プレゼントは嬉しい。金額は確かにできれば高い方が嬉しい。でもプレゼンとをあげるという気持ちが一番うれしい。だからプレゼントは嬉しい。

　子どもがアイスクリーム食べたいと、連日の猛暑の中言う。時々「あれ食べたい」っていうから買ってみたら、「やっぱたべな～い」っていう時あって、おおおおおおお…って子どもの反復横跳びに驚かされている日々。

　でもまぁ暑い日が続いた今年。本当に食べたいんだろうなと思ってアイスクリームコーナーにつれてって選ばせたら、これ食べたいと選んだのはロッテの雪見大福。開封してすぐ二つ入りの雪見大福の一つを母に「はいどーーーぞ」ってくれる。「ええ。いいの。半分あげたら一個しかないよ」って言うと「いいよ」って。プレゼントしてくれるなんて…。まさか全然期待してないところから貰えるなんて、と母感動。もう嬉しすぎる。半分こする人ってかわいい。かわいいというか、人として尊敬…。その年でもうそこまで優しいというか、共同体で分け合うという人間の基礎が出来てるなんてと感動。ありがとう…ありがとう…ありがとう…って雪見大福を一つもらう。ありがとう美味しいね…って食べる。プレゼントは凄く嬉しい。もらえるなら貰いたい。しかもこんなに可愛いプレゼントなら嬉しすぎる。ただ、私、雪見大福が嫌いな食べ物の一位だったんだよな…。よりによって、嫌いな食べ物なんだよ……。でも食べた。子どもから貰ったら、美味しいような気がした。うん。なんだこれ。なんかの罰ゲームかな。っていう気持ちで完食した。子ども美味しそうに完食した。「おいしかったねー」っていうので「そうだね！」って答えた。

　幸せそうな子どもの様子、お母さんは幸せなのかな。…ぐほぐほ。アイスクリームは美味しいし、大福も好き。だけどアイスと大福が合体したらどうしても食べられないんだよな。大福系のもち生地についてる粉の味がどうも。粉感が苦手というか。食べるとき粉が落ちて汚れるのもあんまり好きじゃないし。そういう苦手感があって、今までずっと食べられなかった。でも、子どものおかげで食わず嫌い、克服できそうでした。あっつ～～～～～～～～い時に食べる冷たああああああいあま～～～ああああああっイ雪見大福、美味しく感じたし。はぁ。夏の氷菓のうまさ…味覚が大人になって変わったのかもしれない。