日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/03/19 00:18:36
こんばんは!19日(土)は、西日本は日本海側を中心に雲の多い天気となり、
雨の降る所があるでしょう。
東日本は午前中は晴れる所が多くなりますが、午後は日本海側では雨や雪が
降りそうです。関東も所により雨や雷雨となる見込みです。
北日本は雲が多く、太平洋側を中心に雪や雨が降るでしょう。
北日本の太平洋側では暴風雪や高波に警戒し、
大雪による交通障害に注意・警戒してください。
訪れるのは静岡県の伊豆山稜線歩道。
解放感いっぱいのロングトレイルを楽しみます。
伊豆の踊子
の舞台
常連の滝
「♪天城越え」の情景
解放感あふれる尾根
富士山の絶景
迫りくる富士山
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伊豆山稜線歩道
伊豆半島を代表する山、天城山(あまぎさん)。
〇天城山(1406m)
その西側にある天城峠から延びる伊豆山稜線歩道。
行く手には駿河湾、そして富士山。
全長40km程の道のりです。
〇修善寺駅
伊豆箱根鉄道の修善寺駅からバスで40分。
〇旧天城トンネル 北口園地
標高700mにある登山口で案内してくれる方と待ち合わせ。
おはようございます。
〇登山ガイド 金井麻美さん
「おはようございま~す。
ガイドの金井麻美(かないあさみ)です。
よろしくお願いしま~す」
よろしくお願いしま~す。
金井さんは世界の山々を歩き回り、10年ほど前、登山ガイドになりました。
〇金井麻美さん(10歳)
出身はここ伊豆。
伊豆山稜線歩道は家族で何度も訪れた思い出の場所です。
今回の旅の見どころは?
「はい、前半と後半と異なった印象のトレイルになってます。
前半はブナの森がとても美しいです。
後半は開放感のある稜線が広がっています」
楽しみ。
冬の伊豆の山々を巡(めぐ)る一泊二日の山旅。
1日目
一日目、天城山の稜線からブナの林、馬酔木(あせび)の森を抜け、
仁科峠からの眺望を満喫。
この日は宿の車で麓に下り一泊。
2日目
二日目、広々とした笹原を進み、徐々に近づいてくる富士山を堪能。
達磨山(だるまやま)の山頂で絶景を楽しんだ後、
金冠山(きんかんざん)からの夕景を。
下りはバスで修善寺駅へ。
中級者向けのルートです。
*撮影:2月上旬
「じゃあ出発しましょう」
「ここ本道はこっちなんですけれども、こちらご覧ください」
うわぁ~、味のあるトンネルですね~。
「旧天城トンネルになります。
中に入ってみましょうか?」
は~い。
トンネルから冷たい風が吹いてくる。
それにしても歴史を感じますね~。
「こちらのトンネルは、小説の伊豆の踊子の舞台にもなっているようですね~」
天城越え~♪もここですか~?
「そうですね~、あの歌でもとても有名ですね~」
明治37年に完成した石造りのトンネル。
このトンネルのお陰で難所とされた天城峠を越えるのが楽になりました。
まずはその天城峠へと向かいま~す。
「こちらから登って行きましょう」
は~い。
あっ、薄っすらと雪が。
「そうですね~、雪があると何気ない景色も綺麗に見えますね~」
雪化粧ですね~。
ところで天城峠って~、なぜ難所とされていたんですか~?
「こちらを見てみてください。
こんな感じで~、岩とか土が非常に脆いんですね。
伊豆の山々は海底火山が隆起して、火山灰が固まって出来た岩で
出来てるんですけど、やはり脆いので、歩くと崩れやすいので、
まぁ天城越えは厳しいっていう風にいわれてたんじゃないでしょうか」
かつて天城越えの道は雨や雪で幾度なく崩れ、
その度に新しいルートを開拓しなくてはなりませんでした。
今は道が整備されてるとはいえ、歩きにく~い。
歩き始めて2時間
標識がある。
〇二本杉峠
「はい、こちらが二本杉峠です。
二本杉の二本の杉はあちらにあります。
ちょっと見に行ってみましょうか?」
え~、どれなの?
「こちらが二本杉です」
周りに比べ、2本だけ太い杉。
昔の人はこれを峠の目印にしたのかな~?
「ここが昔の天城越えの天城峠です」
あ~、そうなんだ。
「はい、昔の人はこの峠を往来して、南北を行き来したんですね。
幕末の吉田松陰なんかもここを通って下田に行って、
ペリーに会いに行ったといわれています」
*国立国会図書館 蔵
吉田松陰
へぇ~。
天城峠って色んな物語の舞台となってきたんだな~。
天城峠を越え、さらに登る。
青い空に伸びる白い枝、コンロラストが綺麗。
「こちらブナの木になりますね~」
〇ブナ
「やっぱり冬ですと葉が無いので、ブナの枝が良く見えますね~」
クネクネした枝ぶりが面白いな~。
「今、冬芽も出ているので、少し赤いのも見えますね」
春に向けてしっかり準備中。
「ここからブナの大木の森になりま~す」
ほんとだ~、どれもおっきぃ~。
「ブナも立派ですし、道も広くてとっても気持ちがいいですね~」
まるで手入れされた公園みたい。
「登山道はこちらなんですけれども、
お見せしたいものがありますので、是非こちらに行ってみましょう」
*迷いやすいため登山ガイドの同行を
「はい、お見せしたかったのはこちらです。
天城一といわれているブナの木です」
確かにおっきぃ~。
「幹がとっても太いので天城一といわれています」
あっは~、とても抱えきれませんね~。
「そうですね~、5mぐらいありますかね~」
せり出した枝も凄~い。
登山道に戻って来た。
「ここは鳥がいるみたいですね~」
チュン♪チッ♪
囀(さえず)りが聞こえる。
チュン♪チュン♪
どこにいるのかな~?
チュン♪チュン♪
ここで山旅スタイル。
今回はこの鳥の囀りが聞こえます所までと致します。
持戒は野鳥観察のコツをガイドの金井さんに教えていただきますところから
始めます。