重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2021/11/08 23:54:03
今週末の重賞はエリザベス女王杯、武蔵野S、福島記念、デイリー杯2歳Sの4つ。先週ほどやないけど多いね。
【エリザベス女王杯】例年は京都外回り2200やけど去年に続いて阪神内回り2200での開催。阪神内2200はホームストレッチを目一杯使っての先行争いになるのでテンはそこそこ速くなりやすい。そこから角度のきつい1~2コーナー地点で緩んでその後は殆ど緩まずロンスパ戦になる傾向が強いコース。同コースの宝塚記念も4~5F目に緩みがあってラスト5~6Fのロンスパが基本形。去年のエリザベス女王杯はかなりの高速馬場やったけど今年はそこそこ時計は掛かってるしコース使用6週目。宝塚同様差しも充分決まると見て良いのでは。血統的には去年は上位3頭が展開関係なく能力が抜けてた印象であんまり参考になりそうもない。宝塚は重厚な欧州スタミナ血統が入ってる馬が優勢。
レイパパレは番手で運ぶと掛かるってのもあるんやろうけど、2200ではラスト1F明確に失速するんやから適距離は2000までと考えるのが自然。今回ルメール騎乗やし逃げる競馬なら折り合える可能性はあるものの(まぁ、ルメールに逃げのイメージは希薄ですが)人気で本命にするのは違うよなと。アカイトリノムスメは総合力で勝負する馬で大崩れするタイプではないけど逆に言えばこういう条件なら格上相手でも一発あると思わせるようなタイプではないということ。ロンスパ戦の経験となると勝った秋華賞になるんかな。ただこのレースは前半遅かった割にラスト2Fの失速幅が大きくてレベル自体に疑問が残る。ロンスパ能力の裏付けとしてはちょっと弱い。ウインマリリンは東京でも勝ってるけど速い脚を使える馬やないから本質的には小回り急坂コース向き。適性では今回のメンバーでは1番かなと。ただ気になるのは1週前追い切りで併走相手に遅れたことと陣営から脚元を気にするようなコメントが出てること。最終追い切りはしっかりチェックしたい。穴っぽい所ではまずランブリングアレー。前走は1枠の馬が1.2着やったように内有利なレースで立ち回りの差。到底合うとは思えへんスローのヴィクトリアMで好走したようにかなり力をつけてるのは間違いないし母系にサドラーやロベルトが入ることからもタフさが求められるレースは悪くないはず。あとはソフトフルート。秋華賞でも本命にしたけどその時評価したのがロンスパ性能の高さ。基本後ろからの競馬になるから取りこぼしも多いけど外差しが決まる馬場なら好走の可能性は充分あるはず。馬場は良馬場の方が良いタイプ。最後にクラヴェルとムジカ。どっちも差し遅れは多いけど差し有利なレースになるならこういうタイプは怖い。