Nicotto Town



2/23 キラキラと4択

仮想タウンでキラキラを集めました。

2022/02/23
キラキラ
集めた場所 個数
ヒツジ学園 5
ペット海浜公園 5

4択  「かきあげ


キラキラ  「ヒツジ学園 手前の道の左端

     「ペット海浜公園 自販機

4択 好きな天ぷらは? → かきあげ


どれもうまいわーーーー!!!
ああ。。油。
何故にそんなに美味い。
油を飲んでも全然美味しくないのに、食材や塩などと出会うと何故にあんなに美味くなる!?
食材も美味いものが更に美味く!
素晴らしいかな。油と食材の出会い!

誰が最初にこの素晴らしい出会いを発見したのだ?と辿っていくと6世紀のペルシャの王宮にたどり着く。
シクバージという名前のその料理は、シクバージ(sikbaj)という名前が表す通り、酢を意味する「sik」とシチューやブロード(stew, brodo)を意味する「baj」から付けられたと10世紀の料理書『Kitab al-Tabikh』(キターブ・アッ=タビーハ)に説明されているように「酢漬け煮込み料理」だ。
・・・揚げ物関係ないじゃん!となる。
でもあるらしい。

基本は肉と野菜を煮込み、スパイス(コリアンダー、シナモン、塩等)で味付けし、大量の酢をふりかけ、そこに甘味(ハチミツ、グループジュース、ナツメヤシシロップ)を混ぜて仕上げたものらしい。
その時に肉を大量の油で揚げたものがあった・・らしい??

そのレシピはイスラムの船乗りに広がる。
揚げたタンパク質を大量の酢を振りかけることにより日持ちしたからだ。
船乗りなのだがらタンパク質は自然と魚になった。
魚の揚げ物に酢・・甘味・・・。
そう。
南蛮漬けだ!

南蛮漬けはイスラムの船乗りからスペインやポルトガルのあるイベリア半島に伝わることになる。
ラテン語でスカペータ(Scapeta)と名付けられたこの料理は現在の南蛮漬けと同じようにまず魚を揚げ、そこに玉ねぎ、レーズン、プラム、ゼネを炒めたもの、アーモンドなどのナッツやサフランを焼いたものをワインと酢に混ぜ込み、揚げた魚にふりかけている。
かなり南蛮漬けに近いぞ。
もちろん、他のレシピもあって揚げた肉をオレンジジュースにつけたり、鯉を使ったりと様々だ。

そしてこの料理は作りたてアツアツを食べるのではなく、作って冷まして(翌日以降)に食べる。
それは元々のレシピの発祥の国が6~9月の平均気温40℃越えの都市であったからだ。
酢をたっぷりかけて保存できるようにしたのはそのためか?

この調理法が「安息日」があるユダヤ人やキリスト教徒の神父達に広まる決定打になる。
安息日の前日に作っておいて、火を使えない安息日に食べる料理になったのだ。
特にキリスト教の神父達は当時1年の3分の1は肉を絶たなくてはいけないので魚料理を食べることになるのも料理の広がりを加速させた。

そしてそういった神父達によって南蛮漬けは日本に持ち込まれたのだ。
いやぁ。
ペルシャから旅してきたねぇ。南蛮漬け!
エスカベーチェ(スペイン語: escabeche)と今も呼ばれ食べられている料理だ。

ところで、それとは別口に日本には揚げ料理が伝わっている。
仏教由来だからインド由来か?
小麦粉を油であげたお菓子だ。
清浄歓喜団。
去年私が注文した日本最古のお菓子じゃーーーん!
それも日本に伝来したのは6世紀。
・・・・ってことはまだ世界最初の揚げ料理って発掘されてないのか・・・?
そうね・・・書物が貴重な時代にあってレシピを記録するなんて余程料理好きの王がいないと無理だ。
うう。
天ぷらの起源はシクバージでいいとしても、世界最古の揚げ物ってなんだーー!!

どうでもいいけどシクバージが大好きだったササン朝ペルシャのオスロー1世は1日に食べるシクバージに250万円ぐらいかけたそうだ。
しかも他の者がシクバージを食べることを禁止している。
自分とその近親者、お気に入りの近習だけに許された料理だったらしい。
タンパク質、油、甘味(砂糖)・・・。
美味と感じるものの寄せ集めだー!

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2022/02/23 13:04
つつきさんが王様になったなら、美味しいものを食べることを禁止しないんでしょうねえ。




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