父、退院
- カテゴリ:日記
- 2021/11/19 20:55:23
何度も延期になっていた父が、やっと昨日退院した。
一昨日の仕事が終わると、そのまま東京の実家に行った。
母も私も、楽しみでもあるけれど、ちょっと不安だ。
何しろ、5か月も入院していて、その間1度も会えなかった。
認知症はどのくらい進んでいるだろう。
リハビリもしてもらったけれど、どの程度動けるのだろう。
最初は圧迫骨折で、手術をしてもらう予定だった。
なのに手術の直前、誤嚥性肺炎になって一時は危篤に。
その治療のため、手術は中止。
寝たきりの間に骨はつくからということで。
途中でリハビリ病棟に転院して、その間もずっとオンライン面会だけ。
リハビリ病棟に行ってからはおやつの差し入れ可能になったから、病院の受付で差し入れを渡すと、面会の時にはそれをもぐもぐしているので話にならなかった。
「お父さん、どのくらい歩けるの?」
「おいしいよ。甘いもの大好き」
「今、どのくらい歩けるのかって聞いているのよ」
「私は幸せだなあ。みんなが来てくれて、幸せだあ」
まったく何もわからない。
ケアマネも、病院からの話を聞くだけでケアプランを作らなくてはならなかったそうだ。
退院時の説明も、ほとんどなかった。
どこの病院も、コロナの時期に退職者が多かったらしいから、人数がギリギリなのかもしれない。
タクシーで帰ったから、不自由はなかった。
だけど、どのくらい歩けるのか。
午後は、ケアプランの確認のため、ケアマネが関係者を連れてくるとのことだった。
なんと、10人近く来た。
ケアマネのほか、理学療法士とか、デイサービスの責任者とか、福祉用具とか、看護師とか。
説明を聞き、サインをし、父の状態を見、ベッドの横が畳で滑るからとカーペットを敷き、そのうち皆次の仕事があるからと出ていき、説明が終わらなかったので私は来週も実家に行く。
今日は初めてのデイケアに行くとのことだったので、母に電話をした。
私の仕事も忙しくてなかなかつながらず、結局夜になってからやっと話せた。
父はデイケアですべてのプログラムに参加し、病院では入れなかった風呂を堪能したらしい(新しいこのデイは入浴に時間を取ってくれるらしい。のぼせなければ、本人が満足する迄入っていていいのだそうだ)。満足して帰ってきたが、疲れたのか家に入ってすぐに転んでしまい、自力で起きられず、母も起こすことができなかったとのこと。
何とか畳の部屋までずっていき、そこで毛布をかけておいたところ、ちょうど福祉器具の人が来たのでベッドに座らせてもらったとのこと。
父は起き上がれないが、座った姿勢からは立ち上がったり歩いたりできるらしい。
そのあとは母のカレーを堪能し(病院では出ない)、甘みを要求し、コーヒーを入れようとしてコンロに向かうので母に怒られ、それdも懲りずに何とか動こうとしているらしい。
おかげさまで、退院できました。
今日は二人で駅前の床屋に行こうとして転び、母も起こすことができず、通りすがりの車の人に助けてもらったそうです。
そのあと久々の喫茶店を満喫したようです。