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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③   


こんばんは!13日(月)は九州と沖縄、北海道は雨で、

所により雷を伴う見込みです。その他の地域は晴れるでしょう。
台風14号は、14日(火)にかけて東シナ海を北上し、
16日(木)にかけて東シナ海でほとんど停滞する見込みです。
その後、台風は17日(金)にかけて対馬近海へ進み、
西日本へ接近する可能性があります。暖かく湿った空気の流れこみの
程度によっては17日頃にかけて西日本では大雨となる恐れがあります。

美しい
 ブナ林
生命が
 輝く季節
佐渡島を一望
 山頂の絶景

             佐渡島 巨樹と花々の山
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                金北山

〇副住職・トレッキングガイド 近藤慶太さん

*撮影:6月中旬

前回は金北山の頂上が見えた所で、小っちゃい小っちゃいお花があり、
それを見つけた所まででした。
今回はそのお花に紹介から始めます。

〇エゾノヨツバムグラ(白色のお花)

「エゾノヨツバムグラといいます」

花びらは1mm程、ほんとに小っちゃい。

「この時期見られるお花で多分一番小さいお花になりますねぇ。
 で、ここにもお花がありますよ」

え~、これ花なんですかぁ~?

〇ギンリョウソウ(白色のお花)

「ギンリョウソウという名前ですね。
 ユウレイタケって呼び方もするそうです」

(別名 ユウレイタケ)

ほんとお化けみたい。

「見たとおりこれは真っ白ですよねぇ。
 光合成をしてないから白いんですよね。
 草というよりは、え~、菌類に近い植物なので、
 まぁキノコとかそっちの方に近い、え~、生き物ですね」

夏を彩る花は他にも。
こちらはコケイラン。

〇コケイラン(白色のお花)

〇ウラジロヨウラク(赤紫色のお花)

鈴なりに花を咲かせるウラジロヨウラク。
仏像や仏壇に使われる瓔珞に似ていることに因んだ名前です。

〇瓔珞

「え~、佐渡は別名、花の島とも呼ばれてまして、
 おおよそ1500種以上といわれていますね」

〇花の島
 1500種以上の植物が自生

北緯38度線状に位置する佐渡島には北方型と南方型、
両方の植物が自生しています。
さらに種類が多い理由がもう一つ。

「この島は大型の動物が、え~、生息していないですね。
 熊ですとか鹿ですとか猪ですね、
 そういったものが生息していないので、食害がほとんど無いので
 春・夏・秋と色んな植物が楽しめるんですね」

いよいよ山頂へ。

「この階段登ると山頂ですよ」

〇金北山 山頂(1172m)

登り始めて4時間半

「はい、お疲れ様でした~。
 え~、金北山山頂1172m、え~、到着しました」

ありがとうございました。

〇金北山神社

「それからこちらが金北山神社になります。
 造営の時期は、え~、定かではないんですけれど、
 かなり古くからあったと聞いてます」

〇北山(ほくさん)

実は金北山は元々北山と呼ばれていました。
ところが江戸時代の始め、金山が開発されると、
頭の金の字が添えられ、金北山と呼ばれるようになったのです。

「やっぱり佐渡で一番高い山にある神社ですから、
 徳川の時代から大事にされていたようです」

「ではどうぞこちらをご覧ください」

うわっ、凄~い。

佐渡島の南側が一望出来ます。

〇飯豊山(いいでさん)

日本海の向こうには飯豊山。

〇越後三山

越後駒ケ岳 中ノ岳 八海山

そして越後三山。

〇北アルプス

さらに北アルプスの山並みも薄っすらと。

「この時期は雲にかかりやすい場所なんですけれど、
 こうやって見れるのは凄くラッキーなことですねぇ」

近藤さん、最後に是非案内したい場所があるとのこと。
一旦下山し、麓にある展望台へ。

〇トキのテラス
 (展望台)

「はい、着きましたよ~。
 見てください、この景色。
 中央に聳えるのが今登って来た金北山になりますね」

〇金北山

「実はですね、ここにお連れしたのはもう一つ理由があって、
 ここからとっても綺麗な色の夕焼けが見れるんです」

へぇ~。

「オレンジというかピンクというか、まぁ、混ざったような、
 え~、色合いですね。
 その色のことを、え~、島の人はトキ色というような、
 え~、いい方で現しますね」

トキ色?

「僕の子供の頃は、え~、トキが、え~、野生にいませんでしたから、
 なかなかトキを見るチャンスっていうのが無かったんですけれど」

〇近藤さん                母
 (当時15歳)             洋子さん

「まぁ、うちの母親が、え~、そういった色の夕焼けを見た時に、
 あれがトキ色だよっていう風に教えてもらいましたね」

佐渡の空を舞うトキ。

〇トキ色

羽の内側の赤みがかった色のことを島の人はトキ色と呼んでいます。

「ちょっと見てみてください。
 空がだんだんいい色になってきましたよ」

わぁ~、きっれ~~い、これがトキ色。

「やっぱり金北山と夕陽が良く合いますよね。
 とっても綺麗だと思います」

〇トレッキングガイド 近藤慶太さん

「金北山は人生って言っていいんですかね。
 序盤は優しいですけど、高みにの目指そうとすると、
 やっぱりきつくってかなり苦しいですけど、
 頂上にはそれなりのものがある。
 僕自身の気持ち、その時の気持ちによって、
 見方が全然変わってくるような、自分の心を映してくれるような
 そういった山ですかね」

森に聳える巨樹と咲き誇る花々。
佐渡島金北山の夏を満喫した山旅でした。

栗ヶ沢登山口からスタートをし、エゾアジサイを眺めながら歩き、
縦池の清水へ。とても勢いよく湧き出ている湧き水でした。
ここには沢蟹やヤマアカガエル、クロサンショウウオ等の
生き物が生息をしてとても自然が濃い地域に感じました。
そして再び登山道に戻り、天然杉が立ち並ぶ餅へ。
そしてブナの森を過ぎますと、だんだん急な登りに。
森を抜けますと神子岩という岩があり、真野湾の絶景や田園が。
その周辺には小さな花々が咲き誇り素敵なお花畑でした。
元々江戸時代前までは北山というお山の金北山。
佐渡島の中で一番高い山で本州の山々が見えたりした絶景の山でした。


アバター
2021/09/13 22:41
こんばんは!
はい、こちらの近藤慶太さんはそのとおりで二刀流ですね。
凄い体力ですよね。
アバター
2021/09/13 19:28
副住職とトレッキングガイド?
正に二刀流( *´艸`)




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