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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!29日(土)は、北日本と北陸は雲の多い天気となり、

日本海側を中心に雪が降るでしょう。
南西諸島は雨が降って、雷を伴う所もありそうです。
その他の地域では雲が多いものの晴れる見込みです。

訪れるのは奥羽山脈の栗駒山(くりこまやま)。
晩秋の霊峰を巡(めぐ)り、静かな山旅を味わいます。

大パノラマが広がる稜線
山肌を彩る紅葉
山頂に咲く❝氷の花❞
古くから続く山岳信仰

             晩秋の静寂が包む山
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                栗駒山

宮城、岩手、秋田の三県に跨って聳える栗駒山。
古くから信仰の山として崇められてきました。

*撮影:10月下旬

訪れたのは10月中旬。
山麓を一面に染める紅葉が最後の見頃を迎えています。
JRくりこま高原駅から車で1時間。
いわかがみ平(だいら)に到着。

〇いわかがみ平(1113m)

登山口でガイドの方と待ち合わせ。

〇宮城県栗駒
 レストハウス

おはようございます。

ガイドの男性の方「おはようございます」

太宰(だざい)さんですか?

〇太宰智志さん

「はい、え~、本日ご案内いたします太宰です。
 どうぞよろしくお願い致します」

よろしくお願いします。

ガイドを務める太宰智志(だざいさとし)さんは、
山岳スキー競技に取り組むアスリート。
日本選手権で優勝したこともあるんですって。

〇2019年 山岳スキー競技日本選手権ショート部門優勝

今日のコースの見どころを教えてください。

「はい、栗駒山の登山道の中では距離の短い部類のコースなんですけれども、
 その短い中に栗駒山の魅力がギュッと凝縮された
 変化に富んだ楽しいコースとなっておりますので、
 期待していてください」

晩秋の栗駒山を歩く日帰りの山旅。
登山口から東栗駒コースへ。
新湯沢を遡(さかのぼ)り、栗駒山山頂へ。

そこから稜線を歩き、紅葉の大パノラマを楽しみます。
途中山岳信仰で知られる御室(おむろ)の祠に立ち寄ります。
目指すはビュースポット、展望岩頭(てんぼうがんとう)です。

下山は来た道を戻り、最短ルートで下る中級者向けのコースです。

「気をつけて参りましょう」

はい。

午前8時出発

「雨の影響でドロドロになってることが、多いコースなんですよ」

ほ~んとだ、水が溜まってる。

「なるべく、こう水溜まりや泥濘(ぬかるみ)を避けて、
 注意して歩いてください」

は~い、気をつけま~す。

さ~、頑張って行こう。

「この辺りあの~、緑の葉っぱの木が~、沢山あるんですが~、
 栗駒山で~、代表的な針葉樹です。
 え~、クロベという木なんですよ」

〇クロベ

一年を通して緑の葉が茂るクロベ。
普通は高さ10m程になるんだそうです。

「ご覧の通りあの幹がカーブして生えていますが~、
 これは栗駒山があの積雪が豊富な為に、真っ直ぐ伸びにくいからこのように、
 雪をこう重みで頑張りながら上に上にと伸びているんですね」

雪の重みで木がこんなに曲がるんだ~。
厳しい自然だな。

「おっ?」

太宰さん、何か見つけたんですか?

「今、あのちょうどオレンジと黄色と緑とグラデーションが楽しめる紅葉ですね」

ほんとだ~、パレットの上で絵の具で混ぜたみたい。

〇ドウダンツツジの仲間

同じ木なのにこんなに色が違うんだ。

色付き方が違うのは場所によって、
日光や風の当たり方が違うからなんですって。

色付いた木々の間を縫うように進みます。

「さてここで東栗駒コースの第1関門にやって来ました」

第1関門?

「はい、見てください。
 あの~、粘土質の土壌が見えています」

わっ、ツルツルして滑りそう。
転ばないようにしなきゃ~。

「はい、登山者の間では❝黄色い悪魔❞と呼ばれて恐れられています」

黄色い悪魔か?気を引き締めて行こう。

「行ってみましょう」

「足場はありますので~、しっかり足をこうフラットに着いていけば、
 そうそう滑ることはありません」

こういう時こそ基本を忠実に。
足をフラットに置いて、一歩ずつ、丁寧にっと。

おっ、今度は梯子(はしご)だ~。

「そしてここを登り切ると素敵な景色が見られるんですよ。
 見てください、クロベの森を眺めることが出来るんです」

鮮やかに光るクロベの緑。
その中に混じる紅葉がアクセントになって綺麗だな~。

歩き始めて40分、大きな沢に出た。

「東栗駒コース第2関門の新湯沢に到着しました」

第2関門?

今回は、第2関門の新湯沢という所に到着の所までと致します。
次回は、新湯沢の説明から始めます。

アバター
2022/01/29 23:24
こんばんは!土曜日をお疲れ様です。
そうですか、標高が高い山がありますし、緯度が高いですから冷え込みやすいですものね。
アバター
2022/01/29 22:55
東北の山って考えただけでも怖いです(^_^;)




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