1532番:さすらいの青春(123)
- カテゴリ:日記
- 2022/02/26 20:25:55
さすらいの青春(123)
——————————【123】——————————————
Et l'on frappait. C'était un voisin, les institutrices,
quelqu'un enfin qui venait nous distraire de la longue
veillée.
Or, ce soir-là, je n'avais plus rien à espére du
dehors, puisque tous ceux que j'aimais étaient réunis
dans notre maison ; et pourtant je ne cessais d'épier
tous les bruits de la nuit et d'attendre qu'on ouvrît
notre porte.
———————————(訳)———————————————
それから扉をノックする音があるのでした.それは隣
家の人だったり、教師方だったりした.まあ要するに
長い夜の気晴らしに私たちを訪ねて来る人だった.
だがその日の夜は、我が愛する人たちはみんな我が
家に集まっていた; なので私は家の外にはもう全く
期待はしていなかったのです.しかしそれでも私は夜、
どんな物音にも耳を澄ましてうかがうことを止めたわ
けではなかった.そして誰かが扉を開けるまで待つこ
とを止めなかった.
——————————〘語句等〙——————————————
institutrices (f,pl) <instituteur(trice) (小学校の) 教諭、教師、先生
veillée [ヴェィエ](f) 夜(夕食から就寝までの時間)、夕食後の団欒
passer la veillée en famille / 夕食後の時間を家族と過ごす
distraire (他) の気を晴らす、を楽しませる
enfin (副) 結局、ようするに、つまり
Dans le salon, il y avait les parents, les frères, les sœurs,
enfin toute la famille. / 客間には両親、兄弟、姉妹、
要するに、家族全員がいた.
or さて、ところで、ところが
puisque (従属接続詞) ~ので、~だから
puisque に導かれた従属節は、主節の前に来る.
Puisque vous êtes innocent, vous n'avez rien à craindre.
あなたは無実なのだから、何も心配することはありませんよ.
et pourtant しかし、けれども、だけど
épier (他) 見張る、監視する、うかがう