Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!13日(水)は、北日本から東日本では雲が広がりやすく、

北海道では午前中、東北や関東、北陸では午後を中心に雨の降る所があるでしょう。
西日本も夕方以降、所により雨が降り、九州では雷を伴う所もありそうです。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。
大型で強い台風1号はフィリピンの東を発達しながら北寄りへ進み、
14日(木)~16日(土)にかけて強い勢力で小笠原諸島に接近、
通過する見込みです。
小笠原諸島では暴風や高波、大雨による土砂災害に警戒してください。
台風2号は12日(火)午後3時にフィリピンの東で熱帯低気圧に変わりました。

訪れるのは信越国教に聳える雨飾山(あまかざりやま)。
色とりどりの紅葉が岩肌を染める錦秋の山を旅します。

黄金に染まる
  ブナの森へ
岩と紅葉の
  コントラスト
雲 流れる山
絶好の登山日和

              天高く空を楽しむ
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                雨飾山

長野県小谷村(おたりむら)から望む雨飾山。
雨乞いの為祭壇を飾り祈願をしたのがその名の由来ともいわれます。
猫の耳のような二つの小さなピークを持つ雨飾山。

   北峰(ほっぽう)               南峰(なんぽう)

   双耳峰(そうじほう)

深田久弥(ふかだきゅうや)が愛した双耳峰です。

*この番組は2021年3月に放送したものです

JR大糸線の南小谷駅から車で40分。
長野県側の登山口、雨飾高原キャンプ場へ。

〇雨飾高原キャンプ場

こんにちは~。

男性の方「こんにちは~」

いのくまさん?

〇山岳気象予報士 猪熊隆之さん

「はい、今回ガイドを担当します猪熊と申します。
 よろしくお願いしま~す」

よろしくお願いしま~す。

〇ヒマラヤ
 メラピーク

猪熊隆之さんは登山化を目指していましたが大怪我を負い、
山岳気象の専門家に転身。
今はヒマラヤなどを目指す登山隊に、現地の情報を伝え、登頂を支援しています。

〇猪熊さん

さらに山と空を楽しむツアーも企画し、案内役も努めています。

この山の魅力は?

「はい、ここはですね~、冬に豪雪が降ります。
 その豪雪が育んだ豊かなブナの森とそれから荒々しいですね岩壁を擁する、
 え~、上部の男性的な姿。
 その二面性がこの山の魅力になります。
 で、特に秋になりますと、岩壁と紅葉とのコントラストが、
 こう非常に美しくて、今、ちょうど見頃なので
 非常にこう楽しめるんじゃないかなと思います」

「今の時期は日没も早いので、明日朝一に出発したいと思ってます。
 じゃあテント場に行きましょう」

陽が暮れる前に下山するには早めの出発が必須なんだな。

雨飾山を巡(めぐ)る日帰りの山旅。
登山口から黄金色(こがねいろ)に染まるブナ林を抜け、
荒菅沢(あらすげさわ)へ。
巨大な岩壁と紅葉を満喫。
尾根沿いに登り眺望を楽しみ、双耳峰の一つ北峰へ。
そして最高点のある南峰を極め、雄大な眺めを堪能します。
下山は同じ道を戻る、往復7時間、中級者向けのルートです。

午前5時45分

「それでは出発しましょう」

午前6時出発

*撮影:10月中旬

抜けるような青空、爽やかだな~。

「いいお天気になりましたね~。
 はい、いい一日になりそうですね」

ほ~んと、空気も澄んで気持ちいい~。

水の音が聞こえてきた。
登山道の脇に小川があるんだ~。

「あっ、魚がいま~す」

へぇ~、どこですか~?

あ~、ほ~んと~。

「ちょっと模様がある」

体長は20cm程。

「お~、もう一匹」

〇イワナ

イワナだ~、水が綺麗、透き通ってる。

「雨飾山に降った~雨が一旦染み込んで、
 そして途中からこう湧き出して流れ下っております。
 だから凄く澄んでるんですね」

餌になる虫も落ちてくるし~、岩魚には絶好の棲みかだな。

あっ、向かいの山に陽が当たってきた。
紅葉期待出来そうだな~。

歩き始めて15分

「え~、ここから登りになりますので、
 足元が見えにくくなりますから、マスクを外します」

マスクが息で曇って、足元が見えにくいんだ。

森が鮮やかな色になってきた。

「ブナとかクロモジとか色々色付いてきましたね~。
 この先が楽しみです」

この辺はまだ緑の葉と紅葉が入り混ざってる。

陽が射しこんで明るい森を行く。

「わぁ~凄い、このブナ凄い形してますね~。
 何かこう、枝が万歳してえるみたいに」

〇ブナ

根元が大きく曲がったブナ。
高さは10mを超えてる。

「ここは豪雪地帯で、4、5mの雪が積もる所ですから、
 雪の重さで根がグニャーって曲がってしまうんですよね~。
 まぁそれだけ雪の力は強いということです」

〇1立方メートルの新雪は150kg
 さらに積もると500kg以上にもなる

1立方メートルの雪は新雪で150kgもの重さ。
さらに積もると500kg以上にもなるんですって。

標高1300mまで登って来た。

今回はこの辺りで終了と致します。
次回は森の中を進むところから始めます。





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