9/10 キラキラと4択
- カテゴリ:タウン
- 2021/09/10 02:09:49
仮想タウンでキラキラを集めました。
2021/09/10
集めた場所 | 個数 |
---|---|
神社広場 | 5 |
ニコット山 | 4 |
4択 「東大寺」
キラキラ 「神社広場」 御手水
「ニコット山」 左の道 奥の街灯
4択 奈良といえば? → 東大寺
こんな問題が!!!
奈良といえば??
そんなもの!!!
・日本の朝廷 発祥の地
・日本酒発祥の地
・日本で最初に豆腐ができた地(製造は伝わってきた)
・日本文化発祥の地(都が京都にいったことで職人も京都にいっちゃってなんか京都が『日本文化の中心どすえー』とか言ってるけど奈良からいったんだよ!)
などなどいっぱいあるのだが、今は「奈良県民より鹿と仏像が多いんだろ?」と言われる地だ・・・
そ・・そうね・・そうかもね。
奈良公園から徒歩でいける寺といえば東大寺と興福寺。
東大寺は言わずとしれた大仏さんがいる。
興福寺には有名な阿修羅像がいる。
しかし東大寺にいるのは大仏さんだけではない。
その門からして、運慶快慶の傑作、阿吽像がいるのだ。
しかし・・・東大寺に入っていく特に海外の観光客って見事にそれをスルーしていってくれてる。
大仏なんて所詮は江戸時代の復元物。
復元といっても、奈良時代のものの再現ではなく江戸時代によく作られていた形にしてしまった。
なので大仏さんのお顔は江戸時代の流行りの四角いものだ。
奈良時代はもっと面長の柔和な顔が多い。
奈良時代に作られたものは大仏さんの台座の一部にしか残っていない。
実はあの大仏。というか、東大寺。
何度も壊れている。
752年・・・大仏開眼
855年・・・地震により大仏頭部落下
1180年・・・平重衡の南都焼討(なんとやきうち)により東大寺、興福寺が焼かれ大半の伽藍が消失
1185年・・・源頼朝の協力で再建(その時に作られたのが阿吽像)
1567年・・・三好、松永の乱で東大寺の大半が焼失
1692年・・・再建
大仏は長く雨ざらしの状態であったし、頭部が落ちたままであったことも多かった。
その状態を憂いたお坊さんが始めたのが「勧進」だ。
1掴みの土でも、草でも信心するものが持ち寄り、それで再建をしてこそ仏教の本懐である、と。
これは仏像建築に携わった行基さんの信仰でもある・・・というか元々の仏教の教えだからな。
現在、坊主たちはお金持ちの檀家さんをいかにして集めるかを競いあってて嘆かわしいことこの上ない。
東大寺は大きな寺で、そこで修行している坊主も沢山いるのだが、割とダメダメなやつもい・・・いる・・汗
どうダメかはちょっと言えない!!!!
でも東大寺だけじゃないけどねぇ・・京都の寺たちもわりとひど・・・。
ま。。まぁいい。
そんなこんなで有名な東大寺ではあるし、でっかい仏像見るとよくぞこんなもの作ったと思うし、正倉院に残された大仏の開眼式で使った様々な品を見ると、更にその驚異の度合いは増す。
だってあの大きな寺の上から下まで何本もの装飾された布を垂らし、そこに何十個もの鈴をつけ、、、布は予備も沢山用意されていて、未使用のまま保管されたものも多い。
外がその有様なら、内側の装飾はもっとすごかった。
来賓客が座るための布も数多く残されている。
海外からの招待客も多く、僧に至っては参加しただけで1万人だ。
大仏に目を入れたのはインドから招かれた高層だ。
歌舞音曲も披露され、その時に使った衣装や面、楽器なども残されている。
毎年正倉院展にいってもう15年ぐらいになるだろうか?
それでもまだ見たことのないものが山程ある。
そこまでして作った寺も幾度も焼かれ、仏は朽ちて落ちるのだ。
諸行無常とはよくいったものだ。
それでも今は観光の目玉として頑張ってくれている。
法隆寺は奈良市内からかなり遠く外れなので修学旅行以外の個人観光客は少ないのだが(その横の中宮寺にいたってはガラガラだ。素晴らしい仏像あるのに~~あるのに~~~)奈良公園の真横、東大寺は満員御礼状態。
6月に聖徳太子展に行った時もコロナにもかかわらず多くの観光客で賑わっていた。
・・・いいのか。それで・・。
観光客がスルーするものが門の他にもある(さすがに日本人は阿吽像知ってるから見る人多いけどね。スルーする人も結構いたわー)。
東大寺法華堂(三月堂)だ。
東大寺ってかなり広くてその敷地内に様々な建物が点在している。正倉院もその1つだが、この法華堂はいくたびの東大寺の災禍にもかかわらず、一度も焼けずに奈良時代創建のまま残っている唯一の仏堂なのだ(仏堂ではないものは2,3ある)。
当然、中に安置されている仏像10体も奈良時代当時のままのものだ。
東大寺って大仏だけじゃないんだよ、と声を大にしていいたい!
仏像マニアだから言っているわけでは・・・ちょっとある!!
でもそこにある奈良時代の仏像と、門の鎌倉仏像最高峰の作品、そして江戸時代の大仏、と時代を越えて1つの寺にあるのもまた楽しいと思うのだ。
その特徴を見比べてみるのもまた一興ではないだろうか?
けど、そもそも一度も足を踏み入れたことがない県だっていっぱいあるもんね。
それを考えると、奈良県の観光パワーも高い方なのかな?
さすが日本文化発祥の地!
…ってことが忘れ去られててもやっぱり強い!
日出処の天子、聖地巡礼ツアーが楽しそう。
その時にはガイドしてね、つつきさん。