Nicotto Town


日記ダイアリー徒然草


コンプレックスをなくす方法

其の三

残念ながら、通帳探しは予想通りの結果となった。
「ないみたいだね…」
泉緒がそう言う。
けれど、現実を認めたくない私。
「い、いくらなんでもふざけてるだけだって」
「じゃあ、夜まで待つ?それよりも、今何円のお金があるのか確かめようよ?」
泉緒はあくまでも冷静に、判断を下す。
「まぁ、それもいいかもしれないね。一応のことを考えて」
私は泉緒にそう言う。
完璧に私の言葉は矛盾していた。

「五万三千九百円……」
私の貯金と、泉緒の貯金を合わせると、それなりの金額があった。
「これで、今日の夕食は食べれるね。明日も。明後日も」
私が言うと、泉緒は悲しそうな声で言った。
「現実逃避しないでよね。よくかんがえてよ?一年間、たったコレだけで生きるってわけ?」
「できるんじゃないの?多分だけど」
「水道代や電気代。光熱費、それに家のローンとかも。学校とかのも必要だろうしね」
参りました。
でも、そんなこといわれたって困る…。
「じゃあ、どうすればいいのさぁ……」
「親戚を頼るって言うのもいいけど、あんまり進めたくはないかな…」
私たちは親戚の連絡先をほとんど知らない。
唯一知っている叔母は、かなりおかしい人だ。
頭がおかしい、とかではなく、母と父と同じにおいのする人間だ。
「確かにそれは同感かも」
「だから手っ取り早く、」
私は泉緒を見る。
泉緒は、さっきと同じ冷静な顔で言った。
「母さんたちを探しに行こう」
 一つだけ、知りたいことがある。
 母親と父親が、少しおかしな人間だったとすると、それは子供にも影響するのだろうか?
大きな疑問だ。

アバター
2009/10/19 23:14
あったんですよね!!(黙
複雑なことは良く分かりません…w;;(おい
アバター
2009/10/19 20:21
家のローンあったんですか・・・Σ  w
アバター
2009/10/19 20:11
どうなるんでしょうかw
私も謎です~w
アバター
2009/10/19 20:04
二人はどうなっちゃうんだろう…(@_@;)
お金がないから……((+_+))



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