Nicotto Town



南の魔女クレア135


白猫のハタルがもっと近くで見たいの言うので3人は龍にのって近づこうとしましたが拒絶と言う「魔気」が働いているのか近づく事が出来ません。其れでもクレアは近づける範囲に近づいて氷土化した場所の北の端を氷土の西の端まで行って其処からずっと東にゆっくりと来て「多分此の辺りがイドエル公爵家の領土が在ったと思うけど」と其の辺りを指さしてせつめいしてそれからシドリアル王国のお城後を見せて其の近くに北の魔女が居たと言うお城を見せて「此の辺りで魔力を使い果たして虫の息だった北の魔女をキリアマリ兵が絶命させて其のキリアマリ兵は英雄としてキリアマリ国の教科書に載っているそうよ。」と憎々しげに言いました。

白猫のハタルを手を合わせたいと言うので其処でしばらく龍に乗ったまま立ち止まるとマキバルも祈りをささげて改めて花を手向けたいと言うので其処から一番近い村まで南下して二人は花束を購入すると戻って其れを龍にのりながら出来るだけ近くに行くと花束を落として更に長い祈りを捧げました。

其れから氷土の東の果てに行く頃には龍がかなり疲れて来たのでクレアは慌てて一番近い汽車の駅の近くに降りて龍を返しました。

ゼルセガの駅からトウニ行の汽車に乗った頃はすっかり日が暮れてました。

クレアは其の後にキリアマリ国の人がシドリアル国の侵略して略奪した氷土化した地方の人々を酷い環境の中で残酷に過酷な労働を強いて其の氷土の下にあった鉱山を掘らしたが氷に閉ざされた鉱山の氷はびくともしなかったので何千人と言う人々が死んで働ける人が居なくなると今度はキリアマリ国の犯罪人を沢山連れてきて鉱山をほらしたけどびくともしなかった事、そうこうしている内に体制を整えたシドリアル兵が反撃に出るとキリアマリ国は沢山の自国から連れて来た犯罪者を残して逃げて行ってシドリアル国とキリアマリ国の間のキリアマリ側の国庫用の砦を閉じてしまったので大勢のキリアマリ国から連れて来たキリアマリ国の犯罪者が取り残された事。

その後彼らはシドリアル国の東側を南下するようにチリジリに逃げて彼らが逃げ込んだ地方は治安が悪くなって其処の領主や領民も手が付けられなくなって逃げ出す人達が多く遂に其の地方は軍が制圧して領主が居る地方だったのだけど国が没収して国有化されたけど軍が居なくなると相変わらず治安が悪化して更にキリアマリ人達はシドリアル国のあちこちに住み着き始めて悪事を働いてジドリアル国は今も彼らによって治安が悪化し住みにくい国になっている事を言いました。

クレアは比較的キリアマリ人が少ないモゾリアナ国に行った時に其の違いを感じて今のシドリアル国がキリアマリ人が入った為に国力も低下して民度も落ちたと思うと言いました。

白猫のハタルがキリアマリ国はどんな国なのかと聞くのでクレアは自分が知っているのは広さはシドリアル国とモゾリアナ国とクロエラルド国を合わせたよりも広い国でかつては王政国家だったが革命が起きて今は誰が支配しているか解らないが革命を起こした側の誰かの独裁国家だけど医学とか科学とか軍隊が発展していて色々な国を侵略して広くなった国だと言いました。

シドリアル国は北の魔女が死ぬ前はシドリアル王国が支配していたけど今はかつてのシドリアル王国の貴族たちが中心に貴族議員が議会を開いて政治をしている事。モゾリアナ国は国王が居るけど色々な種類の組合が在って其の組合から選ばれた人が更に幾つかの分野に別れていて組合の作って最後に幾つかの組合長が話し合いで政治をしているけど一応国王が其の一番上に居るけど具体的には其の下の組合会議の人達が政治をしているのです。

クロエラルド国は領主達が騎士団を持っていて騎士団長が話し合って色々な事を決めるけど一応国王は居て其の下に領主たちの騎士団長が居ると言う感じで昔のシドリアル国に似ているのかもしれないと言いました。

白猫のハタルはだいたいの事は解ったと言った後3人とも疲れてトウニに付くまで黙って汽車に揺られていました。

マージのホテルに付いて遅い夕食を食べているとマージが夕方の新聞を持って来てクレアが女の記者とお喋りのつもりで言った事が記事になって載ってました。

一社だけに対応するのは聞いてないと他の新聞社が騒いでいるとの事で他の新聞社からもう一度記者会見をする様に要望が出ているとの事でクレアは大勢で後を付けて来ないと言う条件でまた記者会見をする事にしました。

結局質疑応答と言う形になりクレアは意外なシドリアル国民の心情を知る事になったのです。

最初はクレアの予想通りに彼らはクレアのイドエルの関係を知りたがりました。

クレアがイドエルの事務所で言った礼の言葉と村長が出した何に対してかと聞かれクレアは正直に「解りません」と答えました。
クレアにしてみれば其の間は「魔女の城」にこもっていたからです。

マキバルがクレアに変わってクレアが其の間は用事で魔女の森にある「魔女の城」に行っていて留守の間に村長と自分と相談して話を進めた事で村にシドリアル国の国境の検問所と警邏隊事務所を作って貰う事になった事を言いました。

クレアは其れを聞くと「あらそうなったの?そうよね、みんなも可笑しいと思わない?モゾリアナ国にはシドリアル国から入った人を調べる検問所があるのにモゾリアナ国からシドリアル国にはいるのは自由何て不公平だと思っていたのよ。」と言いました。

すると記者達は其れでは今まではモゾリアナ国から誰でも自由に入れたのかと言う質問が来たのでクレアは「其れまではクレアが妖精達が悪人の気配を感じると蔓植物の蔓や木の枝が彼らを拘束して陽性と蔓植物と蔓と木のえだが村から不審者を追い出していたと言いました。

不審者の定義は何ですかと一人の記者が質問するので妖精たちの中には心の中まで見通せる妖精もいて何を考えているかも解る妖精も居るし強い野心を感じ取る妖精も居るし兎に角怪しいと思ったら村に入れない様になっているの。

村に入るには事前に許可を取っていると其れを察知する妖精も居るのであの大量の妖精たちの検問をくぐるのはまあ無理でしょうねとクレアは言いました。

此処にいる人達は全員入れないのではないかしらとしらっとクレアが言うと自分達は悪人だと言う事かと彼らが言うので都会では野心を持った人間は普通でしょう。商人も設けようとして村に入ろうとするでしょう。でも妖精達には其の区別がつかないので許可を事前に貰ってないと入れないのよ。

悪人か悪人で無いかはクレアやマキバルや村長の許可があれば妖精は心の中を見て通すだけの事と言いました。

村には誰かの知り合いか事前に許可を取って来るものだけで見知らぬよそ者は今は入れないと言いました。

手紙もジルドの郵便局に取りに行くし手紙を出すのもジルドとかトウニに出しに来るとクレアが言いました。

クレアがどのくらいの割合でトウニに来ているのかと聞くので月に一度の時に在れば週に2・3度の時もあると聞いてそんなにトウニに来ていたのかと彼らは驚きました。

其処までは普通に質疑応答が続いていました。

次第にクレアは彼らの本心を知る事になるのです。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.