今週末の重賞はオークスと平安Sの２つ。

【オークス】スローになるイメージが強いかもしれんけど前後半５Fを比較して明確にスローやったのは１７年だけで他の４年は前後半差１秒以内のミドルペース。ただまぁ、高速巡航戦になった１９年を除くと中盤緩んで（１８年は後続は実質スロー）後半３～４Fの末脚勝負といった印象。スローやと内や前有利に思えるかもしれんけど、この時期の牝馬はまだ体力が付き切ってへん上に大半の馬は２４００どころか２０００の経験もないわけやから相当にタフ。立ち回りでどうにかなる条件やないし結局のところスタミナや末脚の破壊力が問われるレース。血統もダービーと比べるとかなり欧州のスタミナ色が強め。２年続けてゴールドシップ産駒が馬券圏内やったりサドラー持ちの好走も多い印象。あとはヌレイエフ、ヴァイスリージェント、ストームキャットらノーザンダンサーの血も目立つ。

当然中心になるのは桜花賞組やけど言われてるように内有利前有利のバイアスが強かった上に１０着までが０秒３差と大混戦。どう判断するかは相当難しい。勝ったスターズオンアースはドゥラメンテ産駒で叔母ソウルスターリングはオークス馬で祖母スタセリタはヴェルメイユ賞勝ち馬と距離はこなせそう。ただ桜花賞は川田騎手の好騎乗があったし元々どこかずば抜けたストロングポイントがあるわけやなく総合力で勝負する馬。今回本命にするのは後追いになるし相手の１頭で。ウォーターナビレラはマイルが上限とまでは思わんけど２４００は流石にどうか。血統的にもシルバーステート産駒でロベルトやヘイローのクロス持ちと小回り急坂向きのパワーや機動力を強化した配合から府中替わりがプラスに出るイメージはない。桜花賞も明らかに勝負仕上げやったしね。サークルオブライフはレースぶりからマイルは多少短い印象で距離をこなせそうに見えるって点では１番。ただその辺りはみんなわかってるやろうからきっと１番人気ｗエピファネイア×アドマイヤジャパンだけ見たら完全に中長距離やけど母系の根源はスピード色強めなのもちょっと気になる。桜花賞で人気を裏切ったナミュールは外枠も不利やったけど最大の敗因はやっぱりチューリップ賞から中３週でマイナス４キロと馬体の維持がでけへんかったことやと思う。能力的には世代で頭一つ抜けてるのは間違いないし万全なら。血統的には母系はマイラー色強めではあるけどレースぶりはそこまでマイラー的な感じはせんね。将来はともかく今は牝馬同士ならこなせるのでは。忘れな草賞を勝ったアートハウスは距離はこなせそうやし勝ちっぷりも良かったけどいかんせん相手が弱かったし評価が難しい。普通に人気しそうなのもね。穴っぽいところならやっぱり桜花賞組では外枠から。ベルクレスタ、プレサージュリフト。他ではレーンを乗せてきたスタニングローズ、出れる可能性は低いけど血統的にスタミナ色強めで前走は控えたのが敗因のホウオウバニラ。