Nicotto Town



南の魔女クレア79


クレアに取って地獄は此れからだったのでした。
村人全員が出されたと思っていたが其れらをクレアが鏡で話させると彼らとか奴らとか言われている奴が出てきてません。
兎に角片っ端から見た事、聞いた事、経験した事を話させると彼らは最初は空き家に住んでいたが時期にアクレのパン屋に出入りをしていた事が解った。空き家を徹底的に調べて一人見つけるとそいつから他に隠れて居そうな場所を言わせてそいつを捕まえてまだ隠れている奴を言わせてそれらを見つけて彼らに総てを話させると何とアクレのパン屋に主犯格の男達が居ると言います。
直ぐにアクレのパン屋をもう一度探して床下の小麦粉を入れている倉庫から主犯格の男達を捕まえて出すと一人の女が其の男にナイフで切りかかった。其れを取り押さえると今度は自分の腕を其のナイフで切ろうとしているのを警邏隊がナイフを取り上げて抑えました。
クレアは其の女に鏡を当てると叫んだ。「口に何かを加えさせて!」クレアが叫ぶと同時に警邏隊の一人がパンを加工するときに使う細い丸い棒を彼女の口に当てて加えさせるとクレアが直ぐに蔦植物の蔓で其れをさるぐつわにして「此の女は舌を噛み切って死のうとしている。」と言いました。すると其の女が主犯格とされる男に向かって何かさるぐつわの口で吠える様に叫んでうなっているのでクレアは「お前の子供など私が命をかけて殺してやる」と伝えて其の主犯格の男がにやりと笑ったのを見届けている時の其れが起きたのです。クレアが其れを主犯格の男に言った途端に周りの男達を振り払ってパン屋を飛び出すとパン屋の迎えに在った木で丁度太い枝が通るのに邪魔で切り落とした所が彼女の腹の所にあって其れに向かってまるで自分の体を其の切り口にさす様に力の限りでぶつかって行きました。
彼女は其のまま体を其の太い枝の切り口に刺さった様な形でぐったりと垂れ下がりました。
余りにも惨い光景でした。アクレは「母さんッ!母さん!」と警邏隊が捕まえていたのを振り払って母親を追いかけたが余りの惨い光景に立ち尽くして大声で吠える様に泣き出した。その無残な光景に其の場に居た誰もが呆然としている。クレアの傍にいたカリドが其の女の傍に行くとカリドが叫んびました。
「まだ生きているぞ!医者を呼んで来い!誰か荷馬車を出して病院へ運べ!」とカリドが彼女を木から外す様に抱きかかえるとぐったりしながらもアクレが近づくと「弱い母さんでごめんね」と言って気を失いました。
アクレが「母さん!母さん!」と泣きながら縋りついているます。主犯格の男が其れを見てまたニタリと笑いました。クレアの我慢の限界が来たと思ってクレアが手を振り上げたとたんにフクロウがフクロウ人間に代わってクレアを力の限りで突き飛ばして龍に言ってクレアを押さえつけさせた。クレアがもがいているとカリドが「クレア!落ち着け!彼女を救うのが先だ!」と叫んだ。その言葉でクレアは正気を取り戻しました。
私は何をすればよい?とカリドの聞くとマドレの所に行って「魔女の回復薬」を貰ってきて欲しいと言うのでクレアは龍にまたがるとすぐにマドレに訳を言って「魔女の回復薬」を持って走来ました。
其れを彼女にアクレとクレアが口のさるぐつわを取って口に少し含ませるとクレアは飲み込めと念じた。彼女はごくりと喉を動かした。其れを数回繰り返すと彼女はググっとお腹を抱えて苦しみだしました。
クレアは彼女が余りにも動いて苦しみだしたので「魔女の回復薬」の瓶を持ったままどうしたら良いか迷っているとマドレが変われと言ってクレアから瓶を取ると強引に其の薬を彼女をしっかりと上半身を起こすと飲ませました。
其れから荷馬車を村人の中でお爺さんで本人は麻薬草に関わってないでよけられていた人が持ってきたので其の荷馬車に彼女とアクレと自分が乗ると隣の国の港町の丘の上の病院へ急ぐように言いました。
途中で診療所によって医者のシグラードに見て貰って二人で相談して少量の麻薬草の聖水を其の時飲まして其れからマドレはありったけの「魔女の回復薬」を持ってアクレと一緒に隣の国の病院へ荷馬車に乗って行ってしまいました。
目の前で其の光景をみてもクレアには悲嘆にくれている暇は無かったのでした。次から次と見つかる主犯格と其の仲間に鏡を付けると何もかもしゃべらせました。
そしてパン屋が麻薬草を薬に帰る工場になっていた事。アクレのお母さんが人質になってアクレのお父さんが其れを手伝わされていた事。アクレを人質にしてアクレのお母さんが彼らに侵され続けられていた事。アクレとアクレのお父さんは其れを見ているしかなかったのでした。
余りにも残忍な証言が次から次に出てきて聞いているクレアの目から涙がこぼれて鏡を落としそうになるのをアルガーがクレアの手を支えてカリドがクレアの体を支えて其れを続けさせました。
村の色々な女達が似たような状況にあわされて夫達が彼らに麻薬草取りに協力させられていたのですた。
こんな幼い娘が彼らの毒牙にかかったかのかと言う例もあって其れを助けられなかったと言う其の子の祖母が泣き崩れました。
ある程度の此れで全部だろうと思う主犯格が捕まってある程度の全容が見えて来た所で其の日の捜査は一旦打ち切りになりました。
護送車はクレアの蔓のひもで縛られた男達や協力者でいっぱいになりました。
修道院のある程度の清掃が住んでお婆さん達の炊き出しも出来て警邏隊の一部は修道員で休んでもらいました。
更に自分達を守り抜いた小作人の人達も協力をして其々の家から警邏隊の人達が寝るのに修道院のベットだけでは足りないので毛布や寝具を集めて持って来てくれた。
更に食事作りも小作人の叔母さん達が食器を提供して手伝ってくれた。
お婆さんとお爺さんと自分達を命がけで守り抜いた小作人達にはクレアは本当に感謝をしました。
クラスバーは報告される其の内容の酷さに呆れると同時にアルガーから報告を受けるクレアの力に驚きました。
とりあえず其の日は一部の警邏隊とモゾリアナ国のガリバ地区の領主の館に戻りました。
一応立ち会っていたシドリアルの警邏隊はモゾリアナ国の警邏隊の徹底的な取り調べと家宅捜査に驚いていました。
髪の毛一本見逃さないと言うのはモゾリアナ国の警邏隊にとって当然の事だった。
其れ程麻薬草根絶のためには予断を許さず根絶をすると言うのがモゾリアナ国の方針でした。
其の為に麻薬草患者の為の聖水も神官たちが何度も何度も苦労して作り上げた特別な聖水が出来たのでした。
100年以上もかけて過去の南の魔女の力も借りてモゾリアナ国を守り抜いて来た歴史が其処にありました。
其れこそクレアは100年ぶりのモゾリアナに関わって来た「南の魔女」だったのでした。
過去の歴史書に何度も「南の魔女」の力を借りて国の危機を乗り越えて来た歴史がモゾリアナ国にはあったのでした。
其の中の一つが麻薬草と其れを使った犯罪者達との闘いでした。
2度と其れを起こさない為に南の魔女とモゾリアナ国の神官と医者と魔法省で麻薬草中毒患者への浄化をさせる聖水作りの研究が行われて麻薬草を根絶させる為に麻薬草を研究して其の地下深くにある元の根を腐らせる事が一番効果があると解り其の薬も作りました。







月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.