Nicotto Town



南の魔女クレア16


其れでも其のパーティで3組のカップルが出来た事にクレアとモニークは驚きました。初めてパーティに呼ばれる人が多かったのと既に親主催のパーティである程度のカップルは士官学校の卒業パーティのダンスの相手を作るためにある程度のカップルは既にできていたのです。
クレアはボルアートに頼んでその後も授業が終わった午後にダンスを教えて貰う事にしました。
折角一般コースで成績トップを取って士官学校の卒業パーティに呼ばれる権利を得てもダンスが踊れないのでは何もならないと思ったからでした。ボルアートは快く其れを引き受けてくれて本屋のお爺さんも裏口の広場を貸してくれました。
夕食後はクレアは毎日学校の作業場で卒業制作のためのドレス作りに時間を費やしました。
其の為に半年以上前から館中の古くなったナプキンとテーブルクロスとカーテンを取って置いて貰っていました。
卒業制作の布の条件が家にあるもので布で作る事が条件だったのです。工場に勤めている子達は余り布や端切れ布を貰って其れで卒業制作に励んでいました。モニークだけは家庭の事情を話して新しいカーテン布で卒業制作を作る事を認めて貰いました。
卒業制作作品は公平を保つために学外に持ち出し禁止で其の日の作業がおわると先生の所に持って行って厳重に管理されました。過去にずるをしてプロを雇って製縫してもらった作品を出した生徒がいたからです。
クレアは何とかナプキンとテーブルクロスとカーテンを駆使してドレスを作り上げました。
其々の生徒が自分の作品を来て全校生徒や先生の前に出てお披露目をして学外の専門家も来て点数を付けてるお披露目会が開かれてクレアもナプキンとテーブルクロスとカーテンを駆使して作ったドレスを来て簡易に作ったランウェイを歩きました。
モニークの作品の方が遥かに豪華に完璧に出来てましたが何故かクレアの作品がダントツの一位の点数が取れて此れでクレアは今までの成績と合わせて一般クラスで一位になり士官学校のパーティに出る権利を得ました。
モニークの作品はかなり低い点数が付けられて周りを驚かされましたがモニークは其れでも今までの成績が良かったので2位で士官学校の卒業パーティに出られる権利は得られました。
後でこっそりとモニークがクレアにこっちに借りた家に実家の工場で一番の縫子さんを呼び寄せて作って貰ったのとこっそり取り変えたのがバレたと打ち明けました。
其の縫子さんが学校で教えてない縫い方をあちこちでやって素晴らしい作品を作った事で帰って其れが別の人が縫った事がバレる事になった様です。
モニークは自分が縫ったのを出せば良かったと後悔してももうどうにもならない事でしたが2位でもかなりの成績で士官学校の卒業パーティには思い切り立派なドレスを作って貰ってパーティ会場で一番目立ってやると明るく言ったので落ち込むかと思って心配したクレアは安心しました。
クレアもお母様に士官学校の卒業パーティに一般コース成績一位で呼ばれる事になったと言うと早速テーラーさんを呼んでパーティに着ていくドレスを作って貰う事にしました。
其の日は家に帰るとドレスが届いている日でクレアはうきうきとトウニの駅からでて乗合馬車の停車場に向かっている時でした。
「クレア」と声をかけられて振り向くとダウニでした。
「まだボルアートにダンスを教えて貰っているんだって?」と横に並んで歩きながら話しかけてきました。横に並ぶと思ったより大柄なのに驚きながら「そうよ、だって士官学校の卒業パーティに成績一位で呼ばれたのにダンスが踊れなくちゃこまるでしょ」と自分が優秀なのだとチラッと横目で見ながら自慢げに言いました。
「でも一般コースだろう?一般コースで呼ばれた子は確か『壁の花席』に案内されると思うけど」とダウニが怪訝そうに言うのでクレアは其れは何を言っているのかと詳しく聞いた所によると士官学校の生徒や関係者の「連れ」としての招待者でない招待者は子爵令嬢が通う女子学校の生徒と爵位令嬢コースの招待客以外の一般コースの生徒の成績上位で招待された客はパーティ会場の一番奥の席に案内されて其処は『壁の花席』と呼ばれて壁紙が其処だけ違って花の壁紙になっていて其処の席にいる子を態々ダンスに誘いに行く人は無い事で有名な場所だそうでその話を聞いたクレアは其の場に倒れ込みそうになったのをダウニが驚いて支えた位でした。
「もっと早く言ってくれれば僕らが招待をしたのに」とダウニが言ったので「白いタキシードでダンスに誘ってくれるの?」とクレアは聞き返しました。
どういう事なのかと聞くダウニに自分は子供の時からの夢で白いタキシードを着た王子様にパーティでダンスに誘われて・・・とぼそぼそと少し気恥ずかしいけど其の為に一般コースを受けて毎日勉強に励んで士官学校の卒業パーティに呼ばれる様に頑張って来たと打ち明けました。
ダウニは呆れたようにまず此処は王国で無いので王子さまはいないと言った。
「そんな事知ってるわ!」とクレアは言い返した。
「次に結婚式以外に白いタキシードを着れるのは公爵家と伯爵家だけだし、今年の卒業生に公爵家の子息も伯爵家の子息もいないし、確かに卒業生の代表として其れまで成績上位の10位に入った同窓生が招待されるけど彼らは自分のダンスの相手を連れて来るよ。其れに公爵家や伯爵家になればダンスの相手は既に決まっていて其れ以外の人をパーティ会場で見つけて誘う何て言う行為はしない」と早口で言うと涙目になっているクレアをしばらく見て居ながら「此の事はボルアートは知っているのか?」と聞きました。
クレアがうなづくと「知っていて君にダンスを教えていたのか・・・。」と言うと少し悲しそうな顔をしてどこかをじっと見て居ました。
乗合馬車が停車場に付いたのでダウニに促されて虚ろ気な状態になりながらもクレアは馬車に乗りました。
家に着くなりクレアはお母さまの部屋に行くとお母様のベットに伏せたとたんにしゃくりあげる様に泣き出しました。
驚いているお母様にダウニから聞いた話を泣きながら話しました。



アバター
2021/11/20 22:31
ぐれいす様
読んでくれている事に感謝(^人^)。
そうか、変わったのか・・・。
実は話がまだまとまって無く、こういう風に進むと言うとのを頭に浮かぶ順に書いているとこうなってしまってました。
此処に継ぎ足す次の展開に迷いながら此の部分を書いてます。
次の展開で「あと一つの筆記試験が最後に残っていて其処でクレアが〇点でも取らない限りクレアの一番は変わらない」と言うのが此の中のどこかに入って「クレアがモニークが教えてくれて地図を書いてくれた新しくできたケーキ屋さんに少し入り組んだ裏通りに出来たので帰りに買って書居る時に道に迷っていると乗り換えの時に汽車の時間に間に合わなくなってしまうかもと言うモニークの助言に従って其のケーキ屋を探している時にダルニに声を掛けられる」と言うのが次に書こうとしている事なのですが、後でモニークが人を雇ってクレアを襲わせて筆記試験を受けられない様にしようとしていた事が解ると言う話の進め方と其れを入れないで此の「モニークが人を雇って」を失くそうかと迷っている内に兎に角書くだけ書いて置こうとしたらこうなってしまいました。
書き方が変わった事には気が付きませんでした。
確かに書いている時は(なんか何時もよりらくだなぁ~・・)程度にしか感じてませんでした。
多分普段から沢山本を読んでらしているのですね。
変わった事にも気が付きませんでした。
此れから少しはマシなのですが「戦争が始まってきて次第に話の内容が暗くなって残酷」になってきます。
今から人の裏側を入れるか、其れまでは「ただただ明るく楽しい」と言うのを強調するかで悩んでます。
戦争が色々な物をどんどん変えて行くという事と其れに巻き込まれて変わっていくコントラストを大きく付けるとすると此処でモニークのエピソードはいらなくなります。
ですが商人ののし上がって行くためには手段を択ばない汚い手も「商売の益」の為ならすると云う事を此処から入れて行くかと言うので今も悩んでいます。
まあ、後でも「実はそうだった」と入れられるのですが、ずっと今日一日グジグジと悩んでいるのが表に出るのですね。

でも面倒だから書き方を直さないで此のままにしていくかなぁ・・。
色々考えても肝心の所まで何時まで経っても話が進まないので・・。
CNNやBBCを見ても心此処に在らずでベラルーシの事も此れも酷い話で書きたい事があるけど。
アバター
2021/11/20 18:40
 今回は、ですます調なんですね。



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