Nicotto Town



電子部品通販の楽しみ方


『シュタゲゼロ』で比屋定真帆たんがアキバの電子街に行き、
ビンテージなパソコンパーツに狂喜する様は何度見ても和めます。
タマ世代からパソコン自作派までカバーするのが電子部品の通販屋。

抵抗1本でも届けてくれるんですから隔世の感がある。
秋月・千石・若松といった老舗からマルツ・共立・RS等の大手、
ギャレットやタッキーみたいな楽器マニア向けの店も揃ってる。

カートに部品放り込むだけで送料込みの値段が出るサイトが殆どだけど、
昔ながらの古めかしいサイトを持つ無名の老舗をよく使います。
電気街のジャンク屋を彷彿とさせる種々雑多な情報の山と格闘するのが楽しい。

カートなんてないので、メールやFAXで発注表を送るのも好き。
部品の定格、個数、1個の値段と小計、合計、送料を客が計算する。ステキ。
これをやりたくて、昨日久々に注文してしまいました。

フォノイコの部品全部あると思って調べたら、幾つか不足していた。
なら全部高級部品使って組んでみようか。いくつかのサイトで調べたが、
総合的になじみの店が最安になったので、発注表を送り先払いも済ませた。

金属皮膜抵抗が1本22円というのはバラ売りの相場だと思うけど、
音響用の電解コンデンサやフィルムコンが激安なのでウレシイ。
ついでにオペアンプも注文したが、不思議なことに気づいた。

選別品・高精度品のほうが普及型より安いという逆転現象がある。
4580DDは55円、4580Dだと66円。4560DDが66円、4560Dは88円。
たくさん作られたヤツのほうが余って安くなってるんですね。

マニア御用達の49720すら300円! でもイラナイ、使いこなせない。
さて返事が来た。送料不足だって。パーツの1つが若干大きく、
小包便でないと送れないという。迂闊だった。

あわてて差額を振り込んだが振込手数料のほうが高い。トホホ。
でもいいの。こういうヒューマンエラーと手間が楽しいのです。
送った注文書と部品入れの皿持って店内を回るパートさんの姿も浮かぶ。

このお店の本店、支店で直接買ったこともある。
呆れるほど狭い店内に電子部品の山、FAXメール電話の嵐、
数名の店員さんが注文と戦う様子に圧倒されました。

石の番号言うだけで「それは切らしてるけど……」と呟きながら、
同等品や互換品を出してくる彼らは真のプロでした。
遠いので近年は通販ばかりだけど。働く皆さんのご健勝を祈ります。




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