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五飯田八宝菜の語学学習日記


1662番:法華経講読(第9回)

 
法華経講読(第9回)

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皆於²阿耨多羅三藐三菩提¹不²退転¹

皆、阿耨多羅三藐三菩提に於て退転せず.
ミナ アノクタラサンミャクサンボダイ   オイ  タイテン

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「阿耨多羅三藐三菩提」という」のは仏の覚りということで、
「正覚」と同義です.梵語のアヌッターサンミャクサンボーディ
を音写したものといわれています.

音写はされているのですが、羅什の時代の西域の漢語とその後
の中国語とでは漢字の意味や形態は少し違っているようで「阿」
は「無」に相当するのだそうです.

阿弥陀如来の「阿」も「無量」の「無」だといいます.
「耨多羅」は「上」の意味とのこと.すると、ここは
「阿耨多羅=無上」となります.

次の「三藐」は「正」という字に相当し、次の「三」は
「徧」、そして「菩提」は「智慧」.全体は「無上正徧知」
と訳されます.意味は、もうこれ以上のものはない.一番
優れた智慧であり、すなわち仏様のお智慧=「妙智」とい
うことです.

「皆、阿耨多羅三藐三菩提に於て退転せず.」というのは

「誰も仏の智慧を得るため、努力して投げ出すことは
なかった」と言っています.




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