Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


古典の章




再びお茶の水、古本街にて




あれは7年前?8年前?
ニコッとを諸事情で続けることができなくなった10年前
(病気と引っ越しと売宅と買宅で、それどころじゃなくなった)
その頃いつか御茶ノ水の古本祭りに行ってみたいなあ~
とか、書いていたっけ
そしてなんとかその2,3年後には落ち着けて、それが実現したんだ

二十数年振りに
東京に行ったのですよ
3泊4日、御茶ノ水、小川町の"the b"を楽天で予約した
古本祭りだから秋です
二日目の最初の朝食
コーヒーとクロワッサンと訳の分かんない料理の匂いで
そのホテルの食事券をすべて放棄した
(実際にはチェックアウトの際に部屋のテーブルに置いてきた)
淡路町のコンビニまで普通の弁当を数食買いに行き
違うフロアにあったヴェンディングコーナーの電子レンジが有用だった
あ、お風呂は良かったよ


初めての古本祭り
初日はかって自分達が売った同人誌を蒐集してまとめ売りをしていた
古本屋(少女漫画界)のある種の聖地、くだん書房に赴き、店主と若干の会話を交わし
なにより圧倒的な在庫量をすべてチェックできた
かって全国に頒布した自らの生産物(未所有分)を購入できた

二日目は、コンビニ弁当を食べてから
もう、古本街の全てのお店を巡った
もう楽しかった!
ちょっと前に書いたC,E,タトルではベレー帽の彼女に逢えなかったけれど
全ての店の、店内はもちろん、店外に陳列されている夥しい書籍の
背表紙を拝めた


AMAZONでは手を出せない、高額な数冊が数千円で買えた

三日目は雨混じりだった
催しが通りの中で始まるはずだったが
雨に本は勝てない


四日目、"the b"の近所の郵便局からパックして自宅へ購入品を送った
小型のASUSのPCをメモリーアップ(2→4)して、情報収集に活用したが
もう既に彼女は引退している


もう行けないだろう
ここ数年の祭りがどうなっているのか知っていない


古い本、なに、それ!
書き込みも最高じゃん!
時にはレシートが挟まれていて
その本が初めてその人の脳髄に刻まれた瞬間が記録されている


チェックアウト
少々高めの部屋を頼んだので
さっきも言った
お風呂は最高
"the b"を悪く言わないでね


楽しかった
さよなら東京


あれ?
さっきのフロントの彼女
「ご利用ありがとうございました」
そう聞いたんだけど
なんでその席でベレー帽をかぶっているの?
あれ?
ひょっとしてここの御近所?

アバター
2022/08/08 23:34
日版、東販、ある意味で憧れの会社でした
小学館、集英社、白泉社の大きなビルを見て
あの中に同僚、先輩が挑むんだなという
途方もない期待感と無力感を今だに根に持っております
アバター
2022/08/08 22:53
昔ちょいとマニアックな本屋に勤めていました

小川町界隈には、仕入れに行きました
日販は、もとより小さな出版社を、まわりました




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