カンパの話
- カテゴリ:30代以上
- 2022/05/07 05:45:52
退職して一日中家に居るので,
今までよりもたくさんカミサンと会話します。
先日は,
私は高校を卒業して就職すると同時に夜間大学に入学して,
半年後に父が癌で働けなくなったのですが,
家賃など生活費はどうしていたのかとカミサンから聞かれました。
そりゃあ,全然お金無かったね。
だけどね,ある日,上司が俺を呼んだんだよ。
「ふみふみ君,ちょっと」って言って俺を会議室に連れて行ってね。
で,封筒を渡してくれたんだ。
「ふみふみ君,今,大変だろ。
これは,誰が出してくれたのかとか,
誰にお礼を言ったらいいのかとか,一切聞かないでいい。
何も言わないで受け取ればいい。頑張ってくれ」って。
受け取った感触では,
封筒にはお札が30枚ぐらい入っていそうだったんで,
「なるほど。課の中で皆にカンパを呼び掛けて,
3千円ぐらいずつ,10人ぐらいが出してくれたんだな」って思って,
「ありがとうございます」って言って受け取ったんだ。
で,夜,家に帰って開けたらね,30万円入ってた!
昔だからね,お金の価値は今と違って,
俺の基本給が8万円台だった頃の30万円だから,
ビックリして,「あああああああ!」って言いながら札束を拝んだよ。
ありがたかったよ。
あれで,生きることができたよ。
助かったなあ。
…と話したら,カミサンは,
「そんなことがあったなんて,初めて聞いたよ」
と驚いていました。
もう30年以上の付き合いなのに,
話していないことはまだあるものだなと思いました。
本当に、あの時の30万円に救われました。
あの時に助けられずに、お金に困って犯罪などしていたら、
その後の人生は狂ってしまっていたと思います。
ま、世の中には、4600万円が突然振り込まれて、
すっかり人生を駄目にした若者もいますけどね〜。
お金って怖いですね〜。
ねこまんまさんの職場では、
5年間働いたバイト君が
どこかに就職が決まって辞めるに当たって、
餞別を集めたのですね。
そういう時、普通は、
「おめでとう! 今までお疲れ様! 次の職場でも頑張って!」って、
皆で気持ちよくお金を出しますよねえ。
集めた金額に端数が出たら、
一番偉い人が多く出すか
一番下の人の額を少なくするかして、
合計で奇麗な金額にしますよね。
そこに揉める要素なんかあるのかしら。www
一番偉い人がたくさん出せば、
大概は不満なんて出ないのになあ。
もしくは、私は聞いたとしても忘れることが多いので^^;
それは頑張っているふみふみさんへのエールですね
見返りとかじゃなくて純粋に応援している気持ちが伝わる良いお話ですね
それにひきかえ・・・つい昨日まで職場で、大学5年通っていたので(入学し直し)5年アルバイト
していた男の子のお餞別でもめていました^^;それも数百円で・・・情けなくなります><
私は、過去がベールに包まれている、
ミステリアスな男なのです。www
っていうか、十代の頃の私は真面目じゃなかったので、
そこの部分は人の記憶に残らない方がいいです〜。
ひらがな!
「〜」!
イモ!
「♪」!
4つも間違ってます!!
身辺整理は、急にはできないから、
今のうちから少しずつやっておこうと思っています。
家には捨てたい物が大量にあります。
でも、カミサンが捨てるなって言うから、
気付かれないように少しずつしか捨てられません〜。
そんな すごいことがあったのに奥様に話してなかったとはびっくりしました(;゚Д゚)
まだまだ話してないことあるかも!?
(顔にライトをあてて)ほら あらいざらい吐いてしまいなさい・。・楽になるよ~
さすが道産子!
余命3か月ってあまりにも短いですよね。
6か月も短いけれど、2倍?って思っちゃう数字の魔術です。
あと自分の命が数か月とわかったら、家の片づけをしなきゃいけないかな。
でも、きっと体力がなくなっていてそんなことはできないから
やっぱり普段からどうにかしておかないとダメですね。
あと、会いたい友人には「いつかそのうち」と思わずに会っておきたいです。
結婚する前に言ってほしかったですね〜。
お金で苦労したくないですよね。
ここのところ宝くじが、少額ながらよく当たっているので、
そろそろドーンと、2億円ぐらい当たらないかなあ。
うちの場合は、結婚して1年してから、奨学金の返済が10年続くことを知りました・・・
父が,「余命3か月」と言われたのに,6か月以上も生きましたからね。(笑)
苦しい生活が延々と続いて絶望的でしたが,
もう駄目だというタイミングで,ちゃんと手は差し伸べられるんですねえ。
本当にありがたかったです。
えっと,私は,素敵な人ではありません。
獰猛で危険な男,自分で呼んで「ドーベルマン男爵」です。
要注意人物です。
ガルルルル~!
コメントありがとうございます!
本文では説明を省略しましたが,
19歳の頃は,母が既に他界していて父と二人暮らしだったので,
父が病気になってからは毎日がとても重たかったです。
でも,助けてくれる人はちゃんと現れるものなんですね。
人情味のあるあの時代で良かったと思います。
あの時代の社会って,人間関係をとても大切にしていたというか,
お互いに助け合っていて,温かかったです。
電子メールも無い,インターネットも無い時代,
同じ空間で毎日顔を合わせる相手を,とても大切にしていました。
あの時代の上司は格好良かったです。
19歳の時,仕事,大学,家事,父の看病が重なり,本当に大変で,
今振り返ると,どうしてあれを乗り切れたのだろうかと不思議にさえ思えます。
父が死んだ時,心の糸が切れて,ぶあっとと涙が溢れたことを思い出します。
会社の人たちには,とても良くしてもらって,今でもとても感謝しています。
弱音を吐かず仕事も手を抜かず真面目に働きお父様の看病もして、大学にも行って・・・
そんな姿が会社の上司やそのほかの方々の心を動かしたんですね。
応援してあげたい、なにかしてあげたい、そんな気持ちがいっぱいの30万ですね。
ありがたいですね、ひとって。ちゃんと見てくれている人はいるのね・・・
素敵なお話、ありがとうございます。
良い話ですね。
読んでいて嬉しくなりました。^^
何も聞かずに・・・と言葉少なに徹した上司もお見事です。
人情が大切にされていた時代ですね。
そぅいえば、
我が家も 夫婦で知らない事が沢山あるなぁ~。
何かの時に話をするようになって、
新たに夫の若い時の人生を垣間見ることもあります~( ´∀` )
ふみふみさんの人柄や頑張っておられる事を皆さんが知っていて、応援したいという気持ちがこもっていた事が伝わります。「ヤングケアラー」ってようやく表に出てきた言葉ですが、ふみふみさんはそれを乗り越えて勉強も仕事も頑張ったことは並大抵のことではなかったと思います。
…ふみふみさんのブログは奥が深いですね。
一昨年 大好きな義理母と母を相次いで亡くし、思い出す事が多すぎるのかまだ言葉になりません。落ちついたら母にまつわる話しも書いてみたいな…って思っています。