Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!13日(月)は、南西諸島と九州は雨となり、

雷を伴った激しい雨の降る所もあるでしょう。
中国・四国から東北南部は雲が多いものの概ね晴れる見込みです。
東北北部から北海道は曇りや雨となるでしょう。

美しい
 ブナ林
生命が
 輝く季節
佐渡島を一望
 山頂の絶景

            佐渡島 巨樹と花々の山
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                金北山

*この番組は2021年8月30日に放送したものです

○副住職・トレッキングガイド 近藤慶太さん

*撮影:6月下旬

前回はこれまでよりも傾斜が急になった所までの紹介でした。
今回は疲れにくい登り方の紹介から始めます。

<山旅スタイル>
 疲れにくい登り方

急登でも疲れにくい登り方を教えてください。

「はい、まずは歩幅ですね」

○歩幅 大股で歩く

「大股で歩くのは良くないです」

大股は駄目。

「え~、出来れば小股で歩くと、疲れが出にくくなります」

○歩幅 小股で歩く

小股で歩く。

「大股だとどうしても、え~と、こう前に体を傾けることになりますね~。
 そうすると、この前の筋肉を凄く使ってしまうんです。
 で、前の筋肉っていうのは、止まる時とかの筋肉なので~、
 出来れば下りの時にとって置きたいので、
 あまりここの前の金に育を使わない方が楽に登ることが出来ます。
 で~、代わりに~、この後ろの筋肉、この筋肉は足を伸ばす為の筋肉なので、
 ここを使うように意識しながら歩くだけで~、
 疲れは、え~、全然違うと思います」

○ポイント
 骨盤の下に脚がくる姿勢を意識する

ポイントは骨盤の下に脚がくる姿勢を意識すること

○ポイント
 お知りから太ももの後ろの筋肉を押し出すようにして歩く

お尻から太ももの後ろの筋肉を押し出すように歩く。
こうすれば比較的疲れないで登れるようになるそうです。

出発して3時間半

「ちょっとあちら見てくださ~い。
 頂上が見えますね~」

○金北山 山頂

やっと見えた~。
ここに社(やしろ)がある部分、ここが金北山の頂上です。

よ~し、もうひと踏ん張り。

「え~、はいと言いたいですが、まだもう少し登るので、
 え~、気を緩めずに上がってください。
 はい、それでは行ってみましょう」

「ちょっとこれ見てくださ~い。
 ここに小っちゃい小っちゃいお花があるんです」

○エゾノヨツバムグラ

「エゾノヨツバムグラといいま~す」

花弁(はなびら)は1mm程、ほんとに小っちゃい。

「この時期見られるお花で多分一番小さいお花になりますね~。
 で、ここにもお花がありますよ」

え~、これ?花なんですか~?

○ギンリョウソウ

「ギンリョウソウという名前ですね~。
 ユウレイタケって呼び方もするそうです」

○ギンリョウソウ
 (別名 ユウレイタケ)

ほんと、オバケみたい。

「見た通り、これは真っ白ですよね~?
 光合成をしてないから白いんですよね。
 草というよりは、え~、菌類に近い植物なので、
 まぁキノコとかそっちの方に近い、え~、生き物ですね」

夏を彩る花は他にも。
こちらはコケイラン。

○コケイラン(白いお花)

○ウラジロヨウラク(ピンク色のお花)

鈴なりに花を咲かせるウラジロヨウラク。
仏像や仏壇に使われる瓔珞(ようらく)に因んだ名前です。

○瓔珞

○花の島

「え~、佐渡は別名花の島とも呼ばれてまして、
 おおよそ1500種以上といわれてますね~」

○1500種以上の植物が自生

北緯38度線上に位置する佐渡島には、北方系と南方系の植物が自生しています。
さらに種類が多い理由はもう一つ。

「この島は大型の動物が、え~、生息していないですね~。
 熊ですとか、鹿ですとか、猪ですね~。
 そういったものが生息していないので、食害がほとんど無い島なんですね~。
 食害がほとんど無いので、春、夏、秋と、
 え~、色んな植物が楽しめるんですね~」

いよいよ山頂へ。

「この階段登ると山頂ですよ~」

○金北山 山頂(1172m)

登り始めて4時間半

「は~い、お疲れ様でした~。
 え~、金北山山頂1172m、え~、到着しました~」

ありがとうございました~。

○金北山神社

「それから~、こちらが~金北山神社になります。
 造営の時期は~、え~、定かでは無いんですけれど、
 かなり古くからあったと聞いております」

○北山(ほくさん)

実は金北山は元々北山と呼ばれていました。
ところが江戸時代の初め、金山が開発されると頭に金の字が添えられ、
金北山と呼ばれるようになったのです。

○金北山

「やっぱり佐渡で一番高い山にある神社ですから、
 徳川の時代から大事にされていたようです。
 ではどうぞこちらをご覧ください」

うわぁ~、凄~い。

佐渡島の南側が一望出来ます。

○飯豊山(いいでさん)

日本海の向こうには飯豊山。

越後駒ケ岳     中ノ岳             八海山


           越後三山

そして、越後三山。

○北アルプス

さらに北アルプスの山並みも薄っすらと。

「この時期は雲にかかりやすい場所なんですけど、
 こうやって見れるのは凄く、ラッキーなことですね~」

近藤さん、最後に是非案内したい場所があるとのこと。
一旦下山し、麓にある展望台へ。

今回は頂上に到着をしましたところまでと致します。
次回は近藤さんが最後に是非案内したい場所の説明から始めます。






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