Nicotto Town



南の魔女クレア98


クレアはシドリアル国に一旦帰る事にしました。
その間に「魔法学校」について神官長の案としてモゾリアナ国で話在うそうです。

シドリアルの木の家に戻ったクレアは止めていた果樹園の枯れた葉や腐った実を取り除いたりと久しぶりに庭の妖精達と仕事をしました。
相変わらずイチゴは見事になっていてパンと牛乳を止めても週に2回はアクレが来て村の様子を知らせてくれに来てくれたので其の時にイチゴを栽培してあげる様に言ってあったのでアクレが取りに来ました。
久しぶりの再会にアクレは見事に少年から青年に近くなっていて背が伸びて髭が少し生えていて其れを言うと照れてました。

アクレのお母さんとお父さんは以前より仲が良くなってお母さんのお腹の傷は今も少し傷むそうです。
クレアはさっそく「魔女の回復薬」を作って先に小さな港町に帰っていたマドレに相談してマドレとバロルドさんの息子が相談して今後の事を治療方法を決める事になりました。

クレアが命を助けてくれた狩人さんにお礼に行くので何か持って行きたいと言うと村の女達が酒が良いと言うのでマドレの所とカリドの所に「魔女の回復薬」を届けたついでにカリドの所によって「おいしいお酒」を買いました。
マドレもカリドもクレアが元気になってまた元の生活に戻る事を望んでいましたがクレアには何も言いませんでした。

村の人に聞いて狩人さんの家を訪ねました。
村はちょうど魔女の森と呼ばれる広大な森の南端にあって何故か村の所だけ少し引っ込んでいて其の奥に狩人さんの家がありました。
其処は魔女の森の入り口と呼ばれている所の隣にあって更に其の少し行った所から今度は魔女の林と呼ばれているバスタ地方とコウアニ地方を別けている林で木の種類が違うのかスギなどの針葉樹が多いのでした。

クレアが狩人さんを訪ねると狩人さんはクレアが元気になった事と魔女になって魔石を取って来た事を喜んでくれました。
一番に喜んだのは勿論お酒でした。
クレアと狩人さんは乾杯をしてクレアも少しだけお酒を飲みました。
其れから命を助けてくれた赤いオオカミさんにもお礼を言いたいと言うと狩人さんは彼は「旅行に行っている」と言うのです。
クレアは放浪をしているのかと聞き返すと狩人さんは「いや、ちゃんと旅行の本と地図を持って人間の姿になって旅行をしている」と言うのです。

クレアはもっと赤いオオカミさんの事を聞きたくなって其れを話て貰いました。

赤いオオカミさんは500年以上も生きていて主に魔女の森に住んでいるそうです。
その間に魔石を取って来た魔女にだけなついているそうですが其れ以外の魔石を取って来ないで魔女をついで居る者にはなつかないそうで人の姿をして世界中を旅しているそうです。
今はモゾリアナ国よりさらに南に行った国々を回っていてシドリアル国の西隣のクロラルドに船で着いて帰って来るそうです。

其の壮大な旅行に驚いたクレアでしたが500年も生きて居れば其の位は彼に取って何でもない事の様だとの事でした。
本来は人嫌いなので狩人さんの所に偶に来る程度であの日も狩人さんが仲が良い灰色オオカミを使ってクレアの事を知らせたとの事でした。

狩人さんは主にイノシシやシカのハンターで血抜きをした後に内臓を取って肉をそいで骨は其の場に置いてきて其れを灰色オオカミの群れが食べるそうです。
其れで狩人さんと灰色オオカミは仲が良いそうです。

クレアは「魔女の森」と「魔女の林」の違いを狩人さんに聞きました。

赤いオオカミが狩人さんに教えてくれたことによると魔女の森は赤いオオカミが魔女の使途になった時には出来ていて其の魔女が死んでしまったので其の後は魔石を取って来た魔女だけが魔女の森に入れるので其の魔女と仲良くしていたそうです。
魔石を取った魔女でも魔女の森に住まない魔女も居て其の後の魔女の一人が300年程前に隣のキリアマリ国との間を封鎖する為に魔女の林を作った時にぐるっとバスタ地方の南端を囲む様に魔女の林を作ったのでバスタ地方とコウアニ地方が離れたそうです。
其の前は繋がっていたが其々の領主が仲が悪かったのでバスタ地方の当時の南端を納めていた領主が自分の国を他国から守る為に魔女に頼んでやって貰ったそうです。

当時はシドリアル国も細かく色々な領主が納めていた時期なのでそう言う事だったのかと思いました。

狩人さんは赤いオオカミがクレアを助けようとしたからにはクレアには何か特別な力があるのではと思って此れは絶対に助けないと行けないと思ったそうです。

其れで魔女の森に住んでいるコボルトを灰色オオカミに呼んで来て貰って彼らは「魔女の回復薬」を作る事が出来るので彼らだと絶対に助けられると思ったそうです。

赤いオオカミが狩人さんに行ったことにもともとは此の魔女の森の中にはコボルト族の居住区があって最初に作った魔女が彼らと仲が良かったので其のままぐるっと大きな森の中に彼らの居住区があるそうである程度の魔力を受け継いだ者が中に居て森の中を自由に木々を操る事も出来て彼らと仲良くしているおかげでシカやイノシシが取れるそうです。

狩人さんは毎日シカやイノシシが取れる訳でないので時々コボルトが取った肉を別けて貰って村に肉屋に卸しているそうです。

其れで村の肉屋に毎日新鮮な肉が売られているそうです。

狩人さんは「野菜や果物は苦手」と言っていたのですが
折角クレアが持って来てくれたので一粒だけイチゴを食べてみるかなと一口食べておいしいのに驚いて結局全部食べてしまいました。

余ったらコボルトに持って行こうと思っていたと狩人さんは言ったので改めてコボルトさん達の所へのお礼に行くつもりだと言うとコボルトの居住区に入り方を教えてくれました。

アクレがクレアの木の家の茨に囲まれた森を開けるチャイムの様に知らせる場所をある様に魔女の森の中にもコボルトの村に入る為には特別な方法があるので
其れを教えて良いかを今度コボルトにあった時に聞いてくれるそうです。

クレアは赤いオオカミが500年も生きている事と魔女の森が600年以上も前に出来ていた事を知ったり魔女の林を呼ばれている所が当時のバスタ地方を納めていた領主が魔女に頼んで領地に入れない様に囲って貰ったのでキリアマリ国からもこっちの村からも入れない様に成ったと言う事も含めて色々聞けて良かったと思いました。

木の家に帰ってからクレアは色々な魔法を試してみる事にしました。
更に色々な過去の魔女の置いて行ったぬいぐるみを人型にして何に使うのかも改めて一つ一つを試してみました。

其れ以外に渓谷の下に降りて水の精と水の使い方を色々試してみました。
其れと水を運び上げるのに上に運ぶ滑車だけでなく其れを横に引っ張る滑車も付けて引っ張るのを楽にしました。

家の中の掃除は掃除の人形を修道院をクレア農場にして管理している幽霊さんにあげたので直接箒とぞうきんとバケツを含めた掃除用具にさせる様にしました。
此れは言った時は出来るのですが小一時間しか持たないと言う欠点がありました。
其れでもないよりはマシと思う様う事にしました。






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