Nicotto Town


ウイルス戦争 神は死んだ


AIが小説を作ってくれる?

https://i.gzn.jp/img/2021/10/28/ai-novelist/s08.png

恐らく決まったパターンの小説のストーリーの中から適当に選んで文章を一部変えただけ、という内容だろうと推測される。
吾輩は猫である、という夏目漱石みたいな出だしで書き出された文章をつなぐ形で小説が自動生成。

いくら何でも猫が主人公では都合が悪いと思ったのかAIは早速、主人公の猫を交通事故で死んだ事にして異世界に転生させた。
そこでは主人公は冒険者になっており、毎日の生活費を稼ぐためにギルドで仕事を探す。
するとペットを探して下さい系の安い依頼しかなかったので、そんな報酬で生活できるかと主人公が憤慨していると、女が声をかけてきて一緒にペット探しの依頼を受けて下さい、と言うのだった。

という感じの出だしだが、AIが作ったというより過去にあった小説の文章を一部変えただけの小説が生成された ように思う。
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https://ai-novel.com/

夏野は探偵事務所を営んではや3年になるが、ロンドンの街は思いのほか平和で、物騒な事件には縁がなかった。
それでも、この半年ほど、夜中に出歩くと何度か危ない目に遭っていて、助手のティムには「ボディーガードをつけろ」と散々怒られたのだが、それも仕方がないと思うことにしている。
実際、こうして一人で歩いているだけでも、何度も声をかけられたのだ。
そのたびにうまく逃げてはきたが、やはり不安になる。日本ならまだしも、こちらでは東洋人というのは目立つらしい。
「それで、トラファルガー広場で殺人があったと?」
いつものデスクでまずい紅茶を飲みながら、夏野はティムにたずねた。
「正確には殺人事件だとも言えないけどね。まあ、強盗か何かだろうと思ってたら、死体があってびっくりって感じかな」
「驚いたよ、まったく。――ああ、そうだ、悪いんだけど、ちょっと留守番しててくれないか? これ、頼んどいた件の調査資料だからさ」
そう言ってカップを置く。最近、ロンドンに来てからできた友人がいる。これがなかなかどうして使える男なのだ。
特に犯罪捜査に関してはエキスパートと言ってもいいぐらいだった。
「ああ、分かった」
「頼むわ」
軽く笑って、夏野は席を離れた。
オフィスを出て廊下を渡り、住居の方へと歩いていく。途中でふと思いついて足を止め、窓から外を眺めた。
陽射しが強い。街路樹の葉陰がなければ、眩しくて目を開けていることすら難しいだろう。
ふっと視線を動かしたときだ。歩道の向こう側にある建物の一階の窓辺に影を見たような気がした。
「…………ん?」
立ち止まって首を傾げる。もう一度振り返ると、今度は何もなかったかのように静まり返っていた。
気のせいだろうか。それにしても、あの辺りは確か空き家になっているはずなのに。
夏野は再び歩き出した。

「ロンドンの日本人探偵」という小説を勝手に書かせたが続きをAIが出力してこない。
AIは元の小説を適当に改造した文章を出力する機能しかないように思う。
こんな文章を何度生成させてもシャーロック・ホームズみたいな傑作は生まれないだろう。

大体からして小説家を目指して作品を書いている者は無数にいる。
AIが自動生成した小説が面白い何かを生み出す可能性より適当な新人が傑作を書く確率のほうが希望は持てる。




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