Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!11日(木)は、北日本は曇りや雨となり、

雷を伴った非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒してください。
東日本から西日本は晴れる所が多くなりますが、
午後は山沿いや内陸を中心に雨や雷雨となりそうです。
南西諸島はにわか雨がある見込みです。

訪れるのは奥秩父の甲武信ケ岳(こぶしがたけ)。
シャクナゲが咲き誇る深い森を歩きます。

森が育む
  清流
咲き誇る
 シャクナゲ
コケむす森

             シャクナゲとコケの森
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               甲武信ヶ岳

奥秩父のほぼ中央、山梨、埼玉、長野、三つの県境に跨る甲武信ヶ岳。

               甲武信ヶ岳

           甲斐国  武蔵国  信濃国
           (山梨) (埼玉) (長野)

甲武信という名前は甲斐国、武蔵国、信濃国の
頭文字を取ったものだといわれています。

今回は長野県側からアプローチ。
登山口の毛木平(もうきだいら)で待ち合わせ。

○毛木平

おはようございま~す

○案内人 北爪清史さん

「あ~どうもおはようございま~す。
 え~と今日、案内をさせていただく北爪清史(きたづめきよふみ)といいます。
 よろしくお願いしま~す」

甲武信ヶ岳の山小屋で長年小屋番を勤めた北爪さん。
奥秩父への思いを曲にするなど山の魅力を発信しています。

あれ?自家足袋?

「ちょっともうこのスタイルでずうっと歩いているので、
 え~、これが一番調子いいです。
 地面のね~、感触が凄く分かるんで~、
 慣れるとこっちの方が滑りづらくて好きです。
 今日は甲武信岳に登るルートとしてはこの時期とても最高なルート。
 十文字峠を越えて行こうと思うんですけれども、花や苔、凄くいいです。
 やっぱりこう梅雨に入るギリギリの頃っていうのは
 湿気が凄くあって森の中が凄く綺麗です」

初夏の森を巡(めぐ)り、甲武信ヶ岳を目指す一泊二日の山旅。

1日目

一日目、登山口の毛木平からまずは十文字峠へ。
初夏ならではの花、シャクナゲが迎えます。
そして苔むす森を抜け、山頂近くの山小屋へ。

2日目

翌朝、御来光を拝んだ後、頂を極めます。

下山は谷沿いのコースを下る初級者向けのコースです。

「それでは、じゃあ行ってみましょうか?」

朝7時出発

*撮影:5月下旬

あ~、いい天気。

「さぁここでちょっと沢を越えます。
 この皮が千曲川(ちくまがわ)です」

緑の中の潺(せせらぎ)、癒されるな~。

○千曲川

「この川を遡(さかのぼ)ると甲武信岳に、え~と、行き着くんですけれども、
 甲武信岳から最初の一滴、その千曲川の一滴が発生してます」

この川は新潟県に入ると信濃川と名前を変え、日本海に注ぎます。

森の奥深くへ。

「う~ん、囀(さえず)りが多い~ですね。
 繁殖の時期だから色~んな鳥が囀ってますね」

「ん?ミソサザイが鳴いてますね~。
 可愛い鳴き声」

ピッピピピピピ♪ ピッピピピピピ♪

○渓流の歌姫
 ミソサザイ

渓流の歌姫と呼ばれています。

ピピピピピピピピピ♪

○オオルリ

○サメビタキ

色んな鳥がいるんだ?

ピピピピピピピピ♪

「しばらくこの支流を沿って登って行きます。
 水の音が気持ちい」

ほ~んと、涼しそう。

「あっ、水場ですね~。
 ちょっと補給ついでに休憩しましょうよ。
 あ~、水がしっかり出てますね~、よいしょっ、あ~」

甲武信ヶ岳からの湧き水です。

「よいしょっ、うわっ、つめてっ・
 あ~、冷たくて美味しい。
 あ~、あ~。
 ここから伏流してるから水温はほとんど一年中変わらないでしょ、うん」

ここで山旅スタイル。

今回は湧き水のところまでと致します。
次回はこの湧き水を使用したあるものの紹介から始めます。





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