ミニトマト
- カテゴリ：日記
- 2022/06/18 22:02:18
先週、庭の雑草をきれいに抜いて、ミニトマトとオクラ、いんげんの苗を植えた。
弁当対策だ。
ほんのちょっと彩が欲しい時、スペースが空いてしまった時にキュッと詰められる野菜が庭にあったら便利だろうな、という皮算用である。
苗を植える時期は少々過ぎてしまっているかしら、と心配したが、小さい苗用の容器に不釣り合いなくらい成長してしまった苗を買うことができた。
何しろ、ミニトマトはすでに青い実がたわわについている。
これはすぐに弁当に使えるだろう。
ワクワクしていたのだが、1週間たった今、一度も弁当には入っていない。
朝の5時ごろ、カラスの鳴き声で目を覚ました。
何やら鳴いているな、と思いつついぎたなくアラームまで寝て、いつも通りに家を出る。
庭を横切るとき、ん？ 確か昨日買ったときは赤い実が1個ついていたはずだと思ったけど、青い実しかないな？
とは思ったが、旦那から家族ラインで「ミニトマト、だれか食べた？」と連絡が来た時は驚いた。
彼、トマトは好きじゃなかったと思っていたんだけど。
翌日も赤みのついた実が、今度はポトリと落ちていた。
朝のぎゃあぎゃあという声は、お隣の家の屋根で、どこぞから拾ってきた菓子パンを数羽でつつくカラスの集会だった。
庭でトマトを見ながらしきりに首をひねる1羽もいたので、彼（彼女？）はトマトの熟度を吟味していたのかもしれない。
落ちていた、少しだけ赤かった実は、仕事から帰った時にはなくなっていた。
3年位前にミニトマトを植えたときには、弁当以外に食べる人もいなくて地面に落ちてしまう実もあった筈。
こんなに人気じゃなかったんだけど…と首をひねって思い出した。
そのころは、まだ近所にほとんど放置のトマト畑があったのだった。
税金対策なのか、実がなっているのに収穫しないからぼとぼと落ちてもったいないなと思っていた。
その畑地も住宅になってしまったから、カラスも新鮮な野菜に飢えているのかもしれない。
ミニトマトは赤いから目立つけど、オクラはどうだろう。
あんたらの集会はちょっとうるさいけど、昔のおばさんたちの長話と比べれば、巻き込まれないだけましだ。
トマトならつついてもいいけど、私らや猫はつつくなよ。
とちょっと早い井戸端会議を目覚まし代わりにすることにした。
熟しきっていないミニトマトはあまり口に合わなかったのか、今日はカラスの巡回はなく、先ほど初の収穫をしました。
本当は明日の弁当まで待ってよかったのですが、折角赤くなったのでつい…。
カラス相手は、猫のほうが腰が引けていますよね。