【神戸新聞杯】例年は阪神２４００のレースやけど去年に続いて中京２２００での開催。中京２２００は前半は直線の急坂、その後も向正面の途中まで上りメインで残り１１００辺りから下り、最後の直線でまた急坂とアップダウンの激しいタフなコース。基本的には前半スローからのロンスパ戦になりやすく、差しは決まりやすい条件。トップスピードやギアチェンジ力よりも末脚の持続力やスタミナが要求される。去年はミドルペースで流れて差し馬が上位に。血統的にはサンプルが少なすぎて難しいとこやけど去年は勝ったコントレイル以外は欧州の重厚な血を持った馬が上位を占めた。

まず人気になるであろうシャフリヤールとステラヴェローチェやけど適性的に似た部分はあって、５Fのロンスパ戦になったダービーで最後まで末脚を伸ばしてそれぞれ１，３着。ドスローからの３F瞬発力戦になった共同通信杯では３，５着に終わったことからも長く良い脚を使えるけどトップスピードやギアチェンジ力を求められると大して斬れるわけでもないヴィクティファルスにも先着されるということ。そういう意味では今回のコースは力を出しやすいとは言えるけど問題はこれといった逃げ先行馬が見当たらんこと。先週のローズSやないけどトライアルらしいドスローで仕掛け所も遅くなると取りこぼしはあるかなと。穴を狙うなら３F戦に強いタイプ、ということになるわけやけど斬れる脚を使えそうな馬がおらんのよねｗ（馬場適性はシャフリは高速馬場巧者でステラは少し時計がかかる方がベスト）キングストンボーイは上記の２頭が苦手条件やった共同通信杯で４着。ステラには先着したとはいえ１キロの斤量差はあったし、母系のスピード色が強くタフな条件でパフォーマンスを上げそうな感じもない。２着やった青葉賞も低レベル戦。勝ち切るイメージはないかな。その青葉賞に勝ったワンダフルタウンもスパッと斬れるタイプではないしね。欧州色の強い血統やからむしろズブズブの道悪馬場での消耗戦になってスタミナが求められるくらいの方が良いのでは。斬れるわけではないけど位置取りだけで決まるようなレースならバレークイーン牝系で母父シンボリクリスエスと中京に向きそうなイクスプロージョン、これもズブいけど前に行く脚はあるセファーラジエルあたりかな。まぁ、そんなレースになるとかなりの低レベル戦ではあるけども。