Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!14日(金)は、西日本から北日本の日本海側では雪が降り、

雷を伴う所もあるでしょう。大雪による交通障害などに警戒してください。
西日本から東日本の日本海側では、高波にも警戒が必要です。
その他の地域は晴れる所が多くなりますが、
近畿中部や東海では午前中を中心に雪の降る所がありそうです。
南西諸島は雲の多い天気となるでしょう。

訪れるのは北海道の斜里岳。
潤いに満ちた沢を登り、煌(きら)めく水の風景と出会います。

輝く沢を登る
紅葉に包まれ進む
いくつもの滝を越えて
絶景の広がる頂へ

              きらめく水の山
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              北海道 斜里岳

北海道の東部、知床半島の付け根に聳える斜里岳。

〇斜里岳(1547m)

裾野を広げるその端正な姿からオホーツク富士とも呼ばれています。

〇オホーツク富士

日の出前、麓の観光案内施設でガイドの方と待ち合わせ。

おはようございます。

〇登山ガイド 伊藤典子さん

「おはようございま~す。
 本日ご案内しますガイドの伊藤です。
 よろしくお願いします」

登山ガイドの伊藤典子さん。
知床の自然に魅了され、13年前、斜里岳の麓の町に移り住みました。
その後ガイドとなり、山の魅力を伝えています。

「じゃあまず最初にこちら斜里岳が綺麗に見えてますよ~」

わ~。

朝焼けに浮かぶ斜里岳。
きれ~。

「格好いいでしょ~?
 まずはね、登る前に斜里岳を見てもらいたかったんですよ~。
 山頂に光が当たり始めてますね~」

山のお目覚めですね~。

「地元の人もね、あの普段の生活の一部になってるって
 見らさる山っていう風についつい見ちゃう」

〇見らさる山 つい見てしまう山

「凄く愛されてる山なんですよ」

ほんと見とれちゃいますね。

〇登山口(清里コース)(680m)

「はい、そしたら出発しましょう」

朝6時、いよいよ登山開始。

*撮影:9月下旬

「もう森が迫ってますね~」

ワクワクしてきたな。

「はい、今日は、あの~、何度も沢を渡って、沢山の滝を越えて行く。
 そういったようなちょっと珍しい登山道になっています~。
 で、今の時期は、あの紅葉が見ての通り美しい時期で、
 知床の短い秋にね、あの、美しい秋と一緒に漢字ながら登って行きましょう」

水煌めく斜里岳を堪能する日帰りの山旅。
登山口から森を抜け、沢に出る。
そこから流れに沿って登り、連続する滝を越えて行く。
そして展望を楽しみながら、稜線を辿(たど)り、頂へ。
下山は尾根ずたいに下る、全行程9km、、中級者向けのルートです。

まず、森の中を進む。

「ちょっとね、あの木、見てくださ~い。
 ね~、知床や北海道を代表する木なんですけれども、
 トドマツという木になります」

〇トドマツ

「ね~、ちょっとこう見てもらうと、
 枝が上向きに生えてるように見えませんか~?」

ほんとだ~、空に向かって伸びてますね~。

あれ~?でもこっちのはちょっと違うような。

〇アカエゾマツ

「これがアカエゾマツになりますね~」

「見分ける為のちょっと方法がありまして~、
 こう天まで届け~、どうでもええぞ~って、
 アハハハっていうんですけれども」

〇天までトドけ     どうでもえエゾ
   (ドドマツ)       (エゾマツ)

〇トドマツ       アカエゾマツ

枝が上を向いているのがトドマツで、下を向いているのがエゾマツか。
面白いな~。

「やっぱりだいぶ色がね~、変わってきましたね~」

登るにつれ、木々が色付いてきた。

「ほら、上へちょっと見てみると、光でキラキラしてて、
 紅葉綺麗ですね~」

わぁ~、鮮やか~。

〇ミネカエデ

「黄色いミネカエデと赤いハウチワカエデ」

〇ハウチワカエデ

黄色と赤のトンネル、綺麗だな~。

「陽当たりのいい所は、色が綺麗に変わってますね~」

あっ沢だ。

「降りた所から、沢、歩きますよ~」

いよいよ沢沿いの道が始まる。

「う~ん、ほんとにすぐ横歩くでしょ~う?」

水が澄んでて気持ちい~。

この沢の水は斜里川に注ぎ、やがてオホーツクの海へ。
その流れを遡(さかのぼ)って行く。
斜里岳ならではの登山道だ。

鮮やかな紅葉の中、水と戯(たわむ)れながら進む。

「さぁ今からここ歩きますよ」

沢を渡るんですね~?

ここで山旅スタイル。

今回は沢を渡る前の所で終了と致します。
次回は山旅スタイル(沢の登り方)の紹介から始めます。





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