【ターコイズS】中山外回り１６００はスタートから最後の急坂まで下りと平坦で構成されることや３コーナーの角度が大きいことで序盤から速い流れになりやすく、中盤緩むポイントもない持続力コース。ターコイズSも前後半の３Fを比較すると１７年以外は前傾ラップ。全ての年で中盤の２Fは22.8~23.8と緩まへん。ハイペースで流れた年は前有利でスローになった１７年は差し決着やったのは興味深い傾向。まぁ、基本はハイペースで流れるからスローでしか好走してへんようなタイプは軽視するレース。血統は暮れの中山らしくロベルトがやたらと目立つ。

ドナアトラエンテはキャリアの殆どが千八のレースでマイル戦は初。しかもスローで好走してきたタイプでジェンティルドンナの妹という血統通り中山よりは東京向き。これで人気になるなら現状買いたい理由は何一つない。マルターズディオサは千四～二千で好走してるし近走は差しに回る競馬をしてて適性がちょっと掴みにくい。ただまぁ、スパッと斬れる馬ではないし中山マイルと親和性の高い阪神千四の阪神Cで２着してるように悪い条件ではなさそう。ただ初の５６キロは気になる。アンドラステは千八ベストなタイプやと思うからマイルなら時計のかかる馬場でミドルペースくらいが良い。去年の２着馬やしこれも悪くはないけど５６．５キロは流石に不安になる。スマイルカナは去年ここを勝って以来４戦続けて二桁着順。今回のコースや高速ではない馬場はベスト条件やから人気がないなら買いたいけどそこまで人気落ちひんのかな？ちなみにこれも斤量５６キロ。穴っぽい所ならまずはかなり力をつけてきた感のあるスマートリアン。これも千八ベストな印象で少し時計のかかる暮れの中山は合いそう。同コースの京王杯AH２着も心強い。あとは折り合いが鍵になるけど阪神千四での好走が多いギルデッドミラーは流れは合うはず。近走は結果は出てへんけど着順ほどの負けてるわけではない。あとは速い流れでも好走出来てるドナウデルタ、出遅れ癖もこの距離ならリカバリーしやすいかもしれんアイラブテーラー、いかにも暮れの中山が合いそうなマツリダゴッホ×ロベルト系のウインアグライアあたりを挙げときます。