Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


田舎から栗が送られて来た

両手で救えるほど
茹でてみた
ほっこりとしておいしい
あの頃は二人で食べた


栗は田舎の匂いがする
もう何年も帰っていない
でもこうして送られてくる
感謝しなければならないか
差出人には母の名が


何度帰ろうと思ったことか
あなたと別れて辛かった日々
拠り所になるのではないか
迎え入れてはくれないか
その度に首を横に振った


あなたと分かれて一年
時間は空気のようにすぎていった
仕事にも行かねくちゃいけない
時間潰しには何もない
毎日かが悲しかった


今頃あなたはどうしているだろう
風の噂などあてにはならない
あんなに愛したあなただから
今も涙がとまらない
だめだと想っていても


あなたにも栗を送ろう
硬い殻に包まれた黄色の実
実を守ろうとしてイガが鋭い
私も殻から出ないといけない
もう一つの愛を抱きしめるために

アバター
2021/09/29 12:36
セカンドさん
ロマンチックな詩ですね。今夜はコーヒーを。
紅茶に変えたのは何故だろう。
ケーキが2つになること、美しい出会いが待っているかもしれませんね。
アバター
2021/09/29 11:16
モンブランを眺めている
テーブルの上に一つだけの・・・

わたしはいつもの紅茶ではなく
今日はコーヒーを入れた

芳醇なワインを味合うように
口の中でクリームを溶かしていく

秋の香りがする
それはあなたの香りだ

コーヒーを含む
それはあなたの好きなマンデリン

部屋いっぱいにあなたが広がっていく
わたし一人だけの部屋に

次にコーヒーを飲むのはいつかな
やはりわたしは紅茶が好き

窓の外には色づく街が見える
来年にはケーキがまた二つになるかな

わたしは窓を開け
部屋いっぱいの香りを外へと逃がした




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.