコロナ渦、私は一計を案じました
よく銀行に置いてある、丁度お札が入る封筒
それに3枚の千円札と数枚の硬貨を入れて
(※※※⁽販売所⁾様へ)というポストイットを付けて
自宅のドアのポスト受け口に半分だけ顔を出して挟み込みました
4階とはいえ、まったく関係の無い人が通る可能性がある廊下の
一個のドアから無防備に半分差し出された封筒
中には現ナマ
幸い一回も事件はありませんでした
あ
あるとき隣りの隣りのちっちゃいお嬢様がその封筒を不審に思い
触ったら、硬貨の重みで廊下に落ちちゃって
500円玉や100円玉が散乱し
そのお母様が慌てて我が家をピンポンし、お謝りされました
いやいや、こちらのやってることがメチャクチャなのです
こんな奴ですが、どうか今後とも宜しくお願いします
さて、ここからが今回書きたいことなんですよ
1年半以上続いた古びた封筒のやり取り
収まらない感染
ジリジリしていた
温もりのない作業
人間嫌いとも取られかねない、そんな背徳感
先月、一念発起しました
amazonで、それはそれは可愛い、愛らしい巾着を買いました
まあ、その可愛らしさは私の判断というか、センスなんですけど
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08GPJJS3C/ref=ppx_yo_dt_b_asin_image_o06_s00?ie=UTF8&th=1
カラーは黒4ね、どうでしょう
(あ、ブルーやピンクもいいな)
この巾着(御朱印帳入れ)に新聞代金を入れて、新たに設置したフックに掛けました
表面には※※※⁽販売所⁾という印刷物の切り取りを両面テープで貼り
最後に(様)を手書きで託しました
こんなことやったらまず外国では、いや、日本でも状況によっては
カッパられるでしょう
お薦めしません
つい先日、25日、早起きして、早朝からブツを仕込みました
引きこもり状態でも実は結構忙しいのです
あ、と気付いて、午後2時か3時頃か、集金屋さんに想いが到りました
玄関のポスト受けに無事、巾着が収まっていました
中には領収書と回収用のポリ袋が入っていました
普段は、というか当たり前にポリ袋は1枚なんです
でも、今回は
なんと
なんと
なんと
2枚入ってたんです!
喜んでくれたのかな?
メンドくさいと思ったのかな?
ちょっとこいつはパスと思ったのかな?
単に指先がずれて2枚になったのかな?
日々、勤労されている、休まれている、待機している、学んでいる
全ての人に感謝を捧げます
これらの人々がいなかったら私は存在さえしません
漬物の講釈さえできません
集金人さん、これから寒くなります
どうか御体調に気を付けて
カード決済、アプリ決済に負けず
ともに北の大地に新たに訪れる厳しい冬を乗り切りましょう
春を夢見ながら