Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!29日(金)は、西日本は晴れる所が多くなりますが、

太平洋側では雨の降る所がありそうです。
東日本から北日本は概ね晴れますが、東日本の内陸や山沿いでは午後を中心に、
雷を伴った非常に激しい雨が降る所もある予想です。
土砂災害などに注意・警戒してください。
南西諸島は雨が降りそうです。

訪れるのは山伏(やんぶし)。
爽やかな新緑と南アルプスの大展望を楽しみます。

爽やかな新緑
湧き立つ生命
南アルプスの絶景

            広がる南アルプスの大展望
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                 山伏

南アルプスの東側、山梨県と静岡県の境に聳える山伏。

○山伏

修験道の山伏と同じ字ですが、
実は関係が無くヤシャブシという樹木の名前が由来といわれています。

○ヤシャブシ

*山名の由来は諸説あります

○静岡県 県民の森

足袋の出発は静岡県県民の森。
その一角でガイドの方と待ち合わせ。

おはようございま~す。

○登山ガイド 唐橋佳代子さん

「おはようございま~す。
 登山ガイドの唐橋(からはし)です。
 今日はよろしくお願い致しま~す」

地元静岡市出身の唐橋佳代子さん。
南アルプスの大自然に魅せられ、山小屋勤務を経て、七年前登山ガイドに。

○唐橋さん

明るくて親しみやすい人柄が女性客を中心に人気です。

Q、見所は?

「ブナやねカエデの広葉樹が多い森なので、
 こうこの時期新緑が凄く綺麗ですね。
 こう緑が多くて清々しい。
 そんなね、あの~、豊かな自然をこう楽しみながら
 今日は山頂を目指して行きましょう」

今回は日帰りの山旅。
まずは県民の森を出発。
新緑と咲き始めた花々を愛でながら標高を上げ、
笹山(ささやま)からの眺望を楽しみます。

○山伏(2013m)

さらに進み、牛首の頭(うしくびのかしら)へ。
不思議な姿をした巨木が立ち並びます。
そして標高2013mの山伏の頂へ。
南アルプスの大展望を堪能しま~す。

下山は林道を。
往復8時間のロングコースです。

あ~、木漏れ日が気持ちいい。

「う~ん、一番いい時期ですかね。
 新緑してる葉がね凄い綺麗ですね」

*撮影:5月中旬

「鳥も結構賑やかにね、鳴いてますね~」

ピピピピピ♪

○ヒガラ

ピピ~ ピピ~ ピピピ~♪

いい声。

「鳥の声がこう聞こえたら、どこにいるのかな~とか、
 あの、どんな鳥がいるのかな?
 探しながら行くのも面白いですね~」

ピ~ピピピ~ピ~♪

「ちょっとこの辺り、森の感じが変わってきましたね~」

「これ見てください。
 凄くこう~、いい枝ぶりですね~」

確かに、見事。

「これブナの木ですね」

○ブナ

「今、凄く新緑で綺麗ですね~」

「こちらがブナの実です。
 お蕎麦の実に似てますね~」

○ブナ

「それであの~、ブナってこう別名ソバグリとも呼ばれているそうです」

○ソバグリ

「この辺りの動物達にとってはこう、大好物の実ですね~。
 美味しいんじゃないでしょうか?」

この辺りはほとんどがブナの木。
中には樹齢200年を超えるものもあるそうです。

「ここも凄~く綺麗ですね。
 ここ陽の光にこうブナの葉が透けて見えてますね」

わぁ~、キラッキラ~。

「緑のトンネルのような感じで、緑が綺麗ですね」

「はい、ここからね急な下りになりますのでね、
 十分気をつけて、はい、降りて行きましょう」

はい、足元注意ですね。

「あ~、ここ見てくださ~い。
 ははっ、分かります~?」

え~、何ですか~?

○シロヤシオ(白色のお花)

「これは~、シロヤシオのお花ですね~。
 いっぱい咲いてきましたね~」

○シロヤシオ
 (別名 ゴヨウツツジ)

葉っぱが五枚あることから、別名ゴヨウツツジとも呼ばれています。

「まだこう咲きたてというか、凄く何かフレッシュな感じですね~」

○ミツバツツジ

濃いピンク色のミツバツツジ。
葉っぱが三枚なのでこの名前が付いています。

○オオカメノキ(白色のお花)

他にも、初夏を告げる花々が咲き誇っています。

○ウラジロヨウラク(白っぽい淡紅色)

まさに開花ラッシュ。

「本当にね、お花が咲く期間って短いので、ほんとタイミングが合わないとね、
 綺麗なところ見られないですからね~。
 タイミング合った時は嬉しいですね」

新緑の森をさらに下って行く。

○井川峠(1658m)

「はい、井川峠(いかわとうげ)に着きました。
 え~とね、え~、こちらに下ると井川に行きます。
 で、こちら側ですが、梅ヶ島(うめがしま)の方に下る道です。

   ← 井川                      梅ヶ島 →

かつてこの峠は東側と西側の集落の人たちが行き交う交通の要衝だったそう。

「私達は登山でこう楽しませてもらってますけど、山奥に住む人達にとっては、
 生活をする上でね大切な峠道だったんですね。
 またね幾つか峠を越えて山伏にね向かって行きますので。
 はい、頑張って登りましょう」

はい。

「はい、少し急な登りになりますよ~」

確かに、少しきつくなってきた。

また森の雰囲気が変わってきた気がする。

「この辺りの森は、あのカエデが凄く多いですね~。
 綺麗ですね青空もいいし。
 もうこの辺は木が大きいから。
 今度葉っぱが凄い高いですね。
 凄い綺麗だな、うん」

「あっ、この木も面白いですよ~」

え~、何々~?

「わ~、これ凄い可愛いですね~」

○ハウチワカエデの若葉

「カエデの葉っていうとね、皆さんこうピンと開いたものをね
 想像されることが多いと思うんですけど、
 また葉が生えてきたばかりの時ってちょっとねこういう風に下向き加減で」

生えたばかりの時ってこんな感じなんだ~。

○ウリハダカエデの若葉

こちらはウリハダカエデの若葉。
冬芽を包んでいたピンク色の殻がまだ落ちずに残っています。

○ミツバツツジの若葉

葉っぱや花が開き始めたばかりの姿が見られるのも初夏ならではの楽しみ。

「もう少し気温が上がっちゃえばね、
 花がこう開いて、もう満開の状態になっちゃいますからね。
 今日このタイミングだからこう見れた姿ですね~。
 やっぱり素敵な季節だな~と思います」

「あ~、だんだん傾斜もきつくなってきましたね~、よいしょっ」

「よいしょっ、もうすぐね笹山(ささやま)に到着しますよ~」

出発して1時間半

○笹山(1763m)

「はい、笹山に到着しました。
 は~い、頑張りました。
 この山伏に至る稜線なんですけど、分水嶺になっています。
 こちらのね東側が安倍川(あべかわ)の水系。
 で、西側が大井川(おおいがわ)の水系になってます」

                 山伏

                 ○
   大           ┃   ┃       安
   井           ┃   ┃       倍
   川           ┃   ┃       川
   水          ーー   ┃       水
   系         ┃     ┃       系
            ー      ┃
           ┃       ┃
               
「あの~、大井川水系の方、井川っていいますけど、
 展望のいい所なので行ってみましょうか?」

5分程下ると

「はい、見てくださ~い。
 今日は綺麗ですね~」

今回は展望のいい所までの紹介までと致します。
次回は井川湖の紹介から始めます。
        
            





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