かえるごようじん
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/10/17 22:23:55
30冊目の洋書。イギリスの絵本。
”Beware of the Frog ” by William Bee(ウィリアム・ビー)
Amazon.co.jpを何気に眺めていたら、表紙のかえると目が合ってしまいました。
まったく、イギリス人って・・・、と思ってしまう絵本です。
子供の絵本なのに、ブラックです。
恐ろしい森のはずれの花に囲まれた古い家に住んでいるのは、sweet little old lady、Mrs.Collywobbles。
(Collywobblesを辞書で引くと、腹鳴り・腹痛と出てくるんですが、そんなすごい名前なんでしょうか?)
玄関の扉の前には、一匹のかえる(her little pet frog)が番犬のようにMrs.Collywobblesを守っています。
家の前には「BEWARE OF THE FROG」の表示が出ていますが、皆、かえるなので油断してしまいます。
ゴブリン、トロール、オーガ、恐ろしい森から次々にやってくる魔物をやっつけたかえるに、
Mrs.Collywobblesがお礼のlittle kissを。すると・・・!
その時点で、ブラックなおとぎばなしなんですが、さらに続きが。
シニカルというより、ホラー。
イラストは、とてもカラフルで、暗さは微塵もありません。
恐ろしい森もちっとも恐ろしくなくて、おしゃれでポップです。
表紙と裏表紙が対になってます。
かえるに脅されての購入でしたが、かなり気に入ったかも(笑)
邦訳はないだろうと思ながらいちおう探してみたらあったので、ちょっとびっくりしました。
日本版は、セーラー出版から「かえるごようじん」たなかなおと訳
>かすみサマ かえるは、あまり可愛くないかも…(笑)
>楓サマ 偶然本屋でかえるに出会うかもしれませんよ~。
そんな凄そうには見えないw
amazonの日本語版のレビューにネタバレ的なことが書いてあるので注意
献辞も意味深なのかな・・・?
洋書も30冊目になったんですね。
それにしても物凄いカエルです(汗)